慣れ親しんだコードや感覚の外へ。
韓国・舞台芸術の最前線を紹介する実験的ショーケース公演
注目の新世代による表現から、キム・カンヨンのサウンド・パフォーマンスと、イ・ミンジンのソロダンス作品を紹介。また、伝統音楽のフィールドを越え、新しい聴覚的・空間的体験をもたらしてきた パク・ミンヒが9年ぶりにフェスティバルに登場し、新作を上演する。
開催日時・会場
2026年10月16日(金)~ 10月17日(土)
10月16日(金)17:00★
10月17日(土)11:00☆/15:30
☆託児サービスあり
★ポスト・パフォーマンス・トーク
会場:ノースホール
上演時間:160分(予定)
※3 演目上演/途中転換休憩あり。
※18 歳未満入場不可。
※床に座ってご覧いただく作品です。
会場:ノースホール
公演・作品について
キム・カンヨン 『隠された村』(日本初演)

Photo by Lee Kangsun. Courtesy of Ob/scene Focus.
上演時間: 30 分
言語:日本語(英語字幕あり)
出演:増川健太
深海で長い年月を過ごした鳥は、貝のかたちをした神獣となる。その息吹が蜃気楼となる——。東アジアの神話から着想した本作は、メディアを横断しながら、忘れ去られたり、知覚が及ばぬまま残された世界の層や構造に光を当ててきたキム・カンヨンによるサウンドと映像を用いたパフォーマンス。貝殻に耳を当てたときのようにうごめく響きを手がかりに、観客は幻影とも深海とも、深淵な宇宙ともつかない感覚の外側にある世界を旅していく。
イ・ミンジン 『地平線のそばで(あいかわらず)』(日本初演)

Photo by Lee Kangsun
上演時間: 40 分
言語:韓国語(日本語・英語字幕あり)
舞台上のダンサーは表現する主体であると同時に、観客に見られ、消費される対象でもある。であるならば、「踊る身体」は他者からの期待や表象を担うことの重圧から真に自由になれるのだろうか。イ・ミンジンはソロパフォーマンスを通してこのパラドクスと対峙し、自身の身体に投影されるイメージや意味づけ、思惑が揺れ動くさまを見つめる。一方、劇場という限られた水平空間では、イの身体は常に観客の視線にさらされ続ける。観客もまた、自らの欲望や思い込み、戸惑いと対峙し、「どう見るのか」を問われることとなる。
Photo by Ryu Jinook
イ・ミンジンLee Minjin
ダンスを体現し、ダンスに立ち会い、ダンスを創る、パフォーマンスおよびダンスアーティスト。ダンサーが持つパフォーマンス性と主体性から始まるイの創作では、単に上演のための表現手段としてダンスに取り組むのではなく、舞台と日常、平凡と非凡を横断する感覚的探求の媒体としてダンスに向き合っている。形式としての振付ではなく、ダンスそのものの生命力と関係性に焦点を当て、時には一見するとダンスには見えないものを介すことでダンスの可能性の拡張を追求している。イの関心は可視化されない、あるいは容易に見過ごされてしまう感覚や周縁化された存在に向けられ、よく使われるコードや言葉の外にある動きをダンスの領域に取り込もうとしている。
パク・ミンヒ 『内聴の舞台』(新作)

© Moonsick Gang
上演時間:60 分(予定)
韓国の伝統声楽「ガゴク(歌曲)」を現代的な感性で再解釈してきたパク・ミンヒの最新作。ガゴクでは、言葉や音節の「間」に、恍惚ともいえる独特の時間感覚が宿る。それは現代の速度感とは対照をなし、わたしたちを未知なる音の体験へ導く。観客は薄暗闇のなかで耳を澄まし、目に見えない微かな響きや、沈黙の痕跡を全身で感じ取っていく。心で聴くとはどういうことなのだろうか。心はどこに宿るのだろうか。
©パク・ミンヒ
パク・ミンヒPark Minhee
韓国の旧重要文化遺産第30 号に登録された歌曲(ガゴク、韓国の伝統的唱和法)のイスジャ(認定を受けた歌い手)として、韓国伝統音楽の美学と構造を現代の感覚で再解釈するアーティスト。現代において伝統音楽を実践することの意味を問い続けながら、単に聴くという行為を超えた演者と観客の関係を、音楽的な意味で再定義する実験的な作品に取り組んでいる。パクの作品において、身体は音を出すただの楽器ではなく、音楽が命を持ち、共鳴する場所である。この変換を通して、他にはない音と空間の体験を観客に提供している。代表作は、『No Longer Gagok(歌曲(ガゴク)失格)』シリーズ、『Hanging Bed』、『Wind Belows from the Mountain Where Spirits Gathered』など。
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主催:京都国際舞台芸術祭実行委員会[京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都芸術大学 舞台芸術研究センター、THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)]、一般社団法人KYOTO EXPERIMENT
共同主催:韓国国立現代美術館
本公演は、エルメスの支援を受けて実現しました。
お問い合わせ
KYOTO EXPERIMENT事務局 TEL:075-213-5839
チケット購入・予約
チケット料金
自由席一般:3,500円、ユース(25歳以下)・学生:3,000円、ペア:6,500円
当日券:前売料金+500円(高校生以下は同額)
※18 歳未満入場不可。
※床に座ってご覧いただく作品です。
一般発売日
2026年8月7日(金)
12:00 よりチケット発売開始
チケット取扱窓口
- ロームシアター京都オンラインチケット
- ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201(10:00~17:00、年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)]
- 京都コンサートホールチケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-711-3231(10:00~17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌平日)]
- チケットぴあ
観劇サポート
◎車椅子でお越しのお客様
車椅子でお越しのお客様は、各料金の¥500 引きとなります。お席の指定をさせていただく場合がございます。車椅子または障害者手帳をお持ちのお客様の介助者は、1 名無料となります。
ご予約・お問い合わせは、KYOTO EXPERIMENT チケットセンターまで。
KYOTO EXPERIMENTチケットセンター TEL:075-213-0820
託児サービス
小さなお子さまをお連れの方も安心してゆっくりと舞台をお楽しみいただけるよう、託児サービスを実施いたします。(要予約、10/10まで)
お申込み、問い合わせは下記までご連絡ください。
KYOTO EXPERIMENT事務局 TEL:075-213-5839