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2024.6.5 その他

2024年度 ロームシアター京都リサーチプログラム リサーチャー決定のお知らせ

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2024年度ロームシアター京都リサーチプログラムについて、選考の結果、参加リサーチャーが決定しましたのでお知らせします。
今年度は新たに4名のリサーチャーがこのプログラムに参加します。
これから一年を通してそれぞれのリサーチに取り組み、最終報告にまとめていきます。2025年3月には、最終報告会を実施する予定です。

募集内容はこちら

テーマA:現代における伝統芸能

■奥田知叡(おくだ ともあき)【新規/1ヶ年】
演出家、三人之会主宰。 京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻修了。国立台北芸術大学戯劇学系博士課程に在籍。劇場創造アカデミー11期。国際演劇協会日本センターと能楽学会に所属。中国戯曲の演出・翻訳を積極的に行なっている他、能と現代演劇に関する論考を複数発表している。主な演出作品に李健鳴「隔離」(国際演劇協会日本センター主催 Plays4Covid 孤読/臨読、2019年)、高行健「逃亡」(三人之会第二回公演、2023年)。主な論考に「武智演出「綾の鼓」の再評価―能技法を用いた三島『近代能楽集』の上演意義―」(『能と狂言』21号、2023年)、「能技法を用いた三島由紀夫『近代能楽集』上演の研究―能の現代演劇化について―」(修士論文、2023年)、研究ノート「謡曲の現代語翻訳とその上演意義について―岡田利規訳「卒都婆小町」を例に―」(『舞台芸術研究センター 研究紀要』、2024年)等。

テーマB:(子どもと舞台芸術)とC舞台芸術のアーカイヴ)の横断型

■橋爪 皓佐(はしづめ こうすけ)【継続/2ヶ年(2年目)】
音楽家。ベルギー・ブリュッセル王立音楽院作曲科・ギター科学士課程修了後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程作曲・指揮専攻(作曲)を、英国王立音楽大学への派遣留学を経て修了。関西を拠点に、音をシェアする空間の枠組みを再考、再構築することを主なテーマとし、音楽的な技法による新たな形の公演や展示の制作を行う。ロゼッタ(現代音楽アンサンブル/アートコレクティブ)を主宰するほか、作曲家としてはソロ・室内楽器楽作品を中心に委嘱を受け、現代ギター社などから楽譜が出版。クラシックギター奏者としても活動。クラシックからポピュラー分野、映画音楽など幅広い分野の音楽の作曲や製作に携わっている。近年は、関西・大阪21世紀協会の「学校アートプログラム」派遣アーティストを担当するなど、こどもと芸術活動に関しての実践と研究を行っている。2023年まで京都市立芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員。2024年現在、京都女子大学非常勤講師。

自由テーマ:リサーチ・ベースド・アートの輪郭と社会的主題との関係

■中山恵理那(なかやま えりな)【新規/1ヶ年】
1997年生まれ。お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。音楽学を専攻し、日中戦争期の軍歌・国民歌を対象に研究を行う。在学中、アートプロジェクト「隅田川怒涛」にインターン(リサーチャー)として参加。2022年より公共ホールに勤務し、音楽・コンテンポラリーダンス公演等の制作に携わる。本プログラムでは、リサーチ・ベースド・アートについて⑴「リサーチ」を前面に出すようになった社会的背景、⑵リサーチと創作の間の過程、⑶劇場におけるリサーチとの関連性を調査したい。

自由テーマ:観客文化、対話型鑑賞、劇場におけるコミュニティ創成

■中山佐代(なかやま さよ)【新規/2ヶ年(1年目)】
舞台企画制作。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。在学中は記録撮影で舞台に関わる。2012-2016年、「マレビトの会」制作部に参加。同時にフリーランスの企画制作として様々な作家の公演に携わる。自身の企画では、劇場構造や舞台制度を再考し、新たな可能性を見出すために他分野の作家を劇場へ招聘する領域横断的な企画を行う。主な企画には、現代アーティスト・田村友一郎『テイストレス』(京都芸術劇場 春秋座、2021年)がある。現在は、立命館大学大学院人間科学研究科博士前期課程に在籍。研究テーマは、劇場における対話型鑑賞およびコミュニティ創成。その他の活動として、厄祓いの獅子舞や放下芸を演じながら西日本を巡業する伊勢大神楽のフィールドワークも行っている。

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