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レパートリー作品とは

ロームシアター京都が、2017年度から取り組んでいるプログラムで、公立劇場が主体的に作品制作に取り組み、劇場のレパートリー演目として時代を超えて末長く上演されることを念頭にプロデュースしています。また、作品創造のプロセスを通じて、俳優、ドラマトゥルク、制作者等の専門家人材の育成や観客育成のための関連プログラムを企画し、レパートリーの創造から各地域における劇場文化を作ることを目指します。

松田正隆 作・演出
「シーサイドタウン」

長らく京都で活動した後、現在は東京を拠点にする松田正隆が、約10年ぶりに京都で自身の作・演出作品として創作した本作。自身が代表を務めるマレビトの会では、新しい演劇のつくり方を探求し、実験性の強い作品を発表してきた松田が、本作では自身の出身地である長崎を題材に、満を持して新作戯曲を書き下ろしました。
後進育成、若い世代との共同作業にも積極的に取り組む松田との共同創作では、出演者の公募/オーディションを通して、新たな才能との出会いを生み出しました。戯曲に立ち返りながら、マレビトの会で積み重ねた作劇方法を発展させ、「物語を上演すること」の本質に迫った作品です。

【あらすじ】
この国の西の果て、海辺の町。一軒の空き家に一人の男(シンジ)が住みはじめる。シンジは東京で職をなくし行き場を失い、故郷に帰ってきた。荒廃していく地方の町では凡庸なるファシズムが横行し、シンジは戸惑いながらもその流れに馴染んでゆく。相変わらず地縁・血縁のしがらみも絡みつく。日々の生活の中で「何かの兆し」は常に現れ、起こるべくして起こった事件が報告される。
  • 作・演出:
    松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表)
  • 企画製作:
    ロームシアター京都
2020年度初演
  • 出演:
    生実慧、鈴鹿通儀、大門果央、田辺泰信、深澤しほ、横田僚平
  • 照明:
    藤原康弘
  • 衣装:
    清川敦子(atm)
  • 演出助手:
    福井裕孝
  • 舞台監督:
    川村剛史(ロームシアター京都)
  • 記録:
    村川拓也、米倉伸
  • イラストレーション:
    カナイフユキ
  • 宣伝美術:
    南琢也
  • 撮影:
    中谷利明
  • 制作:
    齋藤啓・宮崎麻子(ロームシアター京都)
  • 京都芸術センター制作支援事業

京都公演
ロームシアター京都開館5周年記念公演
日程:2021年1月27日(水)~ 1月31日(日)
会場:ロームシアター京都 ノースホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/99920/
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市

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チラシ

パンフレット

2022年度再演
  • 出演:
    生実慧、鈴鹿通儀、大門果央、田辺泰信、深澤しほ、横田僚平
  • 照明:
    藤原康弘・杉本奈月(N2 / 青年団
  • 音響:
    合田洋祐(ロームシアター京都)
  • 演出助手・稽古場記録:
    福井裕孝
  • 舞台監督:
    川村剛史(ロームシアター京都)
  • イラストレーション:
    カナイフユキ
  • 宣伝美術:
    南 琢也
  • 撮影:
    中谷利明
  • 制作:
    齋藤 啓・木原里佳(ロームシアター京都)
  • 広報:
    松本花音・山形ゆき(ロームシアター京都)
  • プログラムディレクター:
    小倉由佳子(ロームシアター京都)

京都公演
日程:2023年2月23日(木・祝)~ 2月25日(土)
※同じ期間中に「文化センターの危機」も上演します。
会場:ロームシアター京都 ノースホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/71032/
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
協賛:京都信用金庫
令和4年度文化資源活用推進事業
後援:京都新聞

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チラシ

パンフレット

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