公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団と公益財団法人新国立劇場運営財団は、それぞれが運営するロームシアター京都と新国立劇場との連携・協力に関する協定を10月30日(水)に締結しました。
両劇場は、ロームシアター京都がリニューアルオープンした2016年から毎年「高校生のためのオペラ鑑賞教室」を共催により上演しています。この公演は、青少年に向けた普及活動に積極的に取り組んでいる公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション、ローム株式会社のご支援を得て、毎年多くの京都及び周辺府県の高校生に参加していただき、定着してきました。新国立劇場の保有する舞台衣裳や装置模型を活用した展示「ROHM CLASSIC SPECIAL オペラの扉 ~KNOCKING ON THE DOOR OPERA EXHIBITION~」も鑑賞教室の公演期間に合わせ、劇場内で開催されています。
今回の協定は、それぞれの劇場等で実施する公演のほか、人材の交流・育成などについて緊密な協力関係を築き、連携を深めることで、劇場事業の活性化に資するとともに、地域における実演芸術の普及向上、教育及び文化の振興に寄与すること、ひいてはわが国の芸術文化の振興に貢献することを目指しています。
新国立劇場は東京藝術大学ほか10大学、および国立青少年教育振興機構と協定を締結しており、劇場との締結は2018年4月の公益財団法人札幌市芸術文化財団(札幌文化芸術劇場 hitaru)、10月の公益財団法人東京都歴史文化財団(東京文化会館)、11月の公益財団法人びわ湖芸術文化財団(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)、本年6月の公益財団法人富山市民文化事業団(富山市芸術文化ホール)に続き5例目となります。
今後も、様々な形で連携・協力関係を構築し、文化芸術の振興普及に努めてまいります。