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募集終了 募集期間:2019年4月26日〜2019年5月24日

劇場の学校プロジェクト 受講生募集

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劇場の学校プロジェクト 受講生募集

ロームシアター京都では、舞台芸術の「学校」を始めます。この学校の講師は、国内外の第一線で活動しているアーティストやエンジニアです。スタートの年となる今回は、「演劇」「舞踊(ぶよう)」「メディア・パフォーマンス」の3つのコースを設けました。各コースは、講師の作品とその背景にある考え方を知る「講座」と、実際に身体を動かして、舞台作品について考える「ワークショップ」で構成します。この学校は、自分が何に興味がわくのか知る機会や、人生の幅を広げる機会、あるいは、年齢・学校を超えた仲間との出会いの場にもなるかもしれません。みなさまのご応募をお待ちしております。

■講師 
演劇コース:岡田利規(演劇作家・小説家・チェルフィッチュ主宰) 
松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表) 
舞踊コース:木田真理子(ダンサー)
南村千里(ダンスアーティスト)
メディア・パフォーマンス:高谷史郎(アーティスト/ダムタイプ)
伊藤隆之(YCAM InterLab研究開発ディレクター)

■劇場の学校プロジェクト、開講に寄せて 
ロームシアター京都はティーンエイジャーに向けた劇場の学校を始めます。今年はそのトライアルとなります。劇場の学校とは、劇場で働くための職業訓練の場ではありません。また、通常の学校教育を補完するための場でもありません。あるいは、習い事の選択肢のひとつでもありません。では何か?それは、劇場という場で若者が「市民」へと成長する、社会教育の場であろうとしています。劇場で行われる表現活動は、技術・情報・他人との対話を駆使して成り立つ、つまり社会で「共に」生きていく上で必要なあれこれが詰まっています。もちろんそれだけでなく、卓越した表現で広い世界を舞台に活躍するアーティストたちとじかに触れあうことで、若者が未来に希望を抱くことがまず第一です。そして、将来の舞台を牽引していく人材がここから生まれれば、それに越したことはありません。新しい表現は、新しい場を切り拓くところからしか生まれないのだから。
(ロームシアター京都 プログラムディレクター 橋本裕介)

主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:京都市教育委員会

募集要項

対象

中学1年生~18歳(性別・国籍・経験不問) 
*希望のコースの全日程(全6回)に原則、すべて参加できる人
*幅広い視野を獲得するために、複数コースへの参加をおススメします。

募集人数

各コース20名 
*定員を上回る申し込みがあった場合、抽選で参加者を決定します。

応募方法

次の①~⑦を明記し、メール(件名:劇場の学校)、WEBフォーム、郵送のいずれかでお申し込みください。

①氏名(ふりがな)
②学校名/学年/年齢
③住所 
④保護者の氏名 および 緊急連絡先
⑤応募動機(何文字でも自由にお書きください)
⑥希望のコース(複数可)
⑦希望コース以外の座学講座に参加しますか?(はい・いいえ)

※郵送の場合は、所定の応募用紙に、必要事項を記入の上、送付してください。
※お申込みいただいた個人情報は個人情報保護規程に従い厳重に管理し、本講座の実施のために使用いたします。

応募締め切り

2019年5月24日(金)23時59分

料金

1コースにつき5,000円
*「劇場の学校プロジェクト」受講生に限り、受講するコース以外の「講座」は、無料で受講できます。

【演劇コース 全6回】

日程:①2019年6月6日(木)~8日(土)、②11月2日(土)~4日(月・祝)
こんな人におススメ!>>> 本やマンガが好きな人。映画やドラマ、アニメの世界に興味がある人。


講座:6/6(木)18:00~20:00
ワークショップ:6/7(金)18:00~20:00、6/8(土)13:00~16:00
内容:演劇は「役柄やストーリーといった情報を伝える」だけではなく、「想像をやりとりする」ものだ、というチェルフィッチュの演劇論に基づいた講座です。座学講座とワークショップを通じて、役柄とは別の次元の<イメージ>を立ち上げる俳優の演技について、受講生とともに考えます。
講師:岡田利規


講座:11/2(土)14:00~16:00
ワークショップ:11/3(日・祝)14:00~16:00、11/4(月・休)13:00~16:00
内容:まず、劇場から外に出て、道行く人々を観察するフィールドワークを行います。そこにある風景や音を採集し、短い「戯曲(芝居のための文章)」にしてみます。そして、みんなが生み出した言葉を声にし、「劇」がたちあがる瞬間を一緒に体験します。
講師:松田正隆

【舞踊コース 全6回】

日程:①2019年7月13日(土)~15日(月・祝)、②8月29日(木)~31日(土)
こんな人におススメ!>>> 体を使ったコミュニケーションに興味がある人。


ワークショップ:7/13(土)15:00~17:30、7/15(月・祝)15:00~17:30
講座:7/14(日)16:00~17:30
内容:耳できく音楽を使用せず、自分の中にある音と動きからムーブメントを発展させるワークショップをおこないます。
五感を駆使するダンスとは何か、一緒に模索していきたいと思います。
講師:南村千里


ワークショップ:8/29(木)18:00~20:30、8/31(土) 15:00~17:30
講座:8/30(金)18:00~19:30
内容:私は、自分の身体をどれだけ拡張できるのか?という事に興味を持っています。一旦「ダンスをうまく踊る」ということから離れて、周りのモノと身体の関係、または周りの人と身体の関係などを考えながら一緒にダンスを大きく捉え直すことに挑戦してみましょう。
講師:木田真理子

【メディア・パフォーマンスコース 全6回】

日程:①2019年11月18日(月)~20日(水)、②12月14日(土)~16日(月)
こんな人におススメ!>>> プログラミングに興味がある人。ゲームが好きな人。


