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「CIRCULATION KYOTO – 劇場編」 アーティスト×ドラマトゥルク リレートーク

2018年11月21日(水)

パークプラザ3階共通ロビー
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5 組のアーティストが京都の中心部を囲む 5 つの地域(山科区・伏見区・西京区・北区・右京区)を出発点に創作し、新作を連続して発表する「CIRCULATION KYOTO ー 劇場編」。12~3 月にかけて実施する公演に先立ち、参加アーティストとドラマトゥルクが一堂に会し、今回の創作の過程や公演の見どころをお話します。

開催日時・会場

2018年11月21日(水)

18:00~21:00

会場:パークプラザ3階共通ロビー

公演・作品について

登壇者

長島確、村川拓也×林立騎、相模友士郎×細馬宏通、遠山昇司×福島幸宏、きたまり×木ノ下裕一×武田力

長島確Kaku Nagashima

1969年東京生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇に関わるようになる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年は演劇の発想やノウハウを劇場外に持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」ディレクター、東京芸術祭2018より「プランニングチーム」メンバー、東京藝術大学音楽環境創造科特別招聘教授。中野成樹+フランケンズのメンバー。

村川拓也

村川拓也Takuya Murakawa

演出家。1982 年岐阜生まれ。京都市在住。ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を、映像・演劇・美術など様々な分野で発表し、国内外の芸術祭、劇場より招聘を受ける。1人のキャストとその日の観客 1 人を舞台上に招き、介護する/されることを舞台上に再現する『ツァイトゲーバー』(2011 年)、村川から事前に送られてきた手紙(指示書)に沿って舞台上の出演者が動く『エヴェレットゴーストラインズ』(2013 年)などの作品群は、虚構と現実の境界の狭間で表現の方法論を問い直すだけでなく、現実世界での生のリアリティとは何かを模索する。16 年には、文化庁東アジア文化交流使(文化庁)として中国・上海、北京に滞在した。

林立騎Tatsuki Hayashi

ドイツ語翻訳者、演劇研究者。訳書にイェリネク『光のない。』(白水社)、共編著に『Die Evakuierung des Theaters』(Berlin Alexander Verlag)。リサーチ活動にPort B『東京ヘテロトピア』など。2012-14年、アーツカウンシル東京調査員(伝統芸能分野)。古典芸能と現代芸術にかかわる論考に「あらたなる地理の可能性―許家維の映像-歴史-地理学」、「終わりのない演劇のために―木ノ下歌舞伎『心中天の網島』」など。現在、京都造形芸術大学非常勤講師、沖縄県文化振興会チーフプログラムオフィサー、東京都港区文化芸術サポート事業評価員、NPO法人芸術公社ディレクターズコレクティブ。

相模友士郎

相模友士郎Yujiro Sagami

演出家。1982 年福井生まれ、福井市在住。2009 年に伊丹に住む 70歳以上の市民との共同制作舞台『DRAMATHOLOGY /ドラマソロジー』を発表し、翌年フェスティバル/トーキョーに正式招聘され高い評価を
得る。12 年にダンス作品『天使論』を TPAM in YOKOHAMA2012 にて発表、各地で再演を重ねる。最近の作品に、『スーパーインポーズ』(16年/まつもと市民芸術館、福井市文化会館)、ダンサーの佐藤健大郎との共同制作による『ナビゲーションズ』(14 年~ ) など。様々なコミュニティの中に入り込み、そこにいる人々と共同しながら、見るという身体的経験を問い直すような舞台作品を発表している。

細馬宏通Hiromichi Hosoma

1960年生まれ。滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は声と身体動作の時間構造研究。著書に「二つの『この世界の片隅に』」「浅草十二階(増補新版)」「絵はがきの時代」(青土社)、「介護するからだ」(医学書院)、「うたのしくみ」(ぴあ)、「今日の『あまちゃん』から」(河出書房新社)、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」(新潮選書)など。

遠山昇司

遠山昇司Shoji Toyama

映画監督、プロデューサー。1984 年熊本生まれ。東京都在住。2012 年、初の長編フィクション映画『NOT LONG、 AT NIGHT -夜はながくない – 』が第 25 回東京国際映画祭<日本映画・ある視点部門>に正式出品され、高い評価を得る。精力的に映画制作を行いながら、舞台作品・エキシビション・アートプロジェクトなどの企画・プロデュースを手がける。2013 年に熊本県津奈木町の海に浮かぶ旧赤崎小学校でスタートしたアートプロジェクト『赤崎水曜日郵便局』では、ディレクター・局長を務め、2014 年度グッドデザイン賞を受賞。

福島幸宏Yukihiro Fukishima

京都府立図書館 企画総務部企画調整課。公文書館/図書館/歴史学。京都府立総合資料館では、近代行政文書の文化財的修理・昭和戦前期資料の公開・京都市明細図の活用・東寺百合文書の記憶遺産登録・CC BYでのweb公開を担当し、Library of the Year 2014大賞を受賞。京都府立図書館では、サービス計画の策定・システム構築・企画・調整・広報などを担当している。

きたまり

きたまりKitamari

振付家、ダンサー。1983 年生まれ。京都市在住。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科 在学中の 2003 年よりダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」主宰。出演者のブログから映画、伝統芸能、クラシック音楽まで、あらゆる素材からダンスを創作するカンパニーでの作品上演に加え、多田淳之介、木ノ下歌舞伎、ディディエ・ガラスなどジャンルを越境した共同制作を国内外で積極的に展開。また、「Dance Fanfare Kyoto」など、ダンスシーンの活性化や舞台芸術における身体の可能性を追求するプロジェクトも多数開催する。08年トヨタコレオグラフィーアワード「オーディエンス賞」受賞、10年横浜ダンスコレクション R 2010 「未来へはばたく横浜賞」受賞、16 年 文化庁芸術祭「新人賞」受賞。

木ノ下裕一Yuichi Kinoshita

木ノ下歌舞伎主宰。1985年7月4日、和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『娘道成寺』『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。また、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

武田力Riki Takeda

パフォーマンス・アーティスト、民俗芸能アーカイバー。滋賀県の過疎の進む集落で古来より継がれてきた六斎念仏の「継承」を担う。こうした民俗芸能の構造に着想を得て、糸電話、警察署員との対話、たこ焼きなどを素材とし現代に作品を展開。民俗芸能と芸術との互恵的な関わりから、社会課題を観客とともに軽やかに思考する作品を展開している。アーツコミッションヨコハマ2016, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェローアーティスト。

主催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(ロームシアター京都、京都市東部文化
会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館)、京都市<br>
助成:一般財団法人地域創造<br>
平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

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ロームシアター京都 TEL.075-771-6051

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