時は現代。病床に伏す年配の女性コーネリアは、夢の中で日本と思しき架空の島「金夢島」にいる。そこでは国際演劇祭で町おこしを目指す市長派とカジノリゾート開発を目論む勢力が対立していた。夢うつつにあるコーネリアの幻想の島では、騒々しいマスコミや腹黒い弁護士、国籍も民族も様々な演劇グループらが入り乱れて、事態はあらぬ方向へと転がっていくのであった…。
© Michèle Laurent
太陽劇団は1964年にフランスで設立。パリ郊外のカルトゥーシュリ(旧弾薬庫)を活動拠点とし、“集団創作”というユニークなスタイルで知られている。ヨーロッパやアジアの伝統様式を取り入れる一方で、社会への問題意識も鋭く作品に反映し、古典から現代劇まで幅広いレパートリーを持つ。フランス革命を題材とした『1789』(1970年初演)で大成功を収め、以来世界が認める現代演劇のトップランナーとなった。2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場)で初来日、文楽のエッセンスを大胆に取り入れた舞台で話題を呼んだ。演出家アリアーヌ・ムヌーシュキンを中心に総勢約110名、世界25カ国以上の多国籍、多民族の多様性に富んだメンバーで構成され、劇団アトリエから生み出される音楽、美術、衣裳などいずれも高い完成度を誇る。カルトゥーシュリには劇団自慢の食堂もあり、楽屋の様子も見られるような祝祭感に満ちた“演劇の理想郷”には、演劇ファンはもとより家族連れも多数訪れている。
https://www.theatre-du-soleil.fr/fr/
1939年パリ生まれ。映画プロデューサーを父に持ち、早くから文化的環境の中で育つ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成、これが後に太陽劇団へと発展する。64年の太陽劇団旗揚げの前年に日本を旅し、この時の日本文化体験が、その後のムヌーシュキンの演劇人生に大きな影響を及ぼしたという。パリ郊外のカルトゥーシュリを拠点に独自の集団創作スタイルをとる太陽劇団だが、ムヌーシュキンの強力なリーダーシップのもと古典から現代劇まで多数の話題作を生み出してきた。映画『1789年』、『モリエール』など監督作品もあるが、舞台の映像化にも積極的である。一方で「エコール・ノマド」といったワークショップを世界各地で開き、若き演劇人の育成にも励んでいる。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞思想・芸術部門を受賞した。
©inamorifoundation
親愛なる日本の皆さんへ
太陽劇団は初来日から22年を経て、ようやく日本に帰ってこられることになりました。
2年以上の忍耐と努力、希望と失望、コロナとマスク、悲しい別れもありました。
でも、ようやく夢が実現します!
私たちの新作『金夢島L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』を皆さんにお見せできることに、
俳優、スタッフたち劇団員全員が大きな感動に包まれています。
私たちの舞台は、夢の中の日本、時には悪夢のような、想像上の、時には風変わりな
熱烈に愛する日本です。
私は日本から私生活や芸術において多くの恩恵を受けました。
この公演はそんな日本に対する情熱的な愛と限りない感謝の気持ちを込めたものです。
太陽劇団が皆さんのもとへ。
日本へ。
10月に東京へ! 11月に京都へ!
とても待ち遠しいです。
大変光栄です、私たちは。
近いうちに!
アリアーヌ
「演劇とはまさに人間性の祭典そのものだ!」
(フセヴォロド・メイエルホリド)
2023年2月、パリにて
アリアーヌ・ムヌーシュキン
Chers amis au Japon,
Le Théâtre du Soleil revient enfin au Japon, 22 ans après son premier voyage.
Après plus de deux ans d’attente et d’efforts, d’espoirs et de déceptions, de Covid, de masques, de séparations et de deuils, enfin le rêve se réalise.
Je voudrais que vous sachiez l’immense émotion que nous ressentons, tous, comédiens,
techniciens, administrateurs, toute la troupe, à l’idée de vous présenter ce spectacle, notre Île d’Or, notre Kanemu-jima, qui met en scène un Japon rêvé, cauchemardé parfois, un Japon imaginé, parfois farfelu, toujours adoré pour ne pas dire vénéré.