講座:11/18(月)18:00~19:30
ワークショップ:11/19(火)18:00~20:00、11/20(水)18:00~20:00
内容:コンピューターなどのメディアテクノロジーを用いた作品の「仕組み」について考えるワークショップです。簡単なゲームなどを通じて、その基本的な考え方を学びます。みんなでわいわい話しながら進められたらいいなと思っています。
講師:伊藤隆之


講座:12/14(土)14:00~15:30
ワークショップ:12/15(日)14:00~15:30、12/16(月)18:00~20:30
内容:コンピューター・プログラマーと協働することによって、舞台装置をコンピューター制御(せいぎょ)し様々なエフェクトを作り出す新たな舞台表現の可能性について座学と実践で学びます。
講師:高谷史郎

募集チラシ・応募用紙

チラシPDFこちら
郵送時の応募用紙はこちら

プロフィール

演劇コース: 岡田利規(演劇作家・小説家・チェルフィッチュ主宰)

©Kikuko Usuyama

演劇コース: 岡田利規(演劇作家・小説家・チェルフィッチュ主宰)

1973年生まれ。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。08年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞受賞。18年、タイの小説家、ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』をバンコクにて発表、今年6月に日本初演予定。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
『ラストエンペラー』という映画を見て、いたく感動しました。高校生のときは小説家・村上龍の書くことや考え方にすごく影響受けていました。最近では『オープン・シティ』という小説(テジュ・コール著)がすごく好きでした。映画は、『バーニング』(イ・チャンドン監督)がすばらしかった。

松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表) 

松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表) 

1962年生まれ。96年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、97年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、98年『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2003年「マレビトの会」を結成。マレビトの会という劇団は、未来の演劇のつくり方を考える創作集団。2012年より立教大学現代心理学部映像身体学科教授を務め、演劇を教えている。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
スティーブン・スピルバーグの映画、「未知との遭遇」が好きでした。最近読んで面白かった本、音楽、ドラマは、『82年生まれ、キム・ジヨン』(著:チョ・ナムジュ/小説)、音楽は「昔のユーミンの曲」を最近よく聞きます。ドラマは、ショーケン(萩原健一)が亡くなったので見た『前略おふくろ様』が面白かったです。

木田真理子(ダンサー)  

Photo Hironori Tsukue

木田真理子(ダンサー)  

ローザンヌ国際バレエコンクール受賞後、カナダ、スウェーデンでプロダンサーとして活動、その後プリンシパルダンサーとしてスウェーデン王立バレエに所属した。ブノワ賞(ロシア)、レオニード・マッシーニ賞(イタリア)、文化庁長官表彰(国際芸術部門)を受賞。2016年よりフリーランスとしてピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団に客演するなど各国で活躍。立命館大学大学院先端総合学術研究科所属。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
バレエが忙しすぎて、趣味の時間を持てませんでした。最近は、本だったら『断片的なものの社会学』岸政彦、『バビロンに生きて歌え』池澤夏樹など。映画は『ハッピーアワー』濱口竜介、『人生はビギナーズ』マイク・ミルズ。

南村千里(ダンスアーティスト) 

Photo 野田 祐一郎

南村千里(ダンスアーティスト) 

生後7か月目に聴力を失う。女子美術大学日本画学士号習得。ロンドンのラバン校卒業後、横浜国立大学大学院修士課程修了。2003年より2006年末まで、英国のCandoCo Dance Companyのダンスアーティストとして活動。現在、フリーランスアーティストとして、ロンドンを拠点に20か国40都市以上で公演、ワークショップを実施。きこえない視点からの視覚的音 / 音楽という、他にはない独創的なものに取り組んでいる。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
ブラザーズ・クエイによる「ストリート・オブ・クロコダイル」。今でも記憶に残る、クリエイティブな映画。最近は、Giuseppe Penoneによる『Spazio di Luce (Space of Light) 』の芸術作品、素晴らしかったです。

高谷史郎(アーティスト/ダムタイプ) 

高谷史郎(アーティスト/ダムタイプ) 

1963年生まれ。京都市立芸術大学在学中の1984年から「ダムタイプ」(マルチメディア・パフォーマンス集団)の活動に参加。1998年からダムタイプの活動と並行して個人の制作活動を開始。マルセイユ・フェスティバル、東京・新国立劇場、台北・國家兩廳院等での公演や、東京都写真美術館での個展等。また、坂本龍一や野村萬斎など様々なアーティストとのコラボレーションも多数。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
『時との戦い』カルペンティエール、『チベット旅行記』河口慧海、バウハウス、アントニオ・ガウディの建築、藤原新也、マグナム・フォト、本田勝一の写真。スタンリー・キューブリック、タルコフスキー、ジャン・リュック・ゴダール監督の映画が好きです。

伊藤隆之(YCAM InterLab 研究開発ディレクター)

Photo : Gottingham

伊藤隆之(YCAM InterLab 研究開発ディレクター)

技術者です。大学、専門学校を経て山口情報芸術センター(YCAM)というところに就職しました。それ以降、アーティストの方々と一緒に作品などを作ることを仕事にしてきました。レコーディングやコンサートPAなどから、ソフトウェアを作ったり、バイオテクノロジーを使ってみたりと、分野を限定せずに活動してきています。

■質問:中高生時代に影響を受けたものは何ですか?
中高生時代は、まわりの友人たちの趣味や嗜好に影響を受けていました。最近読んだ本で、『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』 オリヴァー・サックス (著) 吉田 利子 (翻訳) というのが良かったです。

お問い合わせ

申込み/お問い合わせ
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 「劇場の学校」係
e-mail oubo@rohmtheatrekyoto.jp TEL 075-771-6051(9:00~17:00)

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