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PROGRAM公演・イベント

自主事業

終了

Sound Around 003

2023年6月24日(土)~ 6月25日(日)

音楽ノースホール
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2023年06月22日更新|【当日券】6/25 13:30~ノースホール受付にて販売。好評につき増席したため、販売枚数余裕あり。詳細はこちら
  • Sound Around 003

関西音楽シーンの異才アーティスト達による“コンポジション”プロジェクト

ジャンルや固定観念にとらわれない「音楽」を軸とした表現活動を行うアーティストによるパフォーマンスシリーズの第3弾。
今回は演奏家・作曲家として目覚ましい活躍をみせる日野浩志郎をホストに迎え、「作曲」という行為そして形式に着目し、マリンバ、ヴィブラフォンなどの打楽器とエレクトロニクスで構成した新曲を作曲・発表します。
コラボレーションアーティストにはダムタイプや坂本龍一などのプロジェクトにも参加している古舘健、ヴィブラフォン・マリンバ奏者、作曲家の藤田正嘉のほか、谷口かんな、前田剛史が参加。それぞれの興味関心を交錯させ、かつ既知の作曲手法や技術も参照・引用しながら、スコアと演奏者の関係性の問い直しなど、作曲における新たなアプローチを模索します。
ロームシアター京都で初めて本格的に取り組む「作曲(コンポジション)」というテーマについて、アーティストと観客がともに思考するプロジェクトです。

開催日時・会場

2023年6月24日(土)~ 6月25日(日)

6月24日(土)19:00開演/18:30開場
6月25日(日)14:00開演/13:30開場 ★
★託児あり。下欄「託児サービス」をご確認ください。

会場:ノースホール

上演時間:約1時間

公演・作品について

出演・スタッフ

メインアーティスト・構成:日野浩志郎
コラボレーションアーティスト:古舘健、藤田正嘉、谷口かんな、前田剛史
音響:西川文章

作曲タイトル

タイトル「Phase Transition」
作曲:日野浩志郎 / 古舘健 / 藤田正嘉 / 谷口かんな / 前田剛史

日野浩志郎

photo by Dai Fujimura

日野浩志郎Koshiro Hino

音楽家、作曲家。1985年生まれ、島根県出身。現在は大阪を拠点に活動。メロディ楽器も打楽器として使い、複数拍子を組み合わせた作曲などをバンド編成で試みる「goat」や、そのノイズ/ハードコア的解釈のバンド「bonanzas」、電子音楽ソロプロジェクト「YPY」等を行っており、そのアウトプットの方向性はダンスミュージックや前衛的コラージュ/ノイズと多岐に渡る。これまでの主な作曲作品は、クラシック楽器や 電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ「GEIST(ガイスト)」の他、サウンドアーティストFUJI|||||||||||TAと共に作曲・演奏した作品「INTERDIFFUSION」等。2021年には、延べ1ヶ月に及ぶ佐渡島での滞在制作で書き下ろした89分の楽曲群を芸能太鼓集団「鼓童」が演奏し、豊田利晃監督が撮影、映像化した音楽映画「戦慄せしめよ/Shiver」が公開された。

古舘健

撮影:桜木美幸

古舘健Ken Furudate

1981年生まれ。京都在住。アーティスト/エンジニア/ミュージシャン。サインウェーブ、パルス、ドット、直線などプリミティブな素材の持つ特性を重ね合わせることで、複雑な現象を導き出すようなAVパフォーマンス、インスタレーションなどを制作。2002年より観客参加型のサウンド・アート・プロジェクト「The SINE WAVE ORCHESTRA」を他3人のメンバーとともに主催。2014年よりアーティストコレクティブ「ダムタイプ」に参加。ダムタイプとして、59回ベニスビエンナーレ、日本館にて作品「2022」を発表(2022)。2015年より西陣織の織元である細尾とコラボレーションを開始、2019年にプロジェクト「Quasicrystal」を立ち上げ、ジェネラティブアートの手法を用いた新しい西陣織を作り上げた。他、エンジニアとして様々な作家の制作に参加している。2021年よりDJとしても活動。

http://ekran.jp/kf

藤田正嘉

Photo by Özge Cöne

藤田正嘉 Masayoshi Fujita

ヴィブラフォン・マリンバ奏者・作曲家。ドラムからヴィブラフォンへ転向後、伝統的な演奏スタイルやテクニック、作曲法にとらわれない唯一無二の音とヴィブラフォンの新たな可能性を追求する。2006年よりベルリンにて作曲・演奏活動を開始。ヨーロッパをはじめ各国のイベントに出演。別名義「el fog」での活動や、Jan Jelinekと継続的なコラボレーションを行う等、幅広い活動で評価を受ける。現在は兵庫県を拠点に活動。三上雅彦とのコラボレーションアルバム『Conjecture』(2016)、映画やブランドなどへの音楽提供も行う。2021年には集大成でもあり新境地ともいえるソロアルバム『Bird Ambience』を発表。Korogi社エンドースメントアーティスト。

