・本公演の客席には靴をぬいでご入場いただく予定です。
・上演時間は約130分になります。チラシで90分(予定)とご案内しておりましたが変更になりましたので、ご了承ください。
直近の岸田戯曲賞を受賞し、注目を集める新世代の劇作家・演出家、市原佐都子。
代表作のひとつ「妖精の問題」を、京都で新たなメンバーとともに、“デラックス”版として上演します。
「妖精の問題」は2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件をきっかけに創作されたもので、社会においてタブーとされていることを真正面から取り扱った作品です。自虐や偏見に満ち溢れた世界をコミカルに描きながら、観客を捉えて離さない強烈なメッセージが潜んでいます。
「妖精の問題 デラックス」では、初演で1人の俳優が演じた登場人物を、出演者公募/オーディションで選出された才能あふれる7人の俳優が演じます。また、ドラマトゥルク、音楽、舞台美術、衣裳、照明・・・と、多彩なスタッフを交え、パワーアップした“デラックス”版を生み出します。
新型コロナウイルス感染症拡大により、社会のゆがみが顕在化・深刻化するいま、あらためて市原の代表作に対峙すべく、公演だけでなく、多様な意見を交換する場を設けます。
開催日時・会場
2022年1月21日(金)~ 1月24日(月)
1月21日(金)19:00
1月22日(土)14:00 ☆/18:00 ★
1月23日(日)14:00 ☆
1月24日(月)14:00 ★/19:00
★アフタートークあり
登壇者:22日(土)18:00の回 市原佐都子・木村覚、24日(月)14:00の回 市原佐都子・額田大志
☆託児サービスあり。詳細は下欄「託児サービス」をご確認ください。
※開場時間:開演の30分前
※全ステージ、多言語字幕タブレット貸出あり。詳細は下欄「多言語タブレット貸出サービス」をご確認ください。
※本公演の客席には靴をぬいでご入場いただく予定です。
会場:ノースホール
上演時間:約130分 ※チラシで90分(予定)とご案内しておりましたが変更になりました。
公演・作品について
キャスト・スタッフ
作・演出:市原佐都子(Q)
出演:
[第一部]朝倉千恵子・筒井茄奈子
[第二部]大石英史・キキ花香
[第三部]廣川真菜美・富名腰拓哉・緑ファンタ
音楽:額田大志(東京塩麹/ヌトミック)
演奏:秋元修、石垣陽菜、高橋佑成、額田大志
舞台美術:dot architects
衣裳:南野詩恵
照明:魚森理恵
音響:稲荷森健
映像:小西小多郎
舞台監督:川村剛史(ロームシアター京都)
ドラマトゥルク:木村覚
演出助手:山田航大
制作助手:寺澤聖香
制作協力:山里真紀子(Q)
チラシデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
イラスト:狩野岳朗
企画製作:ロームシアター京都
京都芸術センター制作支援事業
あらすじ
一部「ブス」
作品世界でマイノリティとされる「ブス」の女学生二人。もうすぐ選挙が行われる。最近、存在感を増している「不自然撲滅党」候補者の政見放送を二人は見る。
二部「ゴキブリ」
ラーメン屋の近くに住む貧困夫婦は、家に生息する「ゴキブリ」に悩まされている。ある日、夫は大量の害虫駆除剤を焚く。異常なゴキブリが発生する。妻は妊娠しており、不意にその煙を吸ってしまい…。
三部「マングルト」
自分自身の体内常在菌を利用して作る食べ物「マングルト」。その創始者である小室淑子の意思を引き継いだ礼子による「マングルト」についてのセミナー。
「妖精の問題」上演歴
2017年 こまばアゴラ劇場(東京)/初演
2018年 TPAM2018フリンジSTスポットセレクション STスポット(横浜)
2018年 KYOTO EXPERIMENT 2018公式プログラム京都芸術センター(京都)
2018年 Japan Playwrights Project 2018 Martin E. Segal Theater Center
2020年 オンライン版
2021年 中国にて上演記録のオンライン配信
インドネシアにて現地の俳優と創作したオンライン版の上演
「ソウル・マージナル・シアター・フェスティバル」で韓国の俳優による上演
プロフィール
© Flavio Karrer
市原佐都子Satoko Ichihara
劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督。1988年大阪府生まれ福岡県育ち。桜美林大学にて演劇を学び、2011年よりQ 始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2011年、戯曲『虫』にて第11回 AAF 戯曲賞受賞。2017年『毛美子不毛話』が第61回岸田國士戯曲賞最終候補となる。2019年に初の小説集『マミトの天使』を出版。同年『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演。同作にて第64回岸田國士戯曲賞受賞。公益財団法人セゾン文化財団セゾン・フェロー|アーティスト。
dot architects(ドットアーキテクツ)
建築家ユニット。2004 年設立。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家に関わらず様々な人との恊働を実践している。設計だけに留まらず、現場施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなど様々な企画にもかかわる。代表作はUmaki camp(2013、小豆島)、千鳥文化(2017、大阪)など。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、寺田英史、宮地敬子、池田藍、石田知弘の7名。2021年、第2回小嶋一浩賞を受賞。
