ロームシアター京都では、時代を超えて末永く上演される劇場のレパートリー演目を製作することを念頭に、毎年度「レパートリーの創造」を実施しています。2019年度にこのシリーズとして製作され、翌年2月にロームシアター京都で初演された「ショールームダミーズ #4」は、フランス人アーティスト・ジゼル・ヴィエンヌとエティエンヌ・ビドー＝レイが、日本人出演者と共に創りあげた作品です。現在、「ショールームダミーズ #4」が、ヨーロッパでも最も重要な舞台芸術フェスティバルのひとつ、フランスのフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリからの招聘を受けており、今年11月にパリのポンピドゥー・センターで上演を予定しています。実現すれば、ロームシアター京都のレパートリー作品としては初の海外公演となり、作品創造に取り組む日本の公立劇場にとっても大きな一歩と言えます。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、内定しておりました海外での舞台芸術公演を支援する助成金が取り消しとなる見込みとなってしまいました。渡航する国の新型コロナウイルス感染状況が改善されることが条件としてあり、現時点ではその条件をクリアすることができないためです。
さらに、感染対策にかかる間接的・直接的な費用も増え、予算規模は当初の予定を超えて膨れ上がっているのが現状です。その中には、日本帰国後の隔離期間の補償など、これまでの海外公演では想定されえなかった経費も含まれます。
そこで今回、公演実現の資金を募るため、ロームシアター京都はクラウドファンディングに挑戦することにしました。この挑戦は、資金を集めることはもちろんのこと、活動に賛同してくださる方々の声を集める挑戦でもあります。ぜひご注目いただき、ご支援いただければ幸いです。
クラウドファンディングプロジェクトページはこちら（ReadyFor内）
「ロームシアター京都で創作したダンス作品のパリ公演にご支援を」
支援募集期間：2021年9月15日（水）17：00～10月6日（水）23：00
【クラウドファンディング実施概要】
■目標金額：200万円
■実施方法：ReadyFor が運営するクラウドファンディングサービスを利用
■期間：2021年9月15日（水）17：00～10月6日（水）23：00
■形態：「All or Nothing」型＝最終的に集まった金額が目標額に達しない場合、支援を受取ることが出来ません。
「寄付型」＝受け取り者である公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団への寄付金とみなされ、支援者は控除を受けることが出来ます。（個人、法人とも）。
■支援コース：5,000円、1万円、3万円、5万円、10万円、30万円の6コース（複数口可）
コースごとに、以下のような特典を設けています。
・ロームシアター京都ウェブサイト内公演ページへのご芳名掲載
・お礼メッセージ（公演写真付き）
・報告会へのご招待
・パリ公演パンフレット
・フェスティバル・パンフレット
・フェスティバル公式グッズ（非売品）
・ロームシアター京都特別ガイドツアー
【フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ 公演詳細】
日程：2021年11月11日（木）～11月14日（日）
会場：ポンピドゥー・センター（フランス・パリ）
演出・振付・舞台美術｜ジゼル・ヴィエンヌ、エティエンヌ・ビドー＝レイ
出演｜朝倉千恵子、大石紗基子、高瀬瑶子、花島令、藤田彩佳、堀内恵
音楽｜ピーター・レ―バーグ
照明｜アルノー・ラヴィッセ、パトリック・リウ―
振付・演出アシスタント｜仁田晶凱
フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ 公式サイト
