ロームシアター京都では、プログラム策定のためのリサーチ、舞台芸術に関わる研究・批評分野と実践の場をつなげる若手人材の育成を目的に、「リサーチプログラム」を2017年度より実施しています。
6年目となった2022年度は、前年度に引き続き3つの重点テーマと自由テーマを設け、4名のリサーチャーがそれぞれのリサーチに取り組みました。その成果をまとめた「ロームシアター京都 リサーチプログラム 紀要―2022年度報告書」を発行いたします。
「ロームシアター京都 リサーチプログラム 紀要―2022年度報告書」
・無料
・発行:2024年3月
・執筆者:2022年度リサーチャー(荻島大河、彦坂敏昭、立花由美子、小倉千裕)、メンター(吉岡洋、若林朋子)、寄稿(新里直之[2019年度/2021年度リサーチャー]、林立騎[2017年度/2018年度リサーチャー])
※報告書の内容はこちら(PDF)からご覧いただけます
【報告書の内容】
■ロームシアター京都 リサーチプログラム〈実施概要〉
■執筆者プロフィール
■メンタープロフィール
■テーマ:現代における伝統芸能
伝統芸能の始原を探る
―犬飼(いぬかい)文化と人形劇から読み解く始原演劇論の現在―
荻島大河
■テーマ:子どもと舞台芸術
「おえかきダイス」の事例から子どもの劇場・体験を考える
彦坂敏昭
■テーマ:舞台芸術のアーカイヴ
再演のための「パフォーマンスアーカイヴ」の思考実験
:美術館と劇場における実践の比較から
立花由美子
■テーマ:自由テーマ
舞台芸術のチケット価格戦略
日本の演劇における「前売券を割り引く」商習慣の形成要因の考察と傾向の分析
小倉千裕
■寄稿
リサーチ=ベースド・パフォーミング・アーツの示唆
―佐藤朋子、チーム・チープロへのインタビューを手がかりに―
新里直之
舞台芸術と社会――価値、フェアネス、プロセス
林立騎
■メンター寄稿
雑談からすべてが始まり、雑談が消えるとすべてが消える
吉岡洋
リサーチを内在化する
若林朋子
■最後に
リサーチプログラムに参加して
■事業資料
2022年度リサーチャー募集概要