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2025.5.29 その他

2025年度 ロームシアター京都リサーチプログラム リサーチャー決定のお知らせ

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2025年度ロームシアター京都リサーチプログラムについて、選考の結果、参加リサーチャーが決定しましたのでお知らせします。
昨年度より継続し2年目を迎える2名のリサーチャーに加え、今年度は新たに2名のリサーチャーがこのプログラムに参加します。
これから一年を通してそれぞれのリサーチに取り組み、最終報告にまとめていきます。2026年3月には、最終報告会を実施する予定です。

募集内容はこちら

テーマB:子どもと舞台芸術

■新崎洋実(あらさきひろみ)【新規/1ヶ年】
ピアニスト。沖縄県立芸術大学音楽学部器楽専攻ピアノコース卒業、西銘順治賞受賞。パリ地方音楽院(CRR de Paris)最高課程演奏家コース卒業、上級音楽研究資格取得。
ホール公演の企画・実演のほか、全国各地の学校や福祉施設等での音楽アウトリーチ活動を継続して行う中で、アーティストが地域と劇場をつなぐ媒介者として果たしうる可能性に関心を持つ。邦楽器や創作ダンス、インドネシアのワヤン・ガムランと語りによる影絵音楽劇など、他分野との共創にも取り組む。
豊中市立文化芸術センターとよなかARTS ワゴン第1期レジデントアーティスト。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業令和元・3 年度長野セッションアシスタントコーディネーター。帝塚山大学教育学部非常勤講師。

テーマC:舞台芸術のアーカイヴ

■遠藤麻衣(えんどうまい)【新規/1ヶ年】
俳優・美術家。身体の政治性を主題に他者との共同作業を通じて作品を制作する。クィア・フェミニズム理論における「受動性」や「失敗」をパフォーマンスや映像で実践し、人間/非人間らの関係性を再創造している。近年は、1970年代以降のニューヨークにおける非制度的タイムベースド・アートをアーカイブするFranklin Furnaceのリサーチャーとして調査、執筆、展覧会を実施。また、戦後を起点とした日本のストリップショー文化を再解釈し、踊り子の宇佐美なつとともにパフォーマンス映像《オメガとアルファのリチュアル》(2024)を国立西洋美術館で発表。2018年より、丸山美佳と「Multiple Spirits(マルスピ)」を創刊し出版を継続。2021年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。

自由テーマ:パフォーミングアーツ/文化施設・機関における「リサーチ」観の変遷

■中山恵理那(なかやま えりな)【継続/2ヶ年(2年目)】
1997年生まれ。お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。音楽学を専攻し、日中戦争期の軍歌・国民歌を対象に研究を行う。在学中、アートプロジェクト「隅田川怒涛」にインターン(リサーチャー)として参加。2022年より公共ホールに勤務し、音楽・コンテンポラリーダンス公演等の制作に携わる。本プログラムでは、リサーチ・ベースド・アートについて⑴「リサーチ」を前面に出すようになった社会的背景、⑵リサーチと創作の間の過程、⑶劇場におけるリサーチとの関連性を調査したい。

自由テーマ:観客文化、対話型鑑賞、劇場におけるコミュニティ創成

■中山佐代(なかやま さよ)【継続/2ヶ年(2年目)】
舞台企画制作。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。在学中は記録撮影で舞台に関わる。2012-2016年、「マレビトの会」制作部に参加。同時にフリーランスの企画制作として様々な作家の公演に携わる。自身の企画では、劇場構造や舞台制度を再考し、新たな可能性を見出すために他分野の作家を劇場へ招聘する領域横断的な企画を行う。主な企画には、現代アーティスト・田村友一郎『テイストレス』(京都芸術劇場 春秋座、2021年)がある。現在は、立命館大学大学院人間科学研究科博士前期課程に在籍。研究テーマは、劇場における対話型鑑賞およびコミュニティ創成。その他の活動として、厄祓いの獅子舞や放下芸を演じながら西日本を巡業する伊勢大神楽のフィールドワークも行っている。

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