谷口かんな

photo by Toshiaki Nakatani

谷口かんなKanna Taniguchi

1993年生まれ、京都市出身。京都市立京都堀川音楽高等学校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。大学在学時から美術家やパフォーマー、ダンサー等との実験的な共演を重ね、卒業後はフリーランスの音楽家として室内楽を中心に活動。とりわけ他分野との即興演奏に力を注ぎ、各地で様々なアーティストと表現を行う。映画や演劇等にも即興演奏で参加するなど活動は多岐に渡る。また、ガムラン合奏団「マルガサリ」メンバーとしてインドネシア音楽に取り組む。グループ内外で、ガムランを使用した現代作品の演奏や、新作初演に数多く携わる。「オーケストラ・プロジェクト2022」で東京フィルハーモニー交響楽団と共演。會田瑞樹氏とのヴィブラフォンデュオリサイタル「空飛ぶヴィブラフォン」では京都室内合奏団と共演し、好評を博す。
2020年4月~2022年3月まで京都文化芸術都市創生審議会市民委員(京都市文化芸術都市推進室)。京都室内合奏団、アンサンブルさいさい、マルガサリ、各メンバー。
師事歴は、マリンバと打楽器を、伊藤朱美子、小森邦彦、宅間斉、布谷史人、堀内吉昌、山本毅、ガムランをシスワディの各氏。

前田剛史

©︎maiko miyagawa

前田剛史Tsuyoshi Maeda

阪神淡路大震災の復興活動の一環で幼少期より和太鼓に親しみ、2008年より「太鼓芸能集団鼓童」入座。約10年間在籍し年間100公演を超える国内外のツアーに参加。鼓童在籍中は太鼓演奏、唄、笛、鳴り物、踊りを担当。その他、作曲や舞台演出もこなし「佐渡国際芸術祭アースセレブレーション」、鼓童における全国の「学校公演」、特別演出公演「若い夏」など、多数の舞台演出を手掛ける。また歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎と「アマテラス」「幽玄」で共演。
国内ではその他にもヴァイオリニストの川井郁子や、演歌歌手の坂本冬美、アーティストのAI(アイ)、音楽家/映像作家の高木正勝や初音ミクなど、その他にも多数の国内外のアーティストとの共演実績がある。
現在はソリストとしてこれまでの経験を活かし独自の音楽性、演奏表現を追求している。

応援・推薦コメントをいただきました!

石川琢也氏(研究者 / エクスペリエンスデザイナー / アートディレクター)

石川琢也氏(研究者 / エクスペリエンスデザイナー / アートディレクター)

「実験」と「信頼」という相反する言葉を今、体現できる音楽家として、日野は間違いなくその一角を担う存在であり、彼が生み出す音への強烈なフェティッシュは、聴覚と触覚が溶け合いながら身体に流れ込むような体験を与えてくれる。こうした音体験は、コアな音楽玄人のみならず老若男女に突き刺さることを私は度々目にしてきた。コラボレーションにはこれまた信頼と実績の古舘健を始め、気鋭の音楽家たちが集う。こうした複数人による「コンポジション(作曲)」は日野のさらなる特異性だろう。その深化を体現できることが愉しみである。

古谷野慶輔氏(空間現代)

(C)Mayumi Hosokura

古谷野慶輔氏(空間現代)

曲というものが何を持ってそう言われるのか、それを行う演奏者は交換可能な存在であるのか?
はとてもむずかしく大きな問題があるように思う。それでも、その代替の力によって音楽は何度も繰り返し形を変え、私たちの耳に残されてきた。
日野浩志郎による、類い稀な技術を持った演奏家たちへの作曲作品となるであろう本公演が何を提示するのか、観客は替えがきく存在なのか、私たちが試されているように思う…というようなことをとにかく全て忘れて楽しみたい。

高谷史郎氏(アーティスト)

高谷史郎氏(アーティスト)

古舘健さんの作品は、彼独自の時間と空間の認識感覚によって作り出されています。
それは、彼の作り出すプログラミングも同じで、他の人には真似の出来ない思考方法で構成された音楽的な作品だと感じています。
彼を含む「音」に関係した作品を作り出されている作家の方が、今どのような作品を作り出そうとされているのか、体験できる機会をとても楽しみにしています。

