SEARCH
JP / EN
TOP / Performances & Events / ROHM Theatre Kyoto Program

PROGRAM

ROHM Theatre Kyoto Program 2021 Lineup

ROHM Theatre Kyoto Program 2021 Lineup

2021年度のラインアップテーマは「声」です。これには、大きく2つの意味を持たせており、ひとつは《自分たちの「声」(=活動)を取りもどすこと》。そしてもうひとつは《声なき声に耳を傾けること》です。
自分たちの表現を追い求め、場をつくり出し、観客との関係をあきらめないアーティストたちとの協働によって、プログラムを展開していきます。
また、社会的弱者とされてきた人々のこれまで出せなかった「声なき声」に耳を傾け、想像し、共に思考する時間を持つことを、国内外の新鋭からそのジャンルを代表するような古豪アーティストまで、多彩なプログラムを通して提案していきます。

2021年度自主事業の
企画にあたって

ロームシアター京都は、2021年1月10日に開館5周年を迎えました。「人生のなかにいつもある劇場」をキャッチコピーに、さまざまな年代の皆様にご登場いただいた記念ポスターが、年始より京都の街なかに貼り出されました。そして、シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 Vol.4『雅楽 ~現代舞踊との出会い』を皮切りに、開館5周年記念事業を開催してまいりました。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で、感染拡大予防に努めながらの実施となりましたが、足を運んでくださった観客の方々の熱い拍手に励まされました。

このたび、大変厳しい年となった2020年度を経て、2021年度のロームシアター京都自主事業ラインアップを発表できることとなりました。

2021年度のラインアップテーマは「声」です。これには,大きく2つの意味を持たせており、ひとつは《自分たちの「声」(=活動)を取りもどすこと》。そしてもうひとつは《声なき声に耳を傾けること》です。

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大によって、舞台芸術は活動停止・縮小を余儀なくされました。舞台芸術の醍醐味と言える、集うこと、殊に声を出すことが制限されました。現在、感染予防対策が施されたうえで舞台芸術の再開が試みられていますが、海外アーティストの入国規制は続いており、2021年度も予断を許さない状況です。ロームシアター京都では、状況に応じた上演・創作環境のなかでも、自分たちの表現を追い求め、場をつくり出し、観客との関係をあきらめないアーティストたちとの協働によって、プログラムを展開していきます。また、ここ数年のBlack Lives Matterなどの高まりもあり、社会的弱者とされてきた人々のこれまで出せなかった「声なき声」に耳を傾け、想像し、共に思考する時間を持つことを、国内外の新鋭からそのジャンルを代表するようなアーティストまで、多彩なプログラムを通して提案していきます。とりわけ音楽事業では、ラインアップテーマ「声」そして「言葉」を象徴するプログラムが並び、朗読による言葉とオーケストラの出会いや声を表現手段とするパフォーマーが揃います。

ただ、残念ながら数年前より準備を進めていた、いくつかの企画は、この状況の中、苦渋の選択をし、発表前に中止・延期となったものもあることをお伝えしておきます。

また、ロームシアター京都では、2021年2月14日に実施したシンポジウム《劇場におけるハラスメントを考える「個人が尊重され、豊かな対話が生まれるために」》において、「ハラスメント防止ガイドライン~ロームシアター京都で過ごす全ての人のために~(案)」を発表しました。劇場WEBサイト上で、このガイドラインについてのご意見を募集し、それらを参考に、現在最終調整をしているところであります。頂戴しました多くのご意見を踏まえガイドラインの策定作業を進めておりますが、今後さらに専門家を交えての検討・調整を図りますため、当初の策定予定から延期とさせていただきます。公開まで今しばらくお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。
これは京都市の公共劇場として、誰もが尊重され、活発な意見交換や対話が行われる場づくりのための取組みのひとつです。

 自主事業のラインアップと劇場を開かれた場にするための試みを積み上げていくことで、ここ京都に「劇場文化」をつくり、それをどっしりと根付かせ、そして新たな芽が息吹くように引き続き努めてまいります。ぜひ2021年度もロームシアター京都の活動にご注目いただけたら幸いです。

2021年3月16日
2021年度プログラムディレクター 小倉由佳子

ROHM Theatre Kyoto Program 2021 Lineup: Six Categories

  • 1│New Productions

    ROHM Theatre Kyoto aspires to harness its role as a venue that not only hosts productions but also produces new ones in partnership with artists from Japan and beyond, in this way building up a body of work to serve as the theatre’s legacy.
  • 2│City of Kyoto Symphony Orchestra Program

    ROHM Theatre Kyoto is the second hall affiliated with the City of Kyoto Symphony Orchestra. The theatre strives to expand the appeal of the orchestra through not only presenting musical concerts but also collaborations with other types of events.
  • 3│Continuing the Traditional Performing Arts

    The theatre shares the appeal of traditional Japanese performing arts by introducing old forms of performance like buyo, noh, bunraku, and gagaku as well as local folk performances in unique ways.
  • 4│ROHM Theatre Kyoto Selection

    The theatre presents superb examples of the performing arts from Japan and beyond. It also supports the work of the next generation of talent and holds programs in partnership with various other Kyoto-based venues and organizations like Kyoto Experiment.
  • 5│Learning

    In addition to developing learning programs suitable for elementary, junior high, and high school students, the theatre conducts research and holds lectures on the performing arts, as such fulfilling its role as a place for creativity and practice.
  • 6│Community

    Through activities that take place outside the halls and programs closely tied to various lifestyles, the theatre aims to energize the local area and deepen its partnerships with other facilities and organizations in Kyoto’s Okazak i community.

ROHM Theatre Kyoto Program Archives

  • twitter
  • facebook