Un spectacle qui, en vérité, est un geste d’amour passionné et d’infinie Gratitude envers ce pays
qui m’a tant appris et à qui je dois tant dans ma vie personnelle et dans mon art.
Le Théâtre du Soleil arrivera bien.
Au Japon.
En octobre à Tokyo, en novembre à Kyoto.
L’impatience est immense.
Si honorés nous sommes.
A bientôt !
Ariane
« Le Théâtre n’est rien d’autre qu’une fête de l’humanité »
Vsevolod Emilyevich Meyerhold
Ariane Mnouchkine, Paris, février 2023
パリ郊外ヴァンセンヌの森にある劇団本拠地カルトゥーシュリには自慢の食堂もあり、公演中はムヌーシュキンはじめ様々な国籍や民族の劇団員たちが観客をもてなします。さらに楽屋など舞台の裏も表も見せたりと、演じる側と観る側の間に“壁” は一切ありません。このような祝祭感に満ちた“演劇の理想郷”には、演劇ファンはもとより家族連れも多数訪れ、まさに民衆に開かれた演劇のあるべき姿を示しています。
太陽劇団はフランスでアリアーヌ・ムヌーシュキンらによって1964年に旗揚げ。パリ郊外のカルトゥーシュリ(旧弾薬庫)を活動拠点とし、独自の集団創作スタイルで知られています。演出家ムヌーシュキンの強力なリーダーシップのもと古典から現代劇まで多彩なレパートリーを生み出し、劇団の工房で創られるオリジナルの音楽、美術、仮面、衣裳なども高い完成度を誇っています。ヨーロッパやアジアの伝統様式を取り入れる一方で、現代社会の諸相を綿密にリサーチした作品づくりなど、常にラジカルで挑戦的な演劇表現を貫いてきました。フランス革命を題材とした『1789』(1970年初演①)で大成功を収めて以来、シェイクスピア劇②の連続上演やギリシア悲劇③にも挑み、世界が認める現代演劇のトップランナーの地位を不動のものとしました。
映画プロデューサーを父に持つムヌーシュキンは『1789年』、『モリエール』などで映画監督としても活躍し、『モリエール』はカンヌ映画祭や岩波ホールでも上映されました。社会問題にも意識的で、難民問題を扱った『最後のキャラバンサライ』(2003年初演)は、戦争や紛争で傷ついた人々への誠実な思いに溢れた大作です。また一方でワークショップ「エコール・ノマド」で若き演劇人の育成にも励んでいます。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞思想・芸術部門を受賞しました。
日本へは2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場④)で初来日、文楽の人形遣いを大胆に取り入れた演出が話題を呼びました。若き日に日本を旅したムヌーシュキンは、日本の文化芸能に大きな影響を受け、能、歌舞伎、文楽、大衆演劇などのエッセンスを自らの演劇にも取り入れてきました。そうした日本文化への憧憬が隅々まで込められた『金夢島』は、まさにムヌーシュキンと太陽劇団の集大成ともいえます。
太陽劇団とその代表、アリアーヌ・ムヌーシュキンによる果てしないクリエーション作業の末に生み出された『金夢島』に乗り込みましょう。そこで我々はまばゆいばかりの劇場の夢を発見するのです。日本を舞台にしたこの劇は、現実にある無数の記号と響きに満ちており、演劇の力と美しさを大いに称えています。これまで以上に輝きを増した劇団は、わたしたちの生きる今を活気づけてくれるでしょう。
- La Terasse 2021年11月13日 Agnes Santi
『金夢島』にあるのは演劇の力とその力を信じる心だ。海や砂の嵐、夜に咲く桜、遠くに見える火山…といった美しいイメージで表現され、幻想的に風景が変化し、舞台と袖を行き来する役者の動きはバレエのようで、役者たちの一体感が感じられる。
