振替を希望されるお客様は、ロームシアター京都 TEL:075-771-6051までご連絡ください。
幽霊が移民する!?見えないもの、見えなくなってしまったもの、見たかったものについて語る“怪談”―――あなたが今いる場所と時間は、「見えない隣人」によって揺さぶられる!
開催日時・会場
2023年1月28日(土)~ 1月29日(日)
28日(土)14:00★/19:00☆
29日(日)14:00
(受付開始は開演の1時間前、開場は30分前)
★託児あり。下欄「託児サービス」をご覧ください。
☆アフタートークあり
28日(土)14:00公演/29日(日)14:00公演のチケットをお持ちのお客様もご参加いただけます。公演終了後順次ご案内いたしますので、チケットをお持ちのうえ会場までお越しください。
※アフタートークでの英語/スペイン語字幕・通訳はありません。
会場:ノースホール
上演時間:約100分
公演・作品について
作・演出:神里雄大
出演:上門みき、大村わたる、ビアトリス・サノ、松井周
プロフィール
神里雄大Yudai Kamisato
1982年生まれ。劇作家、舞台演出家。越境する人や文化をテーマに、自身の経験も交えた作品を創作する。2006年、『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ・ピカソ)で利賀演出家コンクール最優秀演出家賞受賞。2018年、『バルパライソの長い坂をくだる話』で第62回岸田國士戯曲賞受賞。国内外の舞台芸術フェスティバルへ招聘多数。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員として2016年10月から2017年8月までアルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在。著書に戯曲集『バルパライソの長い坂をくだる話』(2018年、白水社)、『越えていく人̶̶南米、日系の若者たちをたずねて』(2021年、亜紀書房)。セゾン文化財団2022年度セゾン・フェロー II。
あらすじ
同窓会があるからと集った3人。焼酎のルーツを求めてタイに渡り、そこで出会った女に魅せられた話をする者、遠くの地に移住した人たちの物語を話す者、沖縄の幽霊に幽霊について語り出す者。酒、年金、お祭り、戦争、未来、死、バーベキュー、前世、話は多岐に渡り・・・どうも3人の会話は噛み合わない。それどころか、どうやらお互いに見えているのか、見えていないのかさえ怪しい。
頭上に輝くのは満天の星空か爆弾の光かーー、彼らの語りから見えてくるものとは?
アーティストコメント
見えない隣人──幽霊や妖怪は日常に潜んでいる。わたしたちの隣人と言ってもいい。存在するかしないか、そんな議論は不要だ。見える人にしか見えない存在。見たくない人は見えない、とも言い換えることができる。ちなみにわたしは見たことはないが見たい。見えないものがいたっていい。そういう「見えない隣人」が、もしも国や地域を飛び越えたらどうなるだろう? と考えたのが今作の構想のきっかけだ。戦争や地震などのあとには、幽霊の目撃談が増えるらしい。死者を思うことが、幽霊の誕生につながる。だとすれば、その存在はわたしたちの生活にとってなくてはならないもののようである。なお、イミグレは英語で移民を意味するイミグレーションから採っているが、出入国管理のことでもある。見えないのは隣人なのか、あるいはその存在を受け入れたくない側の人間か。時が経ち、幽霊の誕生理由が忘れ去られてしまったころ、幽霊は出自不明の妖怪になるんじゃないか、そんなことも考えている。
神里雄大
アフタートーク
1/28(土)19:00回終演後、アフタートークを開催いたします。
登壇者:神里雄大、畑中 章宏
プロフィール:
畑中 章宏 / Akihirro Hatanaka
民間信仰・災害伝承から最新流行の風俗まで幅広い対象に取り組む。著書に『災害と妖怪』『忘れられた日本憲法』(ともに亜紀書房)、『天災と日本人』『廃仏毀釈』(ともにちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『五輪と万博』『医療民俗学序説』(ともに春秋社)、『日本疫病図説』(笠間書院)ほか多数
https://twitter.com/akirevolution
※28日(土)14:00公演/29日(日)14:00公演のチケットをお持ちのお客様もご参加いただけます。公演終了後順次ご案内いたしますので、チケットをお持ちのうえ会場までお越しください。
※アフタートークでの英語/スペイン語字幕・通訳はありません。
沖縄公演観劇コメント
くだかまり(ナレーター、ラジオパーソナリティ)
私は、幽霊を見たりするタイプなんです。でも幽霊と人間の違いがわからない。この作品の登場人物はまさにそんな感じなんです。あれ、何かおかしい。人?幽霊?どっちなんだろうというような存在。
心に残っているシーンがいっぱいあります。明日なのか、1ヶ月後なのか、来年なのか…あのときの登場人物はこれだったのではないか、と思い出すかもしれません。これからが楽しみです。
ジャンカルロス・タバグア(ペルー生まれ沖縄県系三世)