中川裕貴氏(音楽家/チェロ演奏)

撮影:井上 嘉和

中川裕貴氏(音楽家/チェロ演奏)

日野さんの作曲に数多く関わってきたけれど、そこでの「曲」という概念は、「音楽」というものに通常当てはめられるそれよりも、より広大なエリアを含んでいるように感じてきた。曲という文字の語源には竹や蔓で編んだ「籠(かご)」が関係しているようだ。作曲は「籠を創ること」と言えるかもしれない。籠に何が残り、何が通過していくのか?。私という「容れ物」を通じ、今回は客席から日野さんの新しい「作曲」を体験しようと思う。

東野祥子氏(振付家・ダンサー)

東野祥子氏(振付家・ダンサー)

数名の音楽家が「作曲」に共に取り組んでみるということ。自分に置き換えると、数名の振付家と一緒に振付を行うということ。それはそれは難しい。
価値観や目的が同じ方向に向かっていないとお互いの主張が衝突する。どこで妥協し、寄り添って1つの作品に仕上げていくのか。私たちもコレクティブという形態である以上、そういう場面は多々ある。
日野くんの参加した昨年の公演での出来事。ギリギリの決断で長尺の群舞シーンの音を日野くん一人で作曲・演奏することになった。90mの縦長巨大空間での音響は非常に難しく、深夜に及ぶタフな現場。そんな中、彼は音を盛り込むのではなく、引くことで最大限の効果をもたらしてくれた。彼のセンスは類い稀ない。
兎にも角にもこのプロセス自体が重要であり、出来上がったものはどんな結果になったとしても、彼らの作り出した立体的な音空間の中に身を置いて、その時間を体感することは、それはそれは素晴らしいに違いない。
ぜひ劇場にて全身で、その音の粒を受け止めてみて欲しい。

  • 主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市

  • 助成:文化庁文化芸術振興費補助金    
    劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

お問い合わせ

ロームシアター京都 チケットカウンター  TEL:075-746-3201

チケット購入・予約

チケット料金

全席自由
一般2,500円、ユース(25歳以下)1,500円、18歳以下1,000円
※未就学児入場不可
※ユース・18歳以下チケット購入者は、公演当日、受付にて年齢が確認出来る証明書をご提示ください。

先行発売日

2023年4月8日(土)
※フレンズ会員(オンライン会員)、Club 会員(京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制度)・京響友の会会員

一般発売日

2023年4月15日(土)

チケット取扱窓口

  • ロームシアター京都オンラインチケット
  • ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
  • 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)]

観劇サポート

■車椅子でご来場のお客様へ
本公演では車椅子席のご用意がございます。座席位置・提供数に限りがございますので、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合もあわせてご相談下さい。
お申込・お問合いせ:ロームシアター京都チケットカウンター Tel. 075-746-3201

福祉専用駐車場、多目的トイレがご利用いただけます。また、車椅子のお貸出しも承っております。
お申込・お問い合せ:ロームシアター京都 Tel. 075-771-6051

託児サービス

下記の申込要領をご確認の上、お申し込みフォームにてご予約ください。

委託先:(株)ウィズグループ京都オフィス(全国保育サービス協会会員)

開催日時: 2023 年 6 月 25日 ( 日 ) 13:15 ~終演 15 分後まで。
申込締切: 2023 年6月 18 日 ( 日 )
託児人数:託児スペースの関係上、お預かりできる人数に限りがあります。
定員になり次第、受付を終了させていただきますので、予めご了承ください。
対象年齢: 3 か月~就学前
料金:有料 1,000 円 ( 税込 ) /1 公演 / お子様 1 人あたり
※料金は公演当日、託児会場にてお支払いください。
※キャンセルの場合は必ずご連絡をお願い致します。実施日1週間前を過ぎてのキャンセルの場合、ご利用料金が発生致しますので予めご了承ください。
※小学生以上のご利用や申込締切日以降のご希望は「ロームシアター京都 075-771-6051」までご相談ください。

■お申込みフォーム
https://pro.form-mailer.jp/fms/11be436d283306

※お申込が完了しましたら(株)ウィズグループ京都オフィスよりメールにてご連絡差し上げます。数日お時間を頂戴する可能性もございますのでご了承ください。申込締切日までに返信メールが届かない場合は、お手数をお掛けしますが、お電話にてご連絡ください。
※お申込フォームでのお申し込みが困難な場合はお電話にてお申込みください。

お電話でのお問い合わせ & お申込み: 075-343-6787 (受付時間:平日・土曜日 9:00 ~ 18:00 )

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