- Le Monde 2021年11月17日 by Brigitte Salino
『金夢島』には、素晴らしくて驚きに満ちたシーンがたくさん登場する。この旅のような作品が私たちを誘うのは、日本の佐渡島ではない。想像上の日本と架空の島だ。(中略)ムヌーシュキンが世界を作るやり方には、なにか果てしなく楽しいものがある。まるで子どもがするような、真剣で、しかし遊び心に溢れたやり方だ。
- Libération 2021年11月22日 by Anne Diatkine
日本とその伝統に敬意を表し、多国籍の約50名のアーティストが驚くべきポテンシャルを発揮して舞台を彩る、家族や友人と一緒にここに立ち会って、ユートピアを体現した演劇空間で起こることを味わってほしい。
(中略)物語は四方八方に分散する。しかし、役者のエネルギー、生き生きとした表情、映像の美しさが観客を魅了し、それぞれのシーンから醸し出される人間性、そのユーモアが余韻に残るのだ。
- Artistik Rezo 2021年11月22日 by Hélène Kuttner
アリアーヌ・ムヌーシュキンと太陽劇団は、泥を金に変える、舞台の錬金術師だ。現実に言及したり、舞台の前面に押し出すことを自らに禁じて、その代わりに、現実を魅惑的な絵に変えてみせる。(中略)『金夢島』は、洗練と冗談という両輪からなる。また、この作品は、夢と現実、見えるものと見えないもの、ポリティック(政治)とポエティック(詩的なもの)、確信と疑い、明白さと深さとを同時に描いてみせる。
- MEDIAPART.fr. 2021年11月22日 by Antoine Perraud
はじめに 太陽劇団、アリアーヌ・ムヌーシュキンとその作品
1964年に創設された太陽劇団(Théâtre du Soleil)は、設立から60年近く、世界的に知られるようになってからもすでに半世紀以上の歴史を持ち、今日においてもフランスとヨーロッパを代表する集団である。設立以来、劇団を率いるアリアーヌ・ムヌーシュキン(Ariane Mnouchkine)は1939年生まれであり、日本のアングラ世代の演出家、鈴木忠志(1939年生)や唐十郎(1940年生)と同世代であり、美学的・思想的にも共通点が多い。19世紀末以来の民衆演劇(théâtre populaire)運動の流れを継承し、演劇における民主主義の実現に貢献すると同時に、ヨーロッパの前衛演劇の旗手たちと同様に、ヨーロッパ演劇の伝統には飽きたらず、「東洋」——神秘化・理想化されることも多く、特に今日では問題を孕んだ概念でもある——に演劇と俳優術の根源を求めて、実験と探求を重ねてきた。
1968年の五月革命の熱狂と混乱もまだ醒めやらぬ1970年に初演され、フランス革命を主題とすると同時に現代演劇にも「革命」を引き起こした『1789』(観客動員28万1370人、数字は劇団ウェブサイトによる<以下同様>)、その続編ともいうべき『1793』(初演1972、10万2100人)によって大きな成功を収め、その存在は世界中に——佐伯隆幸らによって日本においても——知られることとなった。コンメディア・デッラルテに着想を得た『黄金時代』(L’Âge d’or, 1975、13万6080人)、クラウス・マンの小説を翻案した『メフィスト』(Mephisto, 1979、16万人)がそれに続いた。
1980年代には『リチャード2世』(Richard II, 1981)、『十二夜』(La Nuit des rois, 1982)、『ヘンリー4世』(Henry IV, 1984)からなるシェイクスピア・サイクル(Les Shakespeare、計25万3000人)が上演された。これによって1982年、ムヌーシュキンは教皇庁栄誉の中庭にてアヴィニョン演劇祭の開幕を飾る最初の女性演出家となった(2023年の今年になってようやくジュリー・ドゥリケJulie Deliquetがそれに続いた。いずれもジャック・ルコック国際演劇学校の出身であるのは興味深い)。その後、『アウリスのイフィゲネイア』(Iphigénie à Aulis, 1990)、『アガメムノン』(Agamemnon, 1990)、『供養する女たち』(Les Choéphores, 1991)、『慈しみの女神たち』(Les Euménides, 1992)の4作品からなる「アトレウス家の悲劇」サイクル(Les Atrides、計28万6700人、1作目はエウリピデス作、後の3作品はアイスキュロス作『オレステイア』三部作)によって、その評価は揺るぎないものとなった。
