ロームシアター京都

  • 演劇
  • 公演
  • 主催

レパートリーの創造

木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』

2019年2月10日(日)~ 2月11日(月)

開催まで265
  • 「心中天の網島ー2017 リクリエーション版ー(c)Takuya Matsumi

    「心中天の網島ー2017 リクリエーション版ー(c)Takuya Matsumi

ロームシアター京都 × 木ノ下歌舞伎「レパートリーの創造」第二弾
古来より脈々と語り継がれてきた名曲、物語を、“ 現代の異物 ” として観客へ引き放ち、
わたしたちの生/性/聖を更新する、新たな音楽劇への挑戦

末永く地域で上演されるレパートリー作品を劇場が生み出すべく、アーティストとタッグを組む「レパートリーの創造」プログラム。昨年 10 月に『心中天の網島―2017 リクリエーション版―』を上演し、大きな反響を呼んだ木ノ下歌舞伎とのプロジェクト第二弾は、穂の国とよはし芸術劇場 PLAT、KAAT 神奈川芸術劇場との三館共同製作で実施します。

説教節「しんとく丸」や「愛護の若」を元にし、人形浄瑠璃、歌舞伎、文学、演劇と時代により形を変えながらも古来より脈々と語り継がれてきた名曲、物語を、木ノ下歌舞伎 × 糸井幸之介のタッグが、壮大なスケールをもった音楽劇として現代に紡ぎ直します。

物語の主人公、玉手御前は、舞台・映画・ドラマ問わず一癖も二癖もある女性を演じ確かな存在感を示す内田慈(ルビうちだちか)が務めます。オーディションにて決定した主演男性(俊徳丸役)は、2014年度「第27回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞受賞の田川隼嗣(ルビたがわ しゅんじ)がその座を射止めました。その他にも木ノ下歌舞伎、糸井作品常連メンバーを中心に実力派俳優が集結。強烈な個性と新鮮さを合わせ持つこの上ないメンバーで、レパートリーの創造に挑みます。

公演情報

公演日時

2019年2月10日(日) ~ 2月11日(月)

会場

サウスホール

菅専助、若竹笛躬

監修・補綴・上演台本

木ノ下裕一

上演台本・演出・音楽

糸井幸之介(FUKAIPRODUCE 羽衣)

音楽監修

manzo

振付

北尾亘

出演

内田慈 田川隼嗣 土居志央梨 大石将弘 

伊東沙保 金子岳憲 西田夏奈子 武谷公雄 

あらすじ

河内国の大名高安通俊は、正妻を失った後、妻の侍女であった玉 手を後妻としていた。この通俊には先妻の子である俊徳丸と、側室の子次郎丸という二人の息子があったが、年下の俊徳丸が正妻の子であるという理由で家 を継ぐのを不服に思い、殺す計画を立てていた。ある日、俊徳丸は、玉手と共に摂津の住吉大社に参詣していた。参拝が終わると玉手は人払いをし、二人きりで俊徳丸に酒を振る舞う。と、突然玉手は俊徳丸に恋慕の心を打ち明けたの である。俊徳丸にとって玉手は血のつながりはないとはいえ、母である。玉手 を拒み、その場を逃れた。住吉から帰ってのち、俊徳丸は癩病に侵されていた。 病を悲観した俊徳丸は出家し、玉手の実家である合邦の元に匿われていた。そこに、玉手がやってきて…

「レパートリーの創造」について

ロームシアター京都が2017年度から開始したプログラムで、末永く上演されるレパートリー作品を劇場が生みだすべく、ロームシアター京都が主体的にプロデュースする事業です。レパートリーの創造から地域における劇場文化をつくることを目指します。

チケット情報

チケット料金

未定

発売日

2018年10月20日(土)

プロフィール

木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰) | Yuichi Kinoshita

木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

1985 年和歌山市生まれ。小学校 3 年生の時、上方落語を聞き衝撃を受け、古典芸能への関心を広げていく。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科で現代の舞台芸術を学び、2006 年に古典演目の現代的上演を行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。作品の補綴・監修という立場をとりつつ、様々な演出家とタッグを組みながら創作するスタイルをとっている。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2014 年度よりセゾン文化財団ジュニアフェロー。2016年に博士号(芸術博士)取得。平成28年度文化庁芸術祭新人賞受賞。
平成 29 年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。

糸井幸之介(劇作家・演出家・音楽家) | Yukinosuke Itoi

糸井幸之介(劇作家・演出家・音楽家)

