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募集終了 募集期間:2019年10月1日〜2019年10月25日

劇場の学校プロジェクト 舞台芸術の未来を担う人々のための研究会 参加者募集

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劇場の学校プロジェクト  舞台芸術の未来を担う人々のための研究会 参加者募集

ロームシアター京都では、今年度より、中学生~18歳までを対象にした人材育成事業「劇場の学校プロジェクト」をスタートしました。演劇、舞踊、メディア・パフォーマンスの3つのジャンルの講座、ワークショップで構成し、いずれも国内外の第一線で活躍しているアーティスト、エンジニアが講師を務めています。受講生はアーティスト等の作品の背景にある考え方に触れ、実際に体を動かしてみて、自ら思考し、感じる時間を過ごしています。
本事業の展開に併せて、中学生~18歳をとりまく芸術環境や表現活動の実際を知り、劇場でどのような学びが可能か、教育現場の専門家等とともに考える研究会を実施いたします。本テーマに関心のある方のご参加をお待ちしております。

第1回 11月2日(土) 17:30~19:30 
第2回 11月4日(月・休) 18:00~20:00
*各回、または両回など、希望に応じてご参加いただけます。

司会  大野はな恵 (ロームシアター京都 リサーチャー2017,18年度)

■第1回 演劇の人材育成 ~大学での演劇教育の現在
日時:11月2日(土)17:30~19:30
会場:ロームシアター京都 会議室2
ゲスト:松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表/立教大学 映像身体学科教授) 
多和田真太良(玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 准教授/東京演劇大学連盟 事務局長) 
枡谷雄一郎(京都造形芸術大学 職員)
<内容>
演劇教育を主とした学科のある大学の関係者を招き、実施されているカリキュラムやこれまでの成果、これからの展望をお伺いします。日本において、演出家や劇作家、俳優や舞台技術者は、どこでどのように育まれていくのでしょうか。ゲストには、京都市で多くの演劇人を輩出してきた京都造形芸術大学から卒業生でもあり、現在同大学の職員でもある枡谷雄一郎氏と、玉川大学准教授で東京演劇大学連盟事務局長を務める多和田真太良氏、そして、「劇場の学校プロジェクト」の講師でもあり、大学でも教鞭をとられている松田正隆氏をお招きします。

■第2回 「考える」大切さは学べるのか-中高生が哲学する意味と公共劇場の役割
日時:11月4日(月・休)18:00~20:00  
会場:ロームシアター京都 会議室2
ゲスト:梶谷真司(「哲学対話」/東京大学大学院総合文化研究科教授)
<内容>
劇場は思考する場であるということも、「劇場の学校プロジェクト」の受講生に体感してほしいと考えています。現代の作品では、社会問題を扱うものもあり、自分の周りの社会への意識を高め、知識を深める行為もまた、思考するということが必要です。今回、地域や学校で多くの人々と哲学対話を行ってきた梶谷真司氏を迎えて、「中高生が考えるということ」をみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
*哲学対話とは
哲学者の思想を学んだり難解な哲学的問題について考えたりするのではなく、身近な問題から出発して、他の人と一緒に問い、考え、話す中で、お互いの考えを広げ、深めていくこと。またそれによって、多様な他者を受け入れ、互いの信頼し協力し合える関係を作ることができる。そのため現在、小中高の学校で思考力の育成や探求学習のために導入され、会社や病院等の組織の研修、地域コミュニティの話し合いで活用されている。

主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会

募集要項

対象

本テーマに興味関心のある方。

募集人数

15名
※定員を上回るお申込みがあった場合は、抽選で参加者を決定します。結果は応募者全員に締め切り日以降にご連絡いたします。

参加条件

参加料: 無料(要事前申込)

応募方法

参加を希望される方はWEBフォーム(こちら)にてお申込みいただくか、下記の内容をFAXでお知らせください。
①参加を希望する回(複数可)②氏名 ③年齢 ④所属先 ⑤電話番号 ⑥郵便番号と住所 ⑦応募動機

応募締め切り

2019年10月25日(金)23時59分

プロフィール

松田正隆

1962年生まれ。96年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、97年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、98年『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2003年「マレビトの会」を結成。マレビトの会という劇団は、未来の演劇のつくり方を考える創作集団。2012年より立教大学現代心理学部映像身体学科教授を務め、演劇を教えている。

多和田真太良

演劇研究者。戯れの会主宰。演出家。学習院大学非常勤講師。明治大学文学部演劇学専攻、文学座附属演劇研究所を経て学習院大学大学院博士課程修了。日本演劇学会会員。日本演出者協会会員。東京芸術劇場アーツアカデミー講師。東京演劇大学連盟事務局長。玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科准教授。

*東京演劇大学連盟
主に演劇の実技教育を担う5大学(桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科、桐朋学園芸術短期大学演劇専攻、日本大学芸術学部演劇学科)で連携し、共同制作および共同研究を通して、演劇の実技教育及び舞台芸術創造の体系化構築をめざしている。

枡谷雄一郎

京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科2003年度卒業(1期生)。
京都造形芸術大学・舞台芸術学科の事務職員を務める。在任期間は2012年4月1日から2019年7月31日。

梶谷真司

1966年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は哲学・医療史・比較文化。著書に『シュミッツ現象学の根本問題~身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会・2002年)、『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎・2018年)などがある。近年は哲学対話を通して、学校教育、地域コミュニティなどで、「共に考える場」を作る活動を行っている。

大野はな恵 (ロームシアター京都 リサーチャー2017,18年度)

博士(学術)。専門は音楽学と表象文化論。現在、東京大学大学院総合文化研究科 学術研究員、津田塾大学非常勤講師などを務める。論文に『子どもと共につくる劇場のかたち―「子どもの参画」はいかにして展開されうるか』ほか。

お問い合わせ

〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺13  「劇場の学校プロジェクト 研究会」係
TEL 075-771-6051  FAX 075-746-3366

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