その後も『タルチュフ』(Le Tartuffe, 1995、12万2000人)、『堤防の上の鼓手 俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語』(Tambours sur la digue — sous forme de pièce ancienne pour marionnettes jouée par des acteurs, 1999、15万人)、『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(Le Dernier Caravansérail (Odyssées), 2003、18万5000人)、『はかなきものたち』(Les Éphémères, 2006、動員数不詳)、『フォル・エスポワール号の遭難者たち』(Les Naufragés du Fol Espoir (Aurores), 2010、10万人)などの名作を発表し続けてきた。半世紀以上にわたって、フランス演劇界で最も高い知名度を誇る(そして最も手厚く文化省の助成を受ける)劇団のひとつであり続けていることは特筆すべきことだ。
そうしたこれまでの業績が評価されて、2019年には京都賞を受賞したことも記憶に新しい。このたび東京と京都で上演されることになった『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』(以下『金夢島』、L’Île d’or — Kanemu-Jima, 2021)は、そのムヌーシュキンが『堤防の上の鼓手』に続いて日本とその演劇と文化に直接に取材してつくり上げた作品であり、日本公演は同作の2001年新国立劇場公演以来となる。京都賞授賞式の際に自ら語ったように、1963年に日本を訪ねた経験がムヌーシュキンの日本に対する関心、ひいては彼女の演劇そのものの原点にある。
独特の集団性 集団創造
太陽劇団の特徴はその独特の集団性にある。半世紀以上にわたって、アリアーヌ・ムヌーシュキンの強い個性とリーダーシップのもとに置かれた集団であるとともに、俳優を中心に据えた集団でもある。重要な決定は劇団の構成員による投票によって下され、その作品はしばしば集団創造のかたちをとる(『金夢島』もそうである)。
太陽劇団はSCOP(Société coopérative de production、生産共同組合)の法人格を持つが、SCOPにおいては従業員が株主となり、平等に利益が分配される。太陽劇団においては70〜80人が常勤で雇用され、月給2000ユーロが平等に支払われているという。俳優は舞台に立って演じるだけでなく、舞台装置の製作など裏方の仕事も同時にこなしている。カルトゥーシュリ(旧弾薬庫)では、幕間に提供される食事や飲み物も、舞台衣裳と化粧もそのままの俳優たちによって給仕されるし、そもそも、劇場の入口で「もぎり」として観客を迎え入れるのは、今も変わらずムヌーシュキンその人なのである。
俳優の道の追求 劇団を支える俳優と人脈
太陽劇団は、まず俳優の集団である。俳優の道を追求して極めるために、インド、中国、インドネシア(バリ)、日本をはじめ国外から数多くの俳優や芸術家を招き、ワークショップを重ねる。『金夢島』の創造プロセスにおいても、日本の関係者だけに限っても喜多流能楽師の大島衣恵(きぬえ)、和泉流狂言師の小笠原由祠(ただし)、横澤寛美ら前進座の複数の歌舞伎俳優、そして元鼓童の大塚勇渡(はやと)らが協力している。太陽劇団に招かれた芸術家はしばしばARTA(Association de recherche des traditions de l’acteur、俳優伝統探求協会)においてもワークショップの講師を務める。ARTAは1989年に設立され、太陽劇団と非常に関係が深く、同じカルトゥーシュリを拠点としている組織である(劇団の俳優や関係者が歴代の——後述するベルッジ=ヴァヌチーニ、デュロジエ、ビゴが現在の——芸術監督を務めている)。
