複雑化し、混迷する現代を「いかに生きるべきか」。その手がかりを探り、ともに考えるトークシリーズの第二回の参加者募集を開始します。
開催日時・会場
2018年2月2日(金)
14:00
会場:パークプラザ3F共通ロビー
公演・作品について
坂井豊貴Toyotaka Sakai
慶應義塾大学経済学部教授。1975年広島県生まれ。早大在学中に劇団「スタジオライフ」に在籍し、「トーマの心臓」に出演するが、演劇に挫折。容姿も技術も覚悟も足りなかった。経済学に転向し、神戸大院を経て、米国ロチェスター大学にて経済学博士号取得(Ph.D.
in Economics)。横浜市立大学、横浜国立大学、慶應義塾大学の准教授を経て、2014年に38歳で現職に着任。選挙方式や市場ルールの制度設計で多くの国際業績をあげる。主著に『多数決を疑う』(岩波新書、2016年新書大賞4位)、『決め方の経済学』(ダイヤモンド社、2016年週刊ダイヤモンド・ベスト経済書3位)など。近著に『大人のための社会科』(共著、有斐閣)、『ミクロ経済学入門の入門』(岩波書店)。著書はアジアでの翻訳が続いている。2015年義塾賞。2017年東京マラソンを03:58:19でサブ4初達成。NHK・Eテレの経済学番組「オイコノミア」に不定期出演中(毎週水曜22:00-22:45)。
岡田利規Toshiki Okada
1973年横浜生まれ、熊本在住。
演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。
活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。同年7月『クーラー』で「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005ー次代を担う振付家の発掘ー」最終選考会に出場。07年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を新潮社より発表し、翌年第2回大江健三郎賞受賞。12年より、岸田國士戯曲賞の審査員を務める。13年には初の演劇論集『遡行 変形していくための演劇論』、14年には戯曲集『現在地』を河出書房新社より刊行。14年、東京都現代美術館にて映像インスタレーション作品『4つの瑣末な 駅のあるある』を発表して以降、15年同館での企画展の一部展示会場のキュレーションや、16年さいたまトリエンナーレでの新作展示など、美術展覧会へも活動の幅を広げ、「映像演劇」という新たな手法による作品制作に取り組んでいる。15年初の子供向け作品KAATキッズプログラム『わかったさんのクッキー』の台本・演出を担当。同年、アジア最大規模の文化複合施設Asian Culture Center(光州/韓国)のオープニングプログラムとして初の日韓共同制作作品『God Bless Baseball』を発表。16年、瀬戸内国際芸術祭にて長谷川祐子によるキュレーションのもと、ダンサー・振付家の森山未來との共作パフォーマンスプロジェクト『in a silent way』を滞在制作、発表。16年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務める。
ゲスト:坂井豊貴(慶應義塾大学経済学部教授)、岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
主 催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
お問い合わせ
ロームシアター京都 TEL.075-771-6051