複雑化し、混迷する現代を「いかに生きるべきか」。その手掛かりを探り、ともに考えるための連続トークシリーズです。多様な角度から同時代の社会を知り、捉え直すためのトピックを挙げ、それにまつわるゲストを招きます。
第21回目は、2024年度にロームシアター京都・ノースホールで『ニッポン・イデオロギー』を上演し好評を博した“オル太”のメンバーであるメグ忍者氏(劇作家)とJang-Chi氏(演出家)、さらにメディア論研究者の桂英史氏をお迎えします。桂氏の都市論・モダニズム論のレクチャーを聞き、さらにオル太『ニッポン・イデオロギー』の上演映像の一部を見ながら作品についての理解を深め、さらには“ニッポン・イデオロギー”の「日本的なもの」について考察を深めていきます。
開催日時・会場
2024年3月20日(水)※春分の日で祝日
14:00開始(13:30開場)
会場:パークプラザ3階共通ロビー
公演・作品について
ゲスト
桂英史(メディア論研究者/東京藝術大学大学院映像研究科教授)
メグ忍者(オル太/アーティスト・劇作家)
Jang-Chi(オル太/アーティスト・演出家)
参加費
無料(事前申込優先)
※当日お席がある場合は申込無しでもご参加いただけます
申込方法
専用予約フォーム(こちら)あるいは FAX (075-746-3366)でお申し込みください。FAX には、参加希望日、お名前、参加人数、ご連絡先お電話番号をご記入ください。
申込開始日:2024年2月20日(火)
プロフィール
撮影:和田信太郎
桂 英史Eishi Katsura
1959年、長崎県生まれ。メディア論、芸術実践論、図書館情報学。東京藝術大学大学院映像研究科教授。図書館情報大学大学院修士課程修了。著書に『メディアエコロジー 端末市民のゆくえ』(2024)、『表現のエチカ 芸術の社会的な実践を考えるために』(2020)、『インタラクティヴ・マインド 近代図書館からコンピュータ・ネットワークへ』(新版、2002)、『人間交際術 コミュニティ・デザインのための情報学入門』(2001)、『司馬遼太郎をなぜ読むか』(1999)、『東京ディズニーランドの神話学』(1999)、『メディア論的思考 端末市民の連帯意識とその深層』(1996)、『図書館建築の図像学』(1994)、監訳にJ・キャンベル『世界の図書館 美しい知の遺産』(2014)などがある。
Jang-Chi
1983年生まれ、2010年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。2009年アーティスト集団「オル太」結成、作品や企画、プロジェクトにおけるディレクションを担う。オル太が参加した主な展覧会に、「青森EARTH2019:いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」(青森県立美術館、2019)釡山ビエンナーレ(韓国、2016)「内臓感覚—遠クテ近イ生ノ声」(金沢21世紀美術館、2014)など。主な公演に「ニッポン・イデオロギー」(YPAMディレクション2023、Bank ART Station、ロームシアター京都)、「生者のくに」(KAAT神奈川芸術劇場、BUoY、神戸アートビレッジセンター、2021)「超衆芸術スタンドプレー」(ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム”KIPPU”、2020)「Fake Bones」(Lilith Performance Studio、スウェーデン、2015)ソウル・マージナル・シアター・フェスティバル(韓国、2014年)など。2022年度よりセゾン文化財団フェローI。
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
令和5年度文化資源活用推進事業
お問い合わせ
ロームシアター京都 TEL.075-771-6051(代表)