現在の劇団を中心を担っているのは、ブラジル出身のジュリアナ・カルネイロ・ダ・クーニャ(Juliana Carneiro da Cunha)、母もまた太陽劇団の俳優であったエレーヌ・マドレーヌ・ポール・サンク(Hélène Madeleine Paule Cinque)、イタリア出身のドゥッチオ・ベルッジ=ヴァヌチーニ(Duccio Bellugi-Vannuccini)、フランスでも有名な旅回り一座の家系に生まれたモーリス・デュロジエ(Maurice Durozier)、一度劇団を離れ、『金夢島』で再び太陽劇団に合流したジョルジュ・ジャック・ビゴ(Georges Jacques Bigot)、日本出身の小野地清悦(Seietsu Onochi)らの名優たちである。ほかの作品と同様、『金夢島』においても、俳優のほとんどは複数の役を一人で演じている。
太陽劇団を離れた後にさらにキャリアを築いた俳優の名前も何人か挙げよう。1970年代に看板俳優を務めたフィリップ・コーベール(Philippe Caubère)、1980年代後半に劇団に所属したアルジェリア系のジネディーン・スワレム(Zinedine Soualem)とアルメニア系のシモン・アブカリアン(Simon Abkarian)らは俳優・演出家として、舞台で映画・テレビで活躍している。1990年代初頭に俳優を務めたクリストフ・ローク(Christophe Rauck)は演出家となって、ビュサン人民劇場、サン=ドゥニのジェラール・フィリップ劇場、リールのノール劇場を経て、現在はナンテール=アマンディエ劇場のディレクターを務めている。
そのほかにも、パリ第8大学の教授となったジャン=フランソワ・デュシーニュ(Jean-François Dusigne)やフランシュ=コンテ大学(ブザンソン)で教授を務めたギイ・フレクス(Guy Freixe)ら、研究の道に進んだ俳優もいる。太陽劇団における俳優の道の追求が、多くの人材を輩出し、様々な可能性を拓いてきたことが分かるだろう。
俳優の多様性 移民と難民
太陽劇団は20を超える多国籍の俳優から構成されているが、これは今日のフランスでも依然として例外的なことである。その中には難民としてフランスに逃れてきた者も含まれている。アリアーヌ・ムヌーシュキンは、それが正規であろうと非正規であろうと、移民・難民の擁護者である。そこには、(ときにフランス人自身の意識に反して)フランスが歴史の古い移民国家であり、かつてはヨーロッパ諸国から、今日では旧植民地を中心に世界から移民を受け入れてきた伝統を持つことはもちろん、アリアーヌ自身、ロシアから亡命してきたユダヤ系のアレクサンドル(Alexandre Mnouchkine, 1908-1993)を父に持つこと、第二次世界大戦中のドイツ占領期にその家族の多くが収容所に送られたことも影響しているだろう。無声映画の撮影現場を舞台とした『フォル・エスポワール号の遭難者たち』は、フランスでも著名な映画プロデューサーであった亡き父に捧げられたオマージュであった。太陽劇団の近年の作品の多くは、ムヌーシュキン自らの手によって、単なる記録映像を超えて、新たな撮影と編集を加えて映像作品化されているのも、父の影響といえるだろう。
1996年、非正規滞在者たちが正規化を求めてパリ市内の各所(サン=ベルナール教会の占拠によって特によく知られる)を占拠したときには、300人を一時的にカルトゥーシュリに迎え入れた。ムヌーシュキンのそうした移民・難民問題に対する意識は、『そして突然、眠れぬ夜が』(Et soudain, des nuits d’éveil, 1997、5万5000人)、そしてとりわけ『最後のキャラバンサライ』(2003)に結集している。2000年前後の数年間、ドーヴァー海峡に面したカレー近くにあるサンガット難民センター(Centre de Sangatte)には多くの難民が——劣悪な環境の中で——収容されていて、彼らはユーロトンネルに向かう貨物列車に飛び乗って、鉄路で英国を目指そうとしていた。『最後のキャラバンサライ』は、絶望と希望が隣り合わせるその施設を作品の入口としつつ、多くの難民から聞き取った、彼らの人生の苦難の道のりをエピソードとして集めている。この作品は2005年、アフガニスタンのカブールでも上演され、同時に開催されたワークショップをきっかけに、アフターブ劇団(Théâtre Aftaab、アフターブは「太陽」の意)が生まれるもとになった(政情の不安定化に伴って劇団は解散したが、一部はフランスの太陽劇団に合流した)。
