このたび、KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN参加アーティスト、マーク・テによる特別レクチャーを、ロームシアター京都 会議室にて開催することになりましたのでお知らせします。
マレーシア・クアラルンプールを拠点に活動する演出家、マーク・テ(Mark Teh)は、今秋、KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMNの公式プログラムとして『Baling』を上演します。
本作は、1955年にマラヤ・バリンで行われ、のちに「バリン会談」と呼ばれるマレーシアの現代史にとって非常に重要な出来事を基にしています。この和平会談は、「マラヤ非常事態」/革命闘争を終結させ、第2次世界大戦で荒廃したマレー半島に和平をもたらすための異例の試みとして、マレーシアの現在において、そして世界史においても大きな意味を持つものでした。彼はこの会談に関心を寄せ、2005年以来、実際の会談の採録を用いたドキュメンタリー・パフォーマンスの連作を上演し、本作はその試みの集大成ともいえます。
今回のレクチャーでは、マレーシアの公式の歴史とは異なる視点で歴史を捉えようとする本作『Baling』について、マーク・テ自身が、制作の動機、過去11年間に試みたそれぞれ異なるバージョンについて、また、1948〜60年のマレーシア非常事態について語ります。
[プレイベント]マーク・テ特別レクチャー「『Baling』について」
日時:2016年7月15日(金)15:00–16:30
会場:ロームシアター京都 3F会議室2
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13 会場へのアクセス
言語:英語(日本語逐次通訳)
料金:無料
定員:30名
申込:申込フォームはこちら
主催・お問合せ:京都国際舞台芸術祭実行委員会 075-213-5839
マーク・テ プロフィールおよび作品詳細はこちら