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KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN プレイベント

『Baling(バリン)』連続トーク(2)片岡真実「現代アートから見るマレーシア」

2016年10月10日(月)

演劇ロームシアター京都3F 会議室2
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  • 『Baling(バリン)』連続トーク(2)片岡真実「現代アートから見るマレーシア」

今回、ロームシアター京都オープニング事業「KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN」公式プログラムとして上演する、マレーシアのアーティスト、マーク・テによる『Baling(バリン)』。 このたび、上演にあわせ本作および現代マレーシアの芸術表現とその背景を知るためのレクチャーを開催します。 本作は、1955年にマラヤ・バリンで行われ、のちに「バリン会談」と呼ばれるマレーシアの現代史にとって非常に重要な出来事を基にしています。この和平会談は、「マラヤ非常事態」/革命闘争を終結させ、第2次世界大戦で荒廃したマレー半島に和平をもたらすための異例の試みとして、マレーシアの現在において、そして世界史においても大きな意味を持つものでした。マーク・テはこの会談に関心を寄せ、2005年以来、実際の会談の採録を用いたドキュメンタリー・パフォーマンスの連作を上演し、本作はその試みの集大成ともいえます。 本レクチャーでは、東南アジアに焦点をあてる展覧会(2017年開催)を準備中の森美術館チーフ・キュレーター片岡真実氏をお迎えします。長年アジアを取り巻く環境を広い視点で捉えてきた片岡氏から、現代美術表現の側面からのマレーシアの現在についてお話いただきます。

開催日時・会場

2016年10月10日(月)

18:00–19:30

会場:ロームシアター京都3F 会議室2

公演・作品について

スピーカー

片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター/京都造形芸術大学大学院教授)

上演言語

日本語

片岡真実

片岡真実Mami Kataoka

森美術館チーフ・キュレーター。ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より現職。2007から2009年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)にて、インターナショナル・キュレーターを兼務。第9回光州ビエンナーレ(2012年)共同芸術監督、CIMAM(国際美術館会議)理事(2014-2016年)。グッゲンハイム美術館アジア・アートカウンシル・メンバー、ユーレンス現代美術センター(北京)アドバイザリー・ボードなどを務める。近年の主な企画に、「アイ・ウェイウェイ:何に因って」(2009/2012-2014)、「イ・ブル」(2012)、「会田誠:天才でごめんなさい」(2012)、「リー・ミンウェイとその関係」(2014-15)などアジア中堅作家の個展、サンフランシスコ・アジア美術館での「Phantoms of Asia」展(2012年)のゲスト・キュレーションなど。日本及びアジアの現代アートを中心に企画・執筆・講演等多数。2016年度より、京都造形芸術大学大学院教授。2018年の第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督。

森美術館

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