レパートリーの創造」について
「レパートリーの創造」は、ロームシアター京都が、2017年度から取り組んでいるプログラムです。劇場のレパートリー演目として時代を超えて末永く上演されることを念頭に、公立劇場が主体的に作品製作に取り組みます。また、作品創造のプロセスを通じて、俳優、ドラマトゥルク、制作者等の専門家人材の育成や観客育成のための関連プログラムを企画し、レパートリーの創造から各地域における劇場文化をつくることを目指します。
これまでの「レパートリーの創造」
・木ノ下歌舞伎「心中天の網島―2017リクリエーション版―」(2017年10月)
・木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」(初演2019年2月、再演2020年10-11月)
・ジゼル・ヴィエンヌ エティエンヌ・ビドー=レイ 『ショールームダミーズ #4』(初演2020年2月、再演2021年11月)
・ロームシアター京都開館5周年記念事業 松田正隆作・演出「シーサイドタウン」(初演:2021年1月)
多言語タブレット貸出サービス
全回、日本語・英語に対応した多言語タブレットの貸出サービスがあります。
ご希望の方は「oubo@rohmtheatrekyoto.jp」まで、以下をご記入のうえお申込ください。
件名 ⇒ ロームシアター京都『妖精の問題 デラックス』多言語タブレット貸出希望
本文 ⇒ ①氏名(ふりがな)②鑑賞する公演日時 ③希望する言語(日本語または英語)④ご連絡先(携帯番号など)
締切:2022年1月19日(水)
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関する対策、留意点
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関して、ロームシアター京都における対策、留意点をまとめています。必ずご一読ください。
新型コロナウイルス感染症対策に伴うお知らせのページ
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
お問い合わせ
ロームシアター京都チケットカウンター TEL.075-746-3201
チケット購入・予約
チケット料金
全席自由一般3,500円、ユース(25歳以下)2,000円、18歳以下1,000円
※推奨年齢中学生以上、未就学児入場不可。
※「ユース」「18歳以下」は要証明書提示。
先行発売日
2021年10月16日(土)
※ロームシアター京都フレンズ会員(オンライン会員)、Club会員(京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制度)・京響友の会会員
一般発売日
2021年10月23日(土)
チケット取扱窓口
- ロームシアター京都オンラインチケット
- ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
- 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)]
- チケットぴあ
Pコード:508-799
- e+(イープラス)
託児サービス
下記の申込要領をご確認の上、Eメールかお電話にてご予約ください。
委託先 :㈱ウィズグループ京都オフィス(全国保育サービス協会会員)
開催日時:①2022年1月22日(土) 13:20~終演15分後まで。
②2022年1月23日(日) 13:20~終演15分後まで。
申込締切:①2022年1月15日(土) ※電話受付は18:00まで
②2022年1月16日(日) メール受付、2022年1月15日(土)18:00まで電話受付
託児人数:託児スペースの関係上、お預かりできる人数に限りがあります。
定員になり次第、受付を終了させていただきますので、予めご了承ください。
対象年齢:3か月~就学前まで
料金:有料 1,000円(税込) /1公演/お子様1人あたり
※公演当日、託児会場にてお支払いください。
※キャンセルの場合は必ずご連絡をお願い致します。
※ご利用料金については、キャンセルの場合も発生致します事、予めご了承下さい。
◆Eメール⇒メールアドレス:kyoto-office☆with-g.com(☆を@に変えてお送りください)
件名 ⇒ 1/22・1/23ロームシアター京都 託児室希望
本文 ⇒ 保護者様氏名(ふりがな)
緊急連絡先(携帯電話など)
お子さまのお名前(ふりがな)
性別・年齢(〇歳〇ヵ月まで記入ください)
希望託児時間(開催日時①②のいずれか)
その他、アレルギーや健康状態など託児上の注意点
◆お電話⇒0120-470-077(フリーダイヤル)または075-343-6787
上記と同内容をお尋ねします。
※集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点など、特に「アレルギーや医師からの診断事項等留意点、集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点」については、託児を行う上で重要となりますので、必ず事前にお知らせください。