音楽を軸にジャンルや固定観念にとらわれないパフォーマンスを紹介する、音楽シリーズSound Around 004では、メインアーティストを務める荒木優光によるレクチャーやワークショップを経て、パフォーマンス作品を共に立ち上げる参加者を広く募集します。
ワークショップでは、キックオフとして荒木の活動紹介や音楽を分解したレクチャーを行ったあと、いくつかのパフォーマンスアイディアを実践します。ワークショップを通じて「音-音楽」の境界と周縁を探り、最後は6月29日（土）、30日（日）に開催の「Sound Around 004 」荒木優光のパフォーマンスに参加・出演していただきます。
音楽に関する経験、知識の有無は不問です。演劇やダンスに興味がある方、音楽やパフォーマンス、企画自体に興味がある方、ぜひお気軽にお申込み、ご参加ください。
公演詳細：https://rohmtheatrekyoto.jp/event/120058/
※公演のテーマやアーティストステートメント等を掲載しています。お申込前にご覧ください。
スケジュール
【ワークショップ】
5月6日（月・祝）14：00～17：00
5月17日（金）19：00～21：00
6月8日（土）14：00～17：00
【リハーサル】
6月27日（木）19：00～22：00
6月28日（金）19：00～22：00
【公演本番】
29日（土）終日（17:00開演）
30日（日）終日（15:00開演）
会場
ロームシアター京都 ノースホール
参加料
無料
交通費
リハーサル・公演本番日のみ、１日1,000円を上限に支給します。
募集要項
募集人数
１５名程度
参加条件
・18歳以上
・全日程（ワークショップ～公演本番）参加・出演できる方
※基本的に全日程（リハーサル・公演本番含め）参加必須です。
参加が難しそうな日がある方、もしくはワークショップのみの参加を希望される方は応募フォーム「備考欄」にご記入ください。
【選考】
参加可能日等を考慮し、選考を行います。
応募方法
WEBフォームへ以下をご記入の上、お申込みください。
・氏名（ふりがな）
・年齢
・連絡先（住所・メールアドレス・電話番号）
・「あなたと音楽の距離について」（自由記述）
・備考
※ワークショップで参加が難しそうな日がある方は「備考欄」にご記入ください。
【結果通知】
4月26日（金）までにメールにてお知らせします。
応募締め切り
2024年4月22日（月）23時59分
募集にあたって
荒木優光です。京都を拠点としてアーティスト活動などをしております。
荒木はこれまで、音楽の周縁に自らを置きそこから音楽を見返すような活動を行ってきました。シンプルに言えば、これ、いわゆる音楽ではないけど、荒木的にはこれも音楽だと言っておこうじゃないか、というようなものを作り、いわゆる音楽との距離を確認するような活動です。（詳細は私のホームページをご覧ください。）総じて、これまでは音を聴く環境をどのように構築するか、という視点で作品創作を行っているものが多いです。
そんな流れで、
今回ロームシアター京都からこのような機会をいただき、これまで荒木がやったことのないようなことにトライしましょうということで話が膨らみました。そこで立ち上げたテーマは「げんし」です。音楽の元素を辿り、または分解して紐解き、音や行為が音楽として立ち上がるポイントを改めて探る。またはその境界に留まり続ける。
つまりは、初めから音楽を作ることをゴールにしないところから始めてみたいのです。演奏という考えもいけません。とにかく、気がつけばいつのまにか我々にこびりついている音楽に関するアレヤコレヤを引き剥がすことから始めましょう。そのために、ワークショップでは荒木の活動紹介から音楽を徹底的に分解したレクチャーを経て、自らと音楽の距離について知ることから始め、原始人にまではさすがに無理ですが、なるだけ4歳ぐらいの子供になったつもりでいくつかの耳遊びや行為を立ち上げて行きたいと思います。そのための課題を通して、6月末のパフォーマンス発表までの時間を使って行きたいと思います。音楽経験、演奏経験、などなど音楽に必要とされる教養や知識、技術、など全くいりません。演劇やダンス、パフォーマンスに興味ある方や、音楽への、またはこの企画への興味と関心さえあれば大丈夫です。
是非に、どうぞ、よろしくお願いします。
荒木優光
プロフィール
荒木優光 Masamitsu Araki
1981年山形県生まれ、京都市在住。アーティスト、サウンドデザイナー、音楽家。音楽の周縁に立つことを起点として、音や映像、声、サイトスペシフィックな要素を取り入れた作品をインスタレーションやパフォーマンス、コンサート、ツアー、音源など多岐にわたる形態で発表する。近年の個展に「ダンスしないか？」（長野県立美術館アートラボ、長野、2022）、「そよ風のような、出会い」（gallery αM、東京、2022）、「わたしとゾンビ」（京都市京セラ美術館ザ・トライアングル、京都、2020）がある。グループ展に「モノラルズ」（WHITEHOUSE、東京、2023）、200年をたがやす（秋田市文化創造館、秋田、2022）、「としのこえ、とちのうた」（旧豊田市東高等学校、豊田、2019）など。コンサートやパフォーマンス作品に「Paradise Lost」（SPA of Narratives、城崎国際アートセンター、2023）、「サウンドトラックフォーミッドナイト屯」（KYOTOEXPERIMENT 2021 AUTUMN、比叡山山頂駐車場）、「パブリックアドレス 音場」（Kunstenfestivaldesarts 2021、ブリュッセル）、「ゾンビとサウンドトラック」（京都市京セラ美術館 講演室、京都、2021）など。また、サウンドデザイナーとしてのコラボレーションも多く、アーティストコレクティヴARCHIVES PAY、音楽グループNEW MANUKEのメンバーとしても活動する。
お問い合わせ
ロームシアター京都
TEL 075-771-6051
oubo@rohmtheatrekyoto.jp <担当：山形、成瀬＞
