多様な角度から同時代の社会を知り、捉え直すためのトピックを挙げ、それにまつわるゲストを招きます。複雑化し、混迷する現代を「いかに生きるべきか」。その手掛かりを探り、ともに考えるための連続トークシリーズです。
第18回目は、写真家の田川基成氏と劇作家・演出家の松田正隆氏をお迎えします。明治の近代化以降、日本では地方と中央という区分け固定化し、東京への一極集中は今も続いています。しかし、一方通行に見える人口流動の中でも、人々は日本の中で、そして外から、様々な形で移動し、異なる土地に住むということを行ってきました。写真家の田川基成氏と劇作家・演出家の松田正隆氏は、ともに出身地である長崎を舞台とした近作を発表し、その土地に住む、移り住む人たちを描いています。人が「移り、住むこと」について、お二人と一緒に考えます。
Vol.18 「移り、住むこと」-移動が生み出す日本の中の多様性
ゲスト:田川基成(写真家)、松田正隆(劇作家・演出家)
日時:2022年3月19日(土) 15:00開始(14:30開場)
会場:パークプラザ3階共通ロビー
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
募集要項
応募方法
専用予約フォーム(こちら)あるいは FAX (075-746-3366)でお申し込みください。FAX には、参加希望日、お名前、参加人数(4名様まで)、ご連絡先お電話番号をご記入ください。
申込開始日:2022年2月20日(日)
応募締め切り
2022年3月18日(金)23時59分
参加費
無料(事前申込優先)
※当日お席がある場合は申込無しでもご参加いただけます
プロフィール
田川基成 Motonari Tagawa
写真家。1985年、長崎県西海市出身。北海道大学農学部を卒業後、東京で編集者・記者を経て写真家となる。長崎の離島出身である自身のルーツと、これまでに暮らしてきた土地と旅の経験を通して、移民と文化、土地と記憶、信仰などに興味を持ち作品を撮っている。2018年、千葉県に住むイスラム教徒のバングラデシュ移民家族の生活を写した「ジャシム一家」で第20回三木淳賞受賞。2020年、故郷・長崎の離島沿岸部への約4年に渡る旅を記録した写真集『見果てぬ海』を上梓した。現在は福岡県糸島市在住。
松田正隆 Masataka Matsuda
1962年、長崎県生まれ。96年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、97年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、99年『夏の砂の上』で読売文学賞を受賞。2003年「マレビトの会」を結成。主な作品にフェスティバル・トーキョー2018参加作品『福島を上演する』など。2012年より立教大学現代心理学部映像身体学科教授。2021年1月「シーサイドタウン」をロームシアター京都で初演し、10年ぶりに自身の演出作品を京都で上演する。また、ロームシアター京都「劇場の学校プロジェクト」でも3年続けて講師を務めている。
お問い合わせ
ロームシアター京都 TEL.075-771-6051(代表)