そうした俳優の全員がフランス語を母語とするわけではないとして、それが問題とならないような作品、演技と演出が目指されているのだ。文化は誰のものでもなく、みんなのものである、あらゆる俳優は、自らの出自や母語や肌の色によらず、どんな人間でも演じうる、そうしたユートピア的普遍性は太陽劇団の信条でもある。そのことをあらためて再確認させたのは、ロベール・ルパージュ(Robert Lepage)を外部から演出に招いてつくられた『カナタ エピソードI 論争』(Kanata — Épisode I — Controverse, 2018、2万7240人)が「文化の盗用」(cultural appropriation)批判の対象となり、主にカナダ芸術評議会の助成金が下りなかったことによって、上演自体が危ぶまれたときであった。カナダ先住民の暗い歴史を舞台化する際に、俳優や作家の中に先住民が含まれていなかったことが、カナダの先住民コミュニティによって問題視され、強く批判されたのだ。一度は公演そのもののキャンセルがアナウンスされたものの最終的には実現にこぎつけ、ムヌーシュキンはひとまずキャンセル・カルチャーに抗って自分の信念を貫いたかたちである。
カルトゥーシュリ 軍事施設から文化施設へ
太陽劇団の金字塔的作品『1789』の上演会場となったカルトゥーシュリ(Cartoucherie)は、パリ市の東端ヴァンセンヌの森の中にあり、フランス軍が所有しながらも放棄されていた弾薬庫・工場跡であった。それが、『1789』をきっかけとして軍事施設から芸術の場へと変貌し、今では太陽劇団、アクアリウム劇場(Théâtre de l’Aquarium、「水族館」「水槽」の意)、タンペット劇場(Théâtre de la Tempête、「嵐」)、エペ・ドゥ・ボワ劇場(Théâtre de l’Épée de bois、「木の剣」)、アトリエ・ドゥ・パリ(Atelier de Paris – CDCN)の5つの劇場組織が並び立つ、小さな劇場都市に生まれ変わっている(とはいえ、カルトゥーシュリといえば、今日でもまずは太陽劇団の代名詞である)。
カルトゥーシュリ内部の巨大な空間は、作品ごとにその姿を変え、舞台と客席(そして両者の関係)、さらに楽屋(やってきた観客の目に必ず留まるように配置されている)、ホワイエ(食事・休憩スペースを兼ねる)が新たに設計・構築される。上演される作品が日々、同一ではありえないように、カルトゥーシュリの劇場空間そのものも、作品が異なれば(外観を除いて)同一ではないのだ。「舞台美術」という言葉には収まりきらない、そうしたセノグラフィといえば、ギイ=クロード・フランソワ(Guy-Claude François、1940-2014)の名前と不可分であった。太陽劇団の作品のセノグラフィは、劇団創設期から2014年に没するまで彼が手がけてきた(『金夢島』の舞台美術はムヌーシュキンの考案に基づいている)。
同じように、太陽劇団の音楽といえばジャン=ジャック・ルメートル(Jean-Jacques Lemêtre、1952年生)である。1979年以降、自ら作曲を手がけるとともに、舞台の傍らで多種多様な楽器を使いこなす彼の姿は、太陽劇団の作品と切り離せないものとなった。そしてテクスト(戯曲)といえばエレーヌ・シクスー(Hélène Cixous、1936年生)の存在が欠かせない。シクスーはパリ第8大学で教鞭をとった英文学者・フェミニズム研究者であり、作家・劇作家・詩人でもある人物だが、1984年頃から太陽劇団に欠かせない協力者となった。ときに戯曲そのものや翻訳を提供し、ときに集団創造で生み出されたテクストを完成に向けて織り上げていく。エラルト・シュティーフル(Erhard Stiefel、1940年生)は、能楽の仮面に出会ったことをきっかけとして、ヨーロッパにおける演劇の仮面製作の第一人者となった人物だが、1970年代から太陽劇団の仮面製作にたびたび関わり、『金夢島』の人形製作も手がけている。そしてシャルル=アンリ・ブラディエ(Charles-Henri Bradier、1974年生)が、1995年から現在に至るまで、ムヌーシュキンの右腕として、劇団を切り盛りしている。彼らの名前は『金夢島』にもクレジットされている。