1977 年東京生まれ。2004 年に女優の深井順子により旗揚げされた FUKAIPRODUCE 羽衣の全作品で作・演出・音楽・美術を手掛ける。全編の 7 割ほどを演者が歌って踊る、芝居と音楽を融合した独自の作風を “ 妙―ジカル “ と称し、唯一無二の詩的作品世界と、耳に残るオリジナル楽曲で高い評価を得ている。世田谷区芸術アワード “ 飛翔 ” 2008 年度舞台芸術部門受賞。FUKAIPRODUCE 羽衣第 22 回公演『瞬間光年』(2017 年上演)にて第 62回岸田國士戯曲賞最終候補。多摩美術大学講師。

木ノ下歌舞伎 | Kinoshita Kabuki

歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中心に 2006 年より活動を展開している。主な上演作品として『黒塚』『三人吉三』『心中天の網島』『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』『勧進帳』など。『黒塚』は 2015 年に 5 都市で再演、翌年にはパリ公演も成功させるなど、いずれの作品もレパートリーとしての上演にも力を注ぐ。2014 年に初演し、翌年再演した『三人吉三』で、読売演劇大賞2015 年上半期作品賞にノミネート。2013 年『黒塚』CoRich 舞台芸術まつり! 2013 春グランプリ受賞。2016 年『勧進帳』の成果において、木ノ下裕一が平成 28 年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。

内田慈 | Chika Uchida

内田慈

1983年生まれ、神奈川県出身。日本大学芸術学部文芸学科中退後、演劇活動を開始。前田司郎(五反田団)、三浦大輔(ポツドール)、前田知大(イキウメ)、岩井秀人(ハイバイ)、ペヤンヌマキ(ブス会)ら新進劇作家、演出家の作品にいち早く出演し、頭角を表す。08年、橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」でスクリーンデビュー。その後は「ロストパラダイス・イン・トーキョー」(白石和彌監督)、「恋の罪」(園子温監督)、「きみはいい子」(呉美保監督)、「恋人たち」(橋口亮輔監督)、「下衆の愛」(内田英治監督)、「葛城事件」(赤堀雅秋監督)、「神と人との間」(内田英治監督)、「ピンカートンに会いにいく」(主演/坂下雄一郎監督)など話題の映画に次々と出演。TVでは「リバースエッジ 大川端探偵社」、NHK連続テレビ小説「まれ」、「ハロー張りネズミ」などに出演し好評を得る。舞台・映画・ドラマ問わず一癖も二癖もある女性をリアルかつコミカルに演じ、各作品に独特の説得力をもたらしている。6月には、舞台 てがみ座『海越えの花たち』(作:長田育恵 演出:木野花)に出演予定。木ノ下歌舞伎には初参加。

田川隼嗣 | Shunji Tagawa

田川隼嗣

2000年生まれ、長崎県出身の高校3年生。2014年度「第27回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞受賞。その後はAbemaTV「真夏のオオカミくんには騙されない」(2017)にレギュラー出演、シス・カンパニー公演『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2017)にて舞台初出演を飾るなど活躍の場を広げている。本作が舞台二作品目にして主演男性の座をオーディションで射止めた。

土居志央梨 | Shiori Doi

土居志央梨

1992年生まれ、福岡県出身。2015年、京都造形芸術大学を卒業。在学中の2013年に、「彌勒」(林海象監督)でスクリーンデビューし、その後も映画、舞台に多数出演。主な舞台出演作に、林海象演出『ゴドーを待ちながら』、岩松了演出『泡-流れつくガレキに語りかけたこと』、VOGA『DIGITALIS』など。映画では、「赤い玉」(高橋伴明監督)、「土竜の唄 香港狂騒曲」(三池崇史監督)、「すもも」(井上泰治監督)などに出演し、2018年公開の話題作「リバーズ・エッジ」(行定勲監督)では、小山ルミ役を瑞々しく体当たりで演じ切った。TVドラマ・CMにも多数出演し、今春からはTVCM森永乳業「パルテノ」に出演中。木ノ下歌舞伎には『東海道四谷怪談-通し上演―』(2017)に出演。

大石将弘 | Masahiro Oishi

大石将弘

1982年生まれ、奈良県出身。2010年より劇団「ままごと」、2014年からは「ナイロン100℃」にも所属。主な出演作に、マームとジプシー『Kと真夜中のほとりで』、FUKAIPRODUCE羽衣『女装、男装、冬支度』、範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』、サンプル『蒲団と達磨』、多田淳之介演出『颱風奇譚』、ロロ『いつ高シリーズ』、KUNIO『夏の夜の夢』など。また、劇場の外で展開する演劇プロジェクトにも多く携わり、これまでに、商店街、公園、島の道端、銭湯、美術館など、様々な場所から立ち上げる演劇創作を行っている。木ノ下歌舞伎には『義経千本桜-渡海屋・大物浦-』(2016)に参加。

