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レパートリー作品とは

ロームシアター京都が、2017年度から取り組んでいるプログラムで、公立劇場が主体的に作品制作に取り組み、劇場のレパートリー演目として時代を超えて末長く上演されることを念頭にプロデュースしています。また、作品創造のプロセスを通じて、俳優、ドラマトゥルク、制作者等の専門家人材の育成や観客育成のための関連プログラムを企画し、レパートリーの創造から各地域における劇場文化を作ることを目指します。

ジゼル・ヴィエンヌ、エティエンヌ・ビドー=レイ
「ショールームダミーズ #4」

自ら製作した人形を用い、美しくも不穏な予感に満ちた物語世界を構築する鬼才ジゼル・ヴィエンヌ。暴力や性をめぐるさまざまなタブーを取り上げつつ、生と死、欲望と破滅、秩序と荒廃といった両極の美学を探求するその作品は、アヴィニヨン演劇祭をはじめ世界各地の芸術祭や劇場で、議論を巻き起こしてきました。
ロームシアター京都のレパートリー作品として創作したのは、エティエンヌ・ビドー=レイとの共作で2001年に初演された『ショールームダミーズ』の最新版。マゾッホの小説『毛皮を着たヴィーナス』をモチーフにした本作は、マネキンとダンサーが共存する空間で、規範と欲望、快楽の関係を紐解こうとするもの。今回ははじめて出演者を女性に限定し、ステレオタイプの“男女”から離れた、より今日的な眼差しでアップデートを行いました。生命を持たない“あるがまま”のマネキンに対し、社会の中で互いに関係することを求められる“生身”の人間たち。彼女らが舞台上で繰り広げる物語は、観る者を思わぬ深淵へと誘います。
  • 演出・振付・舞台美術:
    ジゼル・ヴィエンヌ、エティエンヌ・ビドー=レイ
  • 企画製作:
    ロームシアター京都
2019年度初演
  • 出演:
    朝倉千恵子*、大石紗基子、高瀬瑶子*、花島令*、藤田彩佳*、堀内恵*
    (*オーディション選抜メンバー)
  • 音楽:
    ピーター・レーバーグ
  • 照明:
    アルノー・ラヴィッセ/パトリック・リウー
  • 振付・演出アシスタント:
    仁田晶凱、ヌリア・ギウ・サガッラ、テオ・リブジー
  • 音響:
    瀧口翔
  • 衣装スタイリスト:
    Ryang
  • 宣伝写真:
    金成基、松見拓也
  • 舞台監督:
    川村剛史(ロームシアター京都)
  • 制作:
    長野夏織・齋藤啓・寺田貴美子(ロームシアター京都)、川崎陽子

京都公演
日程:2020年2月8日(土)~ 2月9日(日)
会場:ロームシアター京都 サウスホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/54261/
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
協賛:京都信用金庫
助成:2019年度 日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:ホテル アンテルーム京都

パリ公演(フェスティバル・ドートンヌ2021)
日程:2021年11月11日(木)~ 11月14日(日)※現地時間
会場:ポンピドゥー・センター(フランス・パリ)
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/66571/
https://www.festival-automne.com/en/edition-2021/gisele-viennebretienne-bideau-rey-showroomdummies4
創作支援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
主催:フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ(フランス)
施設協力:ヴィラ九条山(ジゼル・ヴィエンヌ、2007年度レジデント)、アンスティチュ・フランセ関西、京都芸術センター

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チラシ

パンフレット

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