松田正隆書き下ろしによる劇場レパートリー作品の連続上演
ある海辺の町に 住まう人たち
松田は長らく京都で活動した後に拠点を東京へと移し、自身が主宰するマレビトの会での作品創作などを通して、演劇の 上演についての様々な試みを続けてきました。「シーサイドタウン」は、自身の故郷・長崎を思わせる「海辺の町」に生きる人々を描きつつ、物語を演劇として上演することの本質を考える取り組みでもありました。
ロームシアター京都の「レパートリーの創造」シリーズは、劇場で作品を創り、劇場で上演を行います。「シーサイドタウン」は、ロームシアター京都ノースホールで長期間の創作過程を過ごし、その場所で上演されました。リハーサルを通して俳優たちがノースホールに“住み成す”プロセスと、彼らが演じる劇世界の中の「海辺の町」の住人たちの〝暮らし〟の風景が、現実世界と劇世界のあいだで、多層的に折り重なり、わたしたちの目の前に立ち上がってくるものでした。
「シーサイドタウン」の続編ともいえる「文化センターの危機」は、「シーサイドタウン」に初演から出演する俳優6名に、新たにオーディションで選ばれた俳優1名を加えて演じられます。「海辺の町」を舞台とする二つの物語が、同じ場所で、同じ俳優たちによって演じられます。ぜひ両方の上演をご覧いただき、それぞれの物語をお楽しみいただくとともに、演劇をめぐる問いかけにも触れてください。
22日(水) | 23日(木・祝) | 24日(金) | 25日(土) |
26日(日) |
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13:00 |
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上映会〇 |
14:00 |
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「文化センターの危機」☆ |
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「シーサイドタウン」☆ |
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16:00 |
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「文化センターの危機」☆ |
18:30 |
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「シーサイドタウン」☆ |
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「文化センターの危機」★ |
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19:00 |
「文化センターの危機」 |
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「シーサイドタウン」 |
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公演・作品について
作・演出:松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表)
出演:生実慧、鈴鹿通儀、大門果央、田辺泰信、中川友香(「文化センターの危機」のみ)、深澤しほ、横田僚平
照明:藤原康弘・杉本奈月(N2 / 青年団)
音響:合田洋祐(ロームシアター京都)
演出助手・稽古場記録:福井裕孝
舞台監督:川村剛史(ロームシアター京都)
イラストレーション:カナイフユキ
宣伝美術:南 琢也
撮影:中谷利明
制作:齋藤 啓・木原里佳(以上、ロームシアター京都)
広報:松本花音・山形ゆき(以上、ロームシアター京都)
プログラムディレクター:小倉由佳子(ロームシアター京都)
あらすじ
「文化センターの危機」
文化センターの職員である吉村、辻井、中野の三人は不安な日々を送っていた。来年度から運営が民間に移行するのにともない、職員が解雇されると告げられていたからだ。そんな時、中野の大学時代の友人がイベントの下見で文化センターを訪れる。週末をキャンプで過ごすために職員たちは山に行き、焚き火をする。一方、コンビニでバイトをしている高校生の里岡は美術部顧問の教師、神長から、土曜の夜に流星群が見えると教えられ、心をときめかせる。港の岸壁では、密航者を監視する男が佇んでいる。冬の海辺の地方都市、その週末、三日間のスケッチ。
「シーサイドタウン」
この国の西の果て、海辺の町。一軒の空き家に一人の男(シンジ)が住みはじめる。シンジは東京で職をなくし行き場を失い、故郷に帰ってきた。荒廃していく地方の町では凡庸なるファシズムが横行し、シンジは戸惑いながらもその流れに馴染んでゆく。相変わらず地縁・血縁のしがらみも絡みつく。日々の生活の中で「何かの兆し」は常に現れ、起こるべくして起こった事件がシンジのもとに報告される。
プロフィール
チラシ
松田正隆 海辺の町 二部作チラシデータはこちら(PDF)
Spin-Off掲載記事・メディア掲載記事
・WEBマガジン「Spin-Off」にて稽古場記録、内野儀さん・鈴木理映子さん・山﨑健太さんに寄稿いただきました。
・京都新聞(WEB)松田正隆さんが京都で新作を上演へ 「文化センターの危機」で何を描くのか(2023/2/11掲載)
・早川書房「悲劇喜劇」2023年3月号 両作品戯曲掲載 詳細はこちら
※公演当日の会場販売も予定しております。
・ステージナタリー 何もない空間に“海辺の町”が立ち上がる、松田正隆「海辺の町 二部作」稽古中(2023/1/30掲載)
・ステージナタリー 松田正隆と玉田真也が“海辺の町 二部作”を語る 「文化センターの危機」「シーサイドタウン」の行間に満ちた可能性(2023/1/25掲載)
レパートリーの創造について
