2026年度ロームシアター京都リサーチプログラムについて、選考の結果、参加リサーチャーが決定しましたのでお知らせします。
昨年度より継続し2年目を迎える2名のリサーチャーに加え、今年度は新たに2名のリサーチャーがこのプログラムに参加します。
これから一年を通してそれぞれのリサーチに取り組み、最終報告にまとめていきます。2027年3月には、最終報告会を実施する予定です。
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テーマA:現代/未来の伝統芸能
■朝原広基(あさはら ひろき)【新規/2ヶ年(1年目)】
1981年生。兵庫県三田市出身。大学の部活動で能と狂言に出会う。大学卒業後、能楽の地域性について研究するとともに、能楽を中心に、伝統芸能の普及活動を行う。2016年、出身地の兵庫県三田市にて「能楽と郷土を知る会」を立ち上げ、能楽公演や子供向けの普及活動を始める。同会にて新作狂言《くわばら》(2020年初演)および復曲能《鼓の瀧》(2022年初演)の企画・制作。2019年より、大阪を拠点とする上方伝統文化ユニット「霜乃会」事務局長。大阪大学大学院人文学研究科芸術学専攻演劇学専門分野博士後期課程在籍。兵庫県加古川市立両荘みらい学園狂言学習コーディネーター。
テーマB:子どもと舞台芸術
■新崎洋実(あらさき ひろみ)【継続/2ヶ年(2年目)】
ピアニスト。沖縄県立芸術大学音楽学部器楽専攻ピアノコース卒業、西銘順治賞受賞。パリ地方音楽院(CRR de Paris)最高課程演奏家コース卒業、上級音楽研究資格取得。
ホール公演の企画・実演のほか、全国各地の学校や福祉施設等での音楽アウトリーチ活動を継続して行う中で、アーティストが地域と劇場をつなぐ媒介者として果たしうる可能性に関心を持つ。邦楽器や創作ダンス、インドネシアのワヤン・ガムランと語りによる影絵音楽劇など、他分野との共創にも取り組む。
豊中市立文化芸術センターとよなかARTS ワゴン第1期レジデントアーティスト。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業令和元・3 年度長野セッションアシスタントコーディネーター。帝塚山大学教育学部非常勤講師。
テーマC:舞台芸術のアーカイヴ
■遠藤麻衣(えんどう まい)【継続/2ヶ年(2年目)】
俳優・美術家。身体の政治性を主題に他者との共同作業を通じて作品を制作する。クィア・フェミニズム理論における「受動性」や「失敗」をパフォーマンスや映像で実践し、人間/非人間らの関係性を再創造している。近年は、1970年代以降のニューヨークにおける非制度的タイムベースド・アートをアーカイブするFranklin Furnaceのリサーチャーとして調査、執筆、展覧会を実施。また、戦後を起点とした日本のストリップショー文化を再解釈し、踊り子の宇佐美なつとともにパフォーマンス映像《オメガとアルファのリチュアル》(2024)を国立西洋美術館で発表。2018年より、丸山美佳と「Multiple Spirits(マルスピ)」を創刊し出版を継続。2021年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。
■田久保友妃(たくぼ ゆうき)【新規/2ヶ年(1年目)】
ヴァイオリン奏者。京都市立銅駝美術工芸高校デザイン科、大阪音楽大学ヴァイオリン専攻を経て、現在は京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程音楽学領域に在籍中。専門は、戦前日本のプロレタリア音楽ならびに人形劇音楽。これまでに、人形劇団プークのアーカイヴ調査から、戦前期の公演における劇音楽の特徴を明らかにした。各種の舞台芸術や劇伴録音に演奏者として携わった経験をもとに、実践者の目線から一次資料を読み解くことをモットーとし、昭和初期から現在へとつながる人形劇音楽成立の過程とその構造を明らかにすることを目標としている。本プログラムでは、調査対象を関西圏の人形劇団へと拡張し、音楽資料の所在調査と基礎的整理を行う。