金子岳憲 | Takenori Kaneko

金子岳憲

1977年生まれ、神奈川県出身。桐朋学園短期大学 演劇専攻卒業後、蜷川幸雄率いる「ニナガワ・カンパニー・ダッシュ」(現 ニナガワ・スタジオ)から、劇団「ハイバイ」(2003年の発足時~10年9月まで)を経て、現在は劇団には所属せずに活動中。主な舞台出演作に、ハイバイ『て』、M&O plays プロデュース 『アイドル、かくの如し』(岩松了演出)、世田谷パブリックシアター『現代能楽集Ⅵ 奇ッ怪 其ノ弐』(前川知大演出)、サンプル『ファーム』、FUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』、こまつ座 『十一ぴきのネコ』(長塚圭史演出)、城山羊の会 『水仙の花 narcissus』など。映像作品へも活動の幅を広げており、NHKドラマ「真珠湾からの帰還」、「美女と男子」、映画「ひとつの歌」(杉田協士監督)、「超能力研究部の3人」(山下敦弘監督)、「ロマンス」(タナダユキ監督)、「愛を語れば変態ですか」(福原充則監督)、「友だちのパパが好き」(山内ケンジ監督)などがある。木ノ下歌舞伎には初参加。

伊東沙保 | Saho Ito

伊東沙保

1980年生まれ、千葉県出身。俳優。大学卒業後、就職を経て活動を開始。現在、特定の劇団に所属せず、地点、チェルフィッチュ、ハイバイ、サンプル、五反田団、ロロ、範宙遊泳、多田淳之介作品などに参加。近年の出演作に、モダンスイマーズ『悲しみよ、消えないでくれ』、ハイバイ『ハイバイ、もよおす』、サンプル『ブリッジ』、地点『三人姉妹』、ロロ『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』、五反田団『迷子になるわ』など。
木ノ下歌舞伎には『心中天の網島』の初演(2015)とリクリエーション版(2017)に続いての参加。

西田夏奈子 | Kanako Nishida

西田夏奈子

1974年生まれ、神奈川県出身。フリーの俳優として、NODA・MAP『足跡姫』、FUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』、てがみ座『対岸の永遠』、岡崎藝術座『リズム三兄妹』など、舞台への客演多数。映像では、映画『ひかりの歌』(杉田協士監督)、岸谷香『DREAM』MVなどに出演。俳優の他に、歌い手、バイオリン弾きの顔も持ち、小説の朗読ライブやバイオリンの即興演奏、また《エビ子・ヌーベルバーグ》の別名でサポートミュージシャンとしても活動するなど、多岐にわたり出没中。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。木ノ下歌舞伎には、『心中天の網島』の初演(2015)とリクリエーション版(17)、『東海道四谷怪談-通し上演-』(2017)に続いての参加。

武谷公雄 | Kimio Taketani

武谷公雄

1979年生まれ、大分県出身。プリッシマ所属。大学在学中に早稲田大学劇団森に参加して、演劇活動を開始。その後、サラリーマン時代を経て、2007年に演劇活動を再開。岡崎藝術座、木ノ下歌舞伎、サンプル、範宙遊泳など、その後の演劇界を担うカンパニーにいずれも主要な役柄で出演。鬼女を演じた主演舞台、木ノ下歌舞伎『黒塚』(2013)の演技にて、CoRich舞台芸術まつり2013 俳優賞を受賞(作品はグランプリを受賞)。本年5月~6月には渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』に出演。映像にも活動の幅を広げ、映画「花の名前」(利重剛監督)、クソ野郎と美しき世界episode2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督)など。他に、NHKラジオドラマ「白狐魔記 天草の霧・元禄の雪」など。特技はものまねで、オノ・ヨーコから昭和の名優まで幅広い。
木ノ下歌舞伎には、『黒塚』のほか、『三人吉三』(2014,15)、『心中天の網島』(2015,17)、『義経千本桜-渡海屋・大物浦-』(2016)と多数出演。

クレジット

主 催

ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市

企画制作

ロームシアター京都、木ノ下歌舞伎

製作

ロームシアター京都

共同製作

穂の国とよはし芸術劇場 PLAT、KAAT 神奈川芸術劇場

助成

平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

PageTop