コロナ禍を超えて
『金夢島』は、2020年春から世界を襲ったコロナ禍によって、創造過程においても大きな困難と遅延を強いられた。2020年春に佐渡島で予定されていたワークショップは実現できないままに終わった。2021年秋の東京芸術劇場およびロームシアター京都で予定されていた日本公演(世界初演となるはずだった)も、プロセスに大きな遅れが生じたこと、日本政府による厳しい入国制限が続いていたことを受けて延期を余儀なくされ、同年11月にカルトゥーシュリで初日を迎えることになった。作品冒頭、日本に恋焦がれるコーネリアは、眠れぬ夜を過ごすうちに日本の夢、夢の日本を見ることになるのだが(したがって「ありのままの日本」ではない)、その姿にはムヌーシュキンや劇団関係者の苦悩と憧憬も投影されているのである。
紆余曲折を経ながらも来日公演がまさに満を持して実現したことを喜びつつ、この作品が日本の観客にいかに受け止められるのか、私自身も楽しみに待ちたいと思う。
*太陽劇団のウェブサイトは、アーカイヴとしても例外的なまでに充実している。フランス語の情報がほとんどではあるのだが、写真だけでも覗いてみていただけたら幸いである(本文中、作品ごとにリンクを付してある)。
太陽劇団、22年ぶりの来日公演は、空想上の日本を舞台にした作品。出演者・スタッフ
総勢65名、多国籍なメンバーたちが見せてくれる夢の日本に私たちも旅立とう!
パリ郊外の森の中に、世界の演劇人たちが夢見る劇場がある。1960年代、弾薬庫だった建物(カルトゥーシュリ)で始まったこの演劇活動は、アリアーヌ・ムヌーシュキンの太陽劇団としてその名を知られるようになった。美術制作のための吹き抜けの作業場、世界の楽器を収集した楽器室、人形や仮面製作の工房、客席のある稽古場。衣装用の倉庫には過去の衣装が保管されており、役者たちが稽古で引っ張り出すことができる。ここは、ひとつの理想郷だ。
作品が仕上がると、劇場のホワイエは演目に想を得た内装になる。開演前は、作品に縁のある食事を俳優たちが提供する。客席の真下には共有の楽屋スペースがあり、のぞき窓のある幕を通して準備中の俳優たちを観察することができる。そして席に向かうと、御大アリアーヌが立っていて、まるで古い知り合いかのようにチケットの席を確認してくれる。終演後は、出演者による音楽パフォーマンスまである。観客が、 この場所にやってきたら、公演の前後を含め祝祭的な時間と空間を体験するのだ。
太陽劇団は、1964年の旗揚げ以来、古典や現代作品を上演し続けてきた。世界情勢への関心度も高く、紛争地域を含めた世界中から俳優を受け入れ、彼らの出身国の表現手法をワークショップなどで共有している。これが、劇団作品に漂うヒューマニズムにつながっているのかもしれない。そして客席には、さまざまな世代が混ざっている。創設当初から観ていそうな演劇通、若い学生たち、家族連れ……世界の文化に心と目が開かれている人たち特有の空気が、この客席には満ちている。
劇団発足前の1963年に日本に滞在したアリアーヌは、大衆演劇に触れ、能や狂言といった古典芸能に注目し、その重要性を早くから俳優たちに説いてきた。2017年頃、そんな彼女が日本を舞台とする作品を創るべくリサーチを開始したとの噂が立った。その作品は、コロナによるロックダウンの波をかいくぐり、幾多の困難を乗り越えて2021年についに初演された。世界初演の当日、アリアーヌは82歳になっていたが、やはり入り口で観客を迎え、チケットを確認していた。
太陽劇団の本拠地で私が観た本作は、夢の中の日本を描いたものだった。夢だから、現実の日本とも異なり、人物の顔もぼんやりしていて、流れには飛躍があるが、各シーンの転換が息をのむほど美しい。役者たちの重心は低く、まるで彼らが奏でる音楽のようだ。そのようにして、色彩豊かで、音の感触、木の香り、湯気、風景のディテールがリアルに立ち上がる。そんな夢をフランスの観客たちは共有し、体験した。この夢には、団員たちのイマジネーションが重なっている。彼らが、一年半に及ぶ集団創作で数々のシーンを生み出したからだ。