マコさんの「肉体よりも、骨よりも、何を見てきたか、っていうことだよ。」というセリフがすごく刺さっています。ペルーに関しては日本からの移民が始まって100年余りが経ち、世界に移民の種がばらまかれ、現在では私のように3世や4世、という枝葉になりました。現在を考えるうえで、色んな物事を長い目でみたり、多角的な目線でみる、目って大事。だからこそ、こういった歴史を啓発する作品が大事だと思っています。
イシカワ(レコード店 ボンボヤージ)
演劇を見たのは生まれて初めて。正直なところどう捉えていいのか全然わからなくて、笑っていいのかどうか、怖がっていいのかどうか、というのも分からなくて。うまく受け止めきれているのかな、というのが心残り。自分は那覇出身だけど、自分の存在というのも、沖縄で生まれて那覇で育ったというのも、どうなのかな、と疑い深くなりました。もうちょっとしてからまた見たいなという思いがあります。
平岡あみ(那覇文化芸術劇場なはーと)
私は地縁や血縁がない環境で生まれ育ったので、気楽でもあるけど、沖縄に来てからコンプレックスに感じていました。最後のマコさんのセリフに「あなたはこれからなのかもしれないね。あなたには歴史と呼べるものがないのかもしれない」とあり、それが心に刺さっています。私もいま全部を忘れてここにいるだけなのかな、忘れて今後も新しい自分を築いていけばいいのかな、という気持ちになりました。
上演言語
日本語上演・英語/スペイン語字幕あり。
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関する対策、留意点
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関して、ロームシアター京都における対策、留意点をまとめています。必ずご一読ください。
新型コロナウイルス感染症対策に伴うお知らせのページ
チラシ
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主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市、公益社団法人全国公立文化施設協会
製作:岡崎藝術座
共同製作:那覇文化芸術劇場なはーと
企画制作:一般社団法人ベンチ
文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)
特設サイト
お問い合わせ
ロームシアター京都 チケットカウンター TEL.075-746-3201
チケット購入・予約
チケット料金
全席自由一般3,500円、ユース(25歳以下)2,000円、18歳以下1,000円
※当日券は500円増、未就学児入場不可
※ユース、18歳以下チケットをご購入の方は、公演当日、年齢が確認できる証明書のご提示が必要です。
先行発売日
2022年10月4日(火)
※フレンズ会員(オンライン会員)、Club 会員(京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制度)・京響友の会会員
一般発売日
2022年10月8日(土)
チケット取扱窓口
- ロームシアター京都オンラインチケット
- ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
- 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)]
- チケットぴあ
Pコード:515-142
託児サービス
下記の申込要領をご確認の上、Eメールかお電話にてご予約ください。
委託先 :㈱ウィズグループ京都オフィス(全国保育サービス協会会員)
開催日時:2023年1月28日(土) 13:15~終演15分後まで。
申込締切:2023年1月21日(土) ※電話受付は18:00まで
託児人数:託児スペースの関係上、お預かりできる人数に限りがあります。
定員になり次第、受付を終了させていただきますので、予めご了承ください。
対象年齢:3か月~就学前まで
料金:有料 1,000円(税込) /1公演/お子様1人あたり
※公演当日、託児会場にてお支払いください。
※キャンセルの場合は必ずご連絡をお願い致します。
※実施日1週間前を過ぎてのキャンセルの場合、ご利用料金が発生致しますので予めご了承下さい。
◆Eメール⇒メールアドレス:kyoto-office☆with-g.com(☆を@に変えてお送りください)
件名 ⇒1/28 ロームシアター京都 託児室希望
本文 ⇒ 保護者様氏名(ふりがな)
緊急連絡先(携帯電話など)
お子さまのお名前(ふりがな)
性別・年齢(生年月日)
その他、アレルギーや健康状態など託児上の注意点
※お申込が完了しましたらメールにてご連絡差し上げます。数日お時間を頂戴する可能性もございますのでご了承ください。申込締切日までに返信メールが届かない場合は、お手数をお掛けしますが、お電話にてご連絡ください。
(お電話でのお問い合わせ:下記「◆お電話」に記載の番号にお願い致します)
◆お電話⇒0120-470-077(フリーダイヤル)または075-343-6787
上記と同内容をお尋ねします。
※電話受付時間:平日・土曜日 9:00~18:00
※集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点など、特に「アレルギーや医師からの診断事項等留意点、集団保育でお過ごしになる際のお子様のご様子で気になる点」については、託児を行う上で重要となりますので、必ず事前にお知らせください。