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帝国のまなざし:「人間の展示」と博覧会
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終了

「いま」を考えるトークシリーズ Vol.6
帝国のまなざし:「人間の展示」と博覧会

2018年12月8日(土)

パークプラザ3階共通ロビー
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2018年10月26日更新|開催日時とゲストが決定しました
  • 「いま」を考えるトークシリーズ Vol.6帝国のまなざし:「人間の展示」と博覧会

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日本では、西洋技術の紹介や国内産業の発展を目的として1877年から内国勧業博覧会が開催されました。1903年の第五回内国博はその最後にあたるもので、日本における万博の起源ともいえる国際的な国家イベントでした。 この内国博の場外余興として開館した「学術人類館」では、アイヌや台湾原住民、朝鮮人などが展示され、国内における「人間の展示」の最初の例となりました。人類館で展示された人々を写した写真はこれまで1枚しか確認されていませんでしたが、小原氏は同時期に撮影されたそのほかの写真をはじめ、近年「人間動物園」と呼ばれている、世界各国の「人間の展示」の写真や絵葉書、版画などを個人で収集・調査してきました。自己(=われわれ)と他者(=彼ら)の差異を確認し、支配を正当化していくイデオロギー装置としても機能した人間動物園は、他者への寛容さを失いつつあるように見える現代においても多くの課題を提示するものです。対談相手には、博覧会研究の第一人者である吉見俊哉氏をお迎えし、近代日本における他者像と万博をはじめとした国家イベントとのかかわりについて考察します。

開催日時・会場

2018年12月8日(土)

14:00開始

会場:パークプラザ3階共通ロビー

公演・作品について

ゲスト

小原真史(映像作家/キュレーター)
吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授/東京大学出版会理事長)

小原真史

小原真史

監督作品に「カメラになった男ー写真家中平卓馬」。2005年に第10回重森弘淹写真評論賞、2016年に日本写真協会賞学芸賞を受賞。IZU PHOTO MUSEUM研究員として荒木経惟展、宮崎学展、増山たづ子展、小島一郎展などを担当。単著に『富士幻景』、共著に『時の宙吊り』、『戦争と平和』、『森の探偵』などがある。

吉見俊哉

吉見俊哉

1957 年、東京生まれ。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門とし、日本のカルチュラル・スタディーズにおいて先導的役割を果たす。集まりの場でのドラマ形成を考えるところから近現代日本の大衆文化と日常生活、文化政治を研究。主な著書に、『都市のドラマトゥルギー』、『博覧会の政治学』、『カルチュラル・スタディーズ』、『万博と戦後日本』、『ポスト戦後社会』、『夢の原子力』、『戦後と災後の間―融解するメディアと社会』、『トランプのアメリカに住む』等、多数。

申込方法

専用予約フォームよりお申込みください

※先着順。定員に達し次第、締め切らせていただきます
※1申込につき4名様まで申込可能です

主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市

お問い合わせ

ロームシアター京都  TEL:075-771-6051

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チケット料金

参加費:無料
要申込・先着順(定員:80名)

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