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募集終了 募集期間:2018年10月31日〜2018年11月29日

木ノ下歌舞伎スピンオフ!プログラム 「古典精読講座」(第三回/全四回)参加者募集

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木ノ下歌舞伎スピンオフ!プログラム 「古典精読講座」(第三回/全四回)参加者募集

ロームシアター京都では、木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』公演のスピンオフ!プログラムとして、日本の古典をあたらしい広がりの中で読み直す「古典精読講座」(全四回)を開講します。古典は、今とは異なる人間、男女の関係、都市の姿、倫理と宗教をわたしたちに教え、現代社会を見直すきっかけを与えます。一方で古典はまた、複雑な家族関係、けがれと差別、その救いといった、いつの時代にも見られるモチーフを備えることで、現代にいたるまでかたちを変え、さまざまに語り継がれてきました。本講座は、一見近寄りがたい古典に対して、現代においても本質的な問いを投げかけていきます。また、2019年2月に初演される木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』の関連企画とすることで、古典をいかに現代の表現へと翻訳し、今の社会を生き抜くすべにするかを考えます。
このたび、第三回の参加者を募集しますのでお知らせします。奮ってご参加ください。

第三回 古典がつなぐアジア世界〜折口信夫と演劇の起源
日時:2018年11月30日(金)19:30 – 21:30
会場:ロームシアター京都 会議室2

講師:安藤礼二(文芸評論家、多摩美術大学教授)
※講師プロフィールは下欄参照

概要:第三回は、歌舞伎の『摂州合邦辻』を愛しつつ、それとも異なり、能の『弱法師』とも説経節の『信徳丸』とも異なる、「もっとも原始的な物語」へかえろうとした折口信夫の『身毒丸』を出発点に、都市と芸能の深さと広がりに迫ります。大阪・四天王寺の西門が極楽の東門につながっているという宗教観、インドを源流として東西に伝わった物語、歴史と演劇がほとんど未分化な起源といった、今では見えづらくなった大きな世界が足元から立ち上がってきます。

【全回共通】
司会:林立騎(翻訳者、演劇研究者)
質問者:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

企画・構成:林立騎
翻訳者、演劇研究者。訳書にイェリネク『光のない。』(白水社)、共編著に『Die Evakuierung des Theaters』(Berlin Alexander Verlag)。リサーチ活動にPort B『東京ヘテロトピア』など。2012-14年、アーツカウンシル東京調査員(伝統芸能分野)。現在、京都造形芸術大学非常勤講師、沖縄県文化振興会チーフプログラムオフィサー、NPO法人芸術公社ディレクターズコレクティブ。

主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

今後の予定 12月13日(木)講師:亀有碧(東京大学大学院)
※詳細は後日お知らせします。

募集要項

募集人数

30名(先着順)
※定員に達し次第、締め切らせていただきます。

参加条件

参加費:1,000円(税込)
※当日受付にてお支払いください。

応募方法

WEB応募フォームよりご応募ください。フォームはこちら

応募締め切り

2018年11月29日(木)23時59分

プロフィール

安藤礼二(文芸評論家、多摩美術大学教授)

1967年東京都生まれ。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て、文芸評論家としての活動を開始する。『神々の闘争 折口信夫論』(講談社、2004年)で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、2008年)で大江健三郎賞、伊藤整文学賞、『折口信夫』(講談社、2014年)で角川財団学芸賞、サントリー学芸賞を受賞。最新刊に『大拙』(講談社、2018年)がある。

お問い合わせ

ロームシアター京都 TEL075-771-6051

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