演劇とはそもそも、舞台と客席が共に見る夢である。作り手が自分の魂を映し出し、観客はそれぞれの状態を投影して受け取る、集団で創作される夢である。集えることの尊さが実感される今日、同じ時代に生まれた証として、私たちは迷わずこの夢の中に飛び込めばいいのである。
東京芸術劇場広報誌「芸劇BUZZ」vol.44 2023より転載
アリアーヌ・ムヌーシュキン氏は1964年に創設した「太陽劇団」を半世紀以上率い、国際的に評価された傑作を次々と世に創出した。その卓越した才能の根幹には演劇は共同で考え、創造し、享受すべきだとの信念がある。氏は多様な人材を糾合し、彼らの中に眠っている技能や創造力を開花させることで、劇団員の高い精神性と奔放な想像力を育んだ。
制作に際して氏はまず演劇作品のあり方を問い、舞台芸術の創造を原理からとらえ直そうとした。それはヒエラルキーを排した劇団組織や、舞台創造の方法論としての集団創作に現れている。さらに観客を演劇に欠かせないもう一人の「創造者」として位置付け、俳優・演出家と観客の間に強い関係を築くことを意図した。パリ郊外のカルトゥシュリーを拠点とする劇団の公演はさまざまな人々が出会う祝祭的な場として体験され、「民衆演劇」の理想を実現したと言える。
氏は観客の感性に訴えるためサーカス、コメディア・デラルテ、日本の能、歌舞伎、文楽、インドのカタカリ舞踊劇などの伝統芸能を参照しつつ、身体性を重視した演技法を探求した。それらを現代人の感性で再構築し、俳優の即興演技を生かした独自の方法を案出した。その一つが文楽に想を得た『堤防の上の鼓手』(1999)だ。ここで追求したのは演劇を舞踊、音楽、文学など他の分野と融合させた総合芸術で、現代演劇で行われた同様の試みの中でも傑出した成果をあげた。1980年代初頭には『リチャード二世』(1981)を皮切りにシェイクスピア三部作を上演、古典劇の新演出でも優れた手腕を発揮した。それまでの作品『1789』(1970)などと同じく、同時代人とともに自らの歴史を把握し直し、混沌とした現代の闇を明示しようと試みた。エレーヌ・シクスー氏の叙事詩によりカンボジアの大虐殺を描いた『カンボジア王シアヌークの恐るべくも未完の物語』(1985)や、数々の証言に基づいて難民らの苦闘を綴った『最後のキャラバン宿』(2003)などでは適度の娯楽性を保ちつつ、同時代人の歴史・政治への強い意識啓発を促した。
かくのごとく、ムヌーシュキン氏の活動は演劇創造の方法と表現を革新し、世界的に大きな刺激と影響を与え続けている。以上の理由によって、アリアーヌ・ムヌーシュキン氏に思想・芸術部門における第35回(2019)京都賞を贈呈する。
(「京都賞」WEBサイトより引用)
日時:2019年11月11日(月)
会場:国立京都国際会館
2:22~5:14「講演要旨」(訳:中条省平)
52:15~1:02:10 « La galaxie du Théâtre du Soleil » © Théâtre du Soleil
日本語フルテキスト(PDF)
日時:2019年11月13日(水)
会場:グランドプリンスホテル京都「茶寮」
インタビュアー:片岡文子
本公演では、お客様の観劇に際して以下のサポートのご用意をしております。
ぜひご活用ください。
■車椅子でご鑑賞のお客様へ
※車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご来場前に東京芸術劇場ボックスオフィスへお問合せください。
■聴覚支援システム
※全日程でヒアリングループ(磁気ループ)を作動します。
劇場の構造上ご利用いただきにくい座席が一部ありますので、
事前に東京芸術劇場ボックスオフィスにてご確認ください。
■託児サービス
【東京芸術劇場でご鑑賞の際には、一時託児をご利用頂けます】
(生後3ヵ月~小学校入学前までのお子様対象/有料・定員制・土日祝を除く希望日1週間前迄に要申込)
ご予約受付・お問合せ:株式会社ミラクス ミラクスシッター TEL.0120-415-306(平日9:00~17:00)
詳細は、東京芸術劇場ボックスオフィス TEL.