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ロームシアター京都×京都市交響楽団 シアターオーケストラ・コンサート「Oblivion(オブリビオン)~失われた時間と音楽、そして新たな始まりのために」公演評
消えていた感情を呼び覚まし、忘却に抗う、シアトリカルに構築されたオーケストラの舞台空間
文:大西穣 編集:中本真生
by ROHM Theatre Kyoto
インタビュー:眞鍋隼介 文:松本花音
インタビュー・文:齋藤啓
インタビュー・文:長野夏織
インタビュー:木原里佳、松本花音(ロームシアター京都) 文:松本花音
聞き手・構成:春口滉平
文:下地 ローレンス吉孝 編集:春口滉平
文:春口滉平 編集:松本花音(ロームシアター京都)
文:村井理子 編集:春口滉平
「コロナが落ち着いたら」、「コロナ禍の状況を鑑みて」という言葉をこの2年間、苦渋の思いで何度も繰り返してきました。「コロナ禍」「三密」「ソーシャル・ディスタンス」という耳新しい言葉も、今では定着してしまいました。2021年度は、ラインアップテーマを「声」とし、停滞した舞台芸術活動を再開し、自分たちの「声」=表現を取り戻そうと、制限のある上演・創作環境のなかでも場をつくり出し、観客との関係をあきらめないアーティストたちとの協働によってプログラムを展開しました。しかし、オミクロン株の蔓延によって、再び、舞台芸術は多大な影響を受け、ロームシアター京都の公演も年明け以降中止が相次ぎました。マスクをつけて発する「声」がどこまで観客に届いたのかと振り返りつつ、2022年度を迎えます。
2022年度のラインアップテーマは「旅」です。言わずもがな移動の制限があったこの2年、人々は旅する自由を奪われました。しかし、旅の醍醐味はさまざまです。その計画や準備、道中にこそ楽しさがあるという人もいます。またこのコロナ禍で、私たちは近くの「当たり前」の日常の大切さ、そしてその中にも冒険があることを知りました。2022年度のテーマには、新しい出会いや発見、そこに行くまでの過程やリサーチ、そして何かを探求すること、チャレンジなど「旅」から想起するいろんな言葉や意味合いを含めています。ここから遠いどこかや未来について思いを馳せたり、古から伝わる技や鍛えられた身体に驚かせられたり、そして社会や平和について考え、そして自分自身を見つめる機会であったり…。国内外の新鋭からそのジャンルを代表するようなアーティストまで多彩なプログラムを通して、皆様をさまざまな「旅」に誘います。音楽・演劇・ダンスを灯りに、この困難な世界を旅してみませんか。
劇場の財産となる作品をプロデュースするシリーズ「レパートリーの創造」では、松田正隆による2021年1月に発表した『シーサイドタウン』と、その延長線上にある新作を二本続けて上演します。共に松田の故郷・長崎を彷彿とさせる海辺の地方都市を描きます。途絶えていた海外アーティストによる上演は、ギリシャ、チェコ、アメリカ、フランスなどから話題作がやってきます。待ちに待った瞬間が実現することを切に願います。音楽プログラムでは演出家 白井晃を迎えて、京都市交響楽団の更なる魅力を引き出すプログラムをはじめ、これからの「音楽」を考える機会を生み出します。2020・2021年度に中止となった公演の振替も並んでいます。おきなわの三地域からの貴重な演目群、『妖精の問題 デラックス』(レパートリーの創造 2022年1月発表)の記憶も新しい市原佐都子とスイスの劇場との共同製作等、満を持しての上演となります。そして、ラーニングやコミュニティプログラムの充実にも取組みます。
ある方がロームシアター京都の中庭、ローム・スクエアを「縁側」に例えてくださったことがあります。屋外などのオープンスペースでの企画は、ホールのなかで上演しているコンサートや公演をちらっと覗くような体験になると。今年2月に開催した「“いま”を考えるトークシリーズ Vol.18 」に登壇いただいた藤原辰史さん、小山田徹さんからは、公共の場には、雨や風、暑い日差しから身を守る「軒下」のようなアジール(避難所)の役割を担う場所が必要であるというお話がありました。約束をしインターホンを押して「玄関」から入る=チケットを購入して決まった時間に劇場に足を運ぶこともあれば、ふらっと「縁側」に立ち寄って中を覗き込む、何かを求めて「軒下」に駆け込む。この「縁側」と「軒下」の例えから、自主事業のラインアップや劇場を開かれた場にするためのヒントを得たように思いました。ここ京都に「劇場文化」をつくり、それをどっしりと根付かせ、そして新たな芽が息吹くように「玄関」、「縁側」、「軒下」…という入り口を増やし、拡げるように努めてまいります。ぜひ2022年度もロームシアター京都の活動にご注目いただけたら幸いです。
2022年3月
2022年度プログラムディレクター 小倉由佳子
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