ロームシアター京都が、2017年度から取り組んでいるプログラムで、劇場のレパートリー演目として時代を超えて末永く上演されることを念頭に、公立劇場が主体的に作品製作に取り組む事業です。また、作品創造のプロセスを通じて、俳優、ドラマトゥルク、制作者等の専門家人材の育成や観客育成のための関連プログラムを企画し、レパートリーの創造から各地域における劇場文化をつくることを目指します。
これまでの「レパートリーの創造」
・木ノ下歌舞伎「心中天の網島―2017リクリエーション版―」(2017年10月)
・木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」(初演2019年2月、再演2020年10-11月)
・ジゼル・ヴィエンヌ エティエンヌ・ビドー=レイ 『ショールームダミーズ #4』(初演2020年2月、再演2021年11月)
・ロームシアター京都開館5周年記念事業 松田正隆作・演出「シーサイドタウン」(初演2021年1月)
・市原佐都子/Q「妖精の問題 デラックス」(初演2022年1月)
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関する対策、留意点
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関して、ロームシアター京都における対策、留意点をまとめています。必ずご一読ください。
新型コロナウイルス感染症対策に伴うお知らせ
企画製作:ロームシアター京都
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
協賛:京都信用金庫
令和4年度文化資源活用推進事業
後援:京都新聞
お問い合わせ
ロームシアター京都 チケットカウンター TEL:075-746-3201
チケット購入・予約
チケット料金
[「文化センターの危機」「シーサイドタウン」共通]全席自由
一般3,500 円、ユース(25 歳以下)2,000 円、18 歳以下1,000 円
2公演セット券:一般6,000 円、ユース(25 歳以下)3,500 円、18 歳以下1,500 円
※チケットは各公演ごとに必要です
※2公演セット券はロームシアター京都オンラインチケット、ロームシアター京都チケットカウンター、京都コンサートホールチケットカウンターのみ取扱。
先行発売日
2022年11月19日(土)
※フレンズ会員(オンライン会員)、Club 会員(京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制度)・京響友の会会員
一般発売日
2022年11月26日(土)
チケット取扱窓口
- ロームシアター京都オンラインチケット
- ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
- 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)]
- チケットぴあ
Pコード:516-046
※2作品共通通(セット券の取扱なし)
託児サービス
下記の申込要領をご確認の上、Eメールかお電話にてご予約ください。
委託先 :㈱ウィズグループ京都オフィス(全国保育サービス協会会員)
開催日時:①2023年2月23日(木・祝) 「文化センターの危機」13:00~終演15分後まで
②2023年2月23日(木・祝) 「シーサイドタウン」17:30~終演15分後まで
③2023年2月25日(土) 「シーサイドタウン」13:00~終演15分後まで
④2023年2月26日(日) 「文化センターの危機」15:00~終演15分後まで
申込締切:①、②2023年2月16日(木) ※電話受付は18:00まで
③2023年2月18日(土) ※電話受付は18:00まで
④2023年2月19日(日) ※電話受付は18:00まで
託児人数:託児スペースの関係上、お預かりできる人数に限りがあります。
定員になり次第、受付を終了させていただきますので、予めご了承ください。
対象年齢:3か月~就学前まで
料金:有料 1,000円(税込) /1公演/お子様1人あたり
※公演当日、託児会場にてお支払いください。
※キャンセルの場合は必ずご連絡をお願い致します。
※実施日1週間前を過ぎてのキャンセルの場合、ご利用料金が発生致しますので予めご了承下さい。
◆Eメール⇒メールアドレス:kyoto-office☆with-g.com(☆を@に変えてお送りください)
件名 ⇒
①、④2/23・26「文化センターの危機」ロームシアター京都 託児室希望
②、③2/23・25「シーサイドタウン」ロームシアター京都 託児室希望
本文 ⇒ 保護者様氏名(ふりがな)
緊急連絡先(携帯電話など)
お子さまのお名前(ふりがな)
性別・年齢(生年月日)
託児希望日時(上記、開催日時①~④のいずれかをご記入ください)
その他、アレルギーや健康状態など託児上の注意点
※お申込が完了しましたらメールにてご連絡差し上げます。数日お時間を頂戴する可能性もございますのでご了承ください。申込締切日までに返信メールが届かない場合は、お手数をお掛けしますが、お電話にてご連絡ください。
(お電話でのお問い合わせ:下記「◆お電話」に記載の番号にお願い致します)
◆お電話⇒0120-470-077(フリーダイヤル)または075-343-6787
上記と同内容をお尋ねします。
※電話受付時間:平日・土曜日 9:00~18:00
※集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点など、特に「アレルギーや医師からの診断事項等留意点、集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点」については、託児を行う上で重要となりますので、必ず事前にお知らせください。