tupera tuperaによるロームシアター京都10周年記念ビジュアルの原画を展示!
鯨に集うたくさんの個性豊かなキャラクターたちを間近に見ていただけます。どんな人々、生き物たちがいるでしょうか。
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誰かの何かのいつかの「つづき」が
「はじまり」となる場に
京都市岡崎公会堂から京都会館、そしてロームシアター京都へ。時代とともに名を変えながら場の記憶を継承してきた本劇場は、伝統芸能やクラシック音楽から現代演劇やダンスまで、多彩な表現を生みつづける文化の場でありつつ、併設するブック&カフェ、周りを囲む公園、文化施設など、様々な人々が交差する生活の場として、「劇場」の在り方をつねに問いつづけてきました。
そんな「ロームシアター京都らしさ」にカタチを与えたのは、京都を拠点に活躍するtupera tuperaです。俯瞰したロームシアター京都の建築の類似を起点に、海をたゆたう「鯨=クジラ」にあやかり、劇場に宿るスピリットを具現化しました。奇しくも「鯨」には「京」の字が覗きます。多様な存在を包み、神話や芸術作品にも多く登場する創造と神秘の生物である鯨は、ロームシアター京都という変化しつづける有機体そのもの。建築家・前川國男の設計、そしてそれを継承した香山壽夫の想いも宿して、海がどこまでもつながっているように、世界へ、未来へと、京都の海から波を起こしつづけます。誰かの何かの「つづき」がいつでも「はじまり」となる、生きた場であることを願って。
アート:tupera tupera 亀山達矢、中川敦子
デザイン:北原和規(UMMM)
写真撮影:山地憲太(SHINSEKI Inc.)
什器デザイン:ドットアーキテクツ
額縁:ガクブチのヤマモト
開催日時・会場
2026年1月10日(土)~ 12月31日(木)予定(上記10周年記念事業実施期間)
※プロムナードのオープン時間に準ずる 無料・申込不要
会場:プロムナード チケットカウンター横
公演・作品について
tupera tupera メッセージ
10周年のメインビジュアルの依頼をいただいてロームシアター京都を訪れた時、
劇場全体が、ひとつの大きな生き物のように感じた。
メインホールの赤い座席やカーテンは内臓、照明を吊るすトラスは背骨、
そして誰もいないホールの暗闇は、まさに何かに飲み込まれたような感覚だった。
さらに外に出て建物全体を眺めていると、風合いのあるレンガはフジツボ、中庭のタイルは波紋、
そして、大きく張り出した象徴的な屋根は尻尾のようにみえた。
そう、ロームシアター京都は鯨だと思った。
“鯨” の漢字の中に “京” という文字がはいっていることに気がついた時、
ロームシアター京都の10周年ビジュアルに相応しいモチーフは、鯨だと確信した。
制作工程としては、まずドローンを使って様々な角度から建物の外観を撮影し、その写真を何枚もプリントした。
それをアトリエの床に広げて、鯨にみえる部分を切り出しては貼り合わせて作っていった。
鯨の周りには、10周年を祝う様々な人やキャラクターがつどってきている。
この先も京都に息づく鯨は、たくさんの表現者たちと共に、多くの人を楽しませてくれることだろう。
さあ、あなたもロームシアター京都を鯨だと感じながら探検してみよう。きっと今までとは違った発見がたくさんあるはずだ。
tupera tupera
photo shingo mitsuno
tupera tuperaツペラツペラ
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、TVや舞台、空間のアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(Gakken)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも多くの国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014(マルセイユ 子どもの本大賞 2014)グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。
お問い合わせ
ロームシアター京都 TEL.075-771-6051(代表)

〈10周年記念事業〉