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「金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima」
PROGRAM公演・イベント

自主事業

太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
「金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima」

2023年11月4日(土)~ 11月5日(日)

演劇メインホール
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  • 太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ) 「金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima」

    © Michèle Laurent

  • 太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ) 「金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima」

    © Michèle Laurent

京都賞受賞アーティスト、アリアーヌ・ムヌーシュキン率いる伝説の劇団「太陽劇団」(フランス)
コロナ禍の延期を経て、22年ぶり2度目の来日にして初の関西公演が実現!

創設59年目を迎えるフランスの太陽劇団は、演劇の可能性を広げる挑戦的な舞台で国際的評価の高い傑作を生み出し続けている世界有数の伝説的劇団のひとつです。ヒエラルキーを排した独特の劇団組織と方法論としての集団創作によって舞台芸術の創造を原理から捉え直し、古今東西の伝統芸能を参照することで舞台表現を革新し続けています。
太陽劇団の作品には、演出家であるアリアーヌ・ムヌーシュキンが若き日に心酔したという日本の能や歌舞伎、文楽の影響が垣間見えます。本作『金夢島 L’ÎLE D’OR』も、ムヌーシュキンが佐渡島を始め様々な場所で大きなインスピレーションを受け構想したもので、2019年京都賞受賞のために日本滞在した際の交流やリサーチを経て、コロナ禍の中でも日本の能楽師や演劇関係者とのワークショップが行われてきました。当初は2021年秋の来日公演が予定されていましたが、コロナ禍により中止を余儀なくされ、2年越しについに実現する運びとなりました。2021年11月に、パリにある劇団の本拠地「カルトゥーシュリ」で初演され、現地で話題を呼びました。22年ぶりの日本公演、そして初めてとなる関西での公演にぜひご注目ください。

開催日時・会場

2023年11月4日(土)~ 11月5日(日)

会場:メインホール

公演・作品について

作:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
演出:アリアーヌ・ムヌーシュキン(2019年京都賞受賞)
創作アソシエイト:エレーヌ・シクスー
音楽:ジャン=ジャック・ルメートル
出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)

あらすじ

病床に伏す年配の女性コルネリアが、ガランとした室内で目覚める。部屋の窓から見える風景は日本の浮世絵のようである。携帯電話の着信で目覚めた彼女は「いま、私は日本にいる」と話し、帰国を促す相手に、着いたばかりなので帰るつもりはないと抵抗する。しかし付き添いのガブリエルが電話を代わり、「コルネリアは日本にいると思い込んでいます」と相手に説明し、これは病人の幻覚だと説明する。コルネリアとガブリエルが狂言回しとなって、コルネリアが夢の中で見る、日本の架空の島「金夢島(かねむじま)」での出来事が舞台上で展開されていく。
金夢島の女性市長のヤマムラと、その補佐をするアンジュ、秘書のカイトウは、地域振興のため島での国際演劇祭を計画しており、世界各地の劇団が応募してきている。一方で、市長と対立するタカノやワタベといった男たちは、海千山千の弁護士ヒロカワに相談して市長から主導権を奪おうとしている。ヤマムラたちは島の伝統や自然を守っていきたい立場だが、タカノたちは、島のリゾート開発を目論む外国人資本家や建築家アマノと結託し、のどかな漁港を埋め立ててカジノ建設を企てていた。二つの思惑が交錯して、国際演劇祭の行方には暗雲が立ち込めていた……。

太陽劇団

©︎Pascal Gallepe

太陽劇団Théâtre du Soleil

太陽劇団は1964年にフランスで設立。“集団創作”という独自スタイルで知られ、パリ郊外のカルトゥーシュリ(弾薬庫跡)を拠点に活動している。70年に上演されたフランス革命を題材とした『1789』は斬新な演劇手法で、世界的注目を集めた。古典から仮面劇、現代の難民問題を扱った作品まで幅広いレパートリーを持つ。2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場)で待望の初来日を果たし、アジアの人形劇、特に日本の文楽のエッセンスを大胆に取り入れた表現が話題となった。

アリアーヌ・ムヌーシュキン

© Inamori Foundation

アリアーヌ・ムヌーシュキンAriane Mnouchkine

1939年パリ生まれ。ロシア人の映画プロデューサーを父に持ち、早くから文化的環境の中で育つ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成、これが後に太陽劇団へと発展する。64年の太陽劇団旗揚げの前年に日本を旅行し、この時の日本文化体験が、その後の演劇人生に大きな影響を及ぼしたといわれている。パリ郊外のカルトゥーシュリを拠点に独自の集団創作スタイルをとる太陽劇団だが、ムヌーシュキンのリーダーシップのもと古典から現代劇まで多数の話題作を生み出してきた。映画『1789年』、『モリエール』などムヌーシュキンによる監督作品もあるが、劇団舞台の映像化にも積極的である。一方で「エコール・ノマド」といったワークショップを各地で開き、若き演劇人の育成にも励んでいる。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞思想・芸術部門を受賞した。

関連企画

太陽劇団作品の上映会・トーク 10月29日(日)京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内)
太陽劇団による演技ワークショップ 11月1日(水)ロームシアター京都

新型コロナウイルス感染症の感染予防に関する対策、留意点

新型コロナウイルス感染症の感染予防に関して、ロームシアター京都における対策、留意点をまとめています。必ずご一読ください。
新型コロナウイルス感染症対策に伴うお知らせのページ

主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
共同招聘:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
共催:京都新聞
特別協賛:公益財団法人稲盛財団

他地域での公演

東京公演 10月20日(金)~26日(木) 東京芸術劇場 プレイハウス ※23日(月)休演

お問い合わせ

ロームシアター京都チケットカウンター  TEL:075-746-3201

チケット購入・予約

チケット料金

全席指定
S席8,000円、A席6,000円、ユース(25歳以下)4,000円、18歳以下無料

一般発売日

2023年7月15日(土)

チケット取扱窓口

  • ロームシアター京都オンラインチケット
  • ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
  • 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)]

観劇サポート

本公演では、お客様の観劇に際して以下のサポートのご用意をしております。ぜひご活用ください。
※お申込方法・期間については、決定次第こちらのページでご案内いたします。

■きこえない・きこえづらいお客様へ
<ヒアリングループ>
ヒアリングループをご利用いただけます。ヒアリングループとは、舞台付近で集音した音を送信機から専用受信機へ送ることで、舞台の音をクリアに聞くことができるシステムです。磁気コイル付補聴器・人工内耳を装用の方に、舞台音声を伝える機器をご用意しています。(補聴器をお持ちでない方には専用受信機の貸出あり)

車椅子でご来場のお客様へ
本公演では車椅子席のご用意がございます。座席位置・提供数に限りがございますので、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合もあわせてご相談下さい。
お申込・お問い合せ:ロームシアター京都チケットカウンター Tel. 075-746-3201

福祉専用駐車場、多目的トイレがご利用いただけます。また、車椅子のお貸出しも承っております。
お申込・お問い合せ:ロームシアター京都 Tel. 075-771-6051

託児サービス

小さなお子さまをお連れの方も安心してゆっくりと舞台をお楽しみいただけるよう、託児サービスを実施いたします。
※お申込方法・期間については、決定次第こちらのページでご案内いたします。
対象年齢:3か月~就学前
料金:有料 1,000円 /1公演/1人