6月23日(金)「アルディッティ弦楽四重奏団(音楽)×白井剛(ダンス)」に出演する、アルディッティ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者である、アーヴィン・アルディッティさんからのメッセージが届きました!
白井剛とクセナキスとの化学反応に期待することは?
ジョン・ケージの作品で共演した時(2008年の来日公演)よりも、さらに積極的にクセナキスの音楽に反応してくれることを期待しています。ですが、私たちは彼のダンスに対する“管理者”のような存在ではありません。おそらく彼のダンスは、クセナキスの基本であるリズミカルで情熱的な表現とは正反対のものを表現するのかもしれないし…。どのようなパフォーマンスになるかは、今はまだ誰にも分からないのです。コラボレーションならではの美しさに期待してください。
クセナキスについて教えてください。
クセナキスとは、長年にわたる最高の仲間でした。
私が初めて彼の音楽を聴いたのは13歳の時です。
初めて彼と仕事をしたのは18歳の時で、彼が亡くなるまでずっと素晴らしいコラボレーションが続きました。彼は私のために、弦楽四重奏曲やヴァイオリン協奏曲などの作品を数多く残してくれました。
細川俊夫の音楽についてはどうですか?
細川俊夫は、異次元からやってきたような人です。
彼は、日本に昔からあるものと20世紀後半のヨーロッパの新しい音楽に関するものすごい知識を巧みに組み合わせています。
この2つの世界をうまく組み合わせる能力には驚かされます。
これを成し遂げるのは、非常に難しいことです。
「現代音楽」は難解だと持っている人へ、楽しみ方を教えてください。
まずは心を開放してください。そして、あまりイメージを持たずにコンサートに来てください。
京都に対するイメージはありますか?
京都は、21世紀の今でも、日本古来の伝統ある豊かな光景を守っています。
今回、私たちはそこで演奏をするわけですが、京都は外からの影響を積極的に受け入れてくれる街だと思っています。
京都の聴衆にメッセージをお願いします。
京都の素晴らしい聴衆の皆さん、最初から理解しようとする必要はありません。ただ耳を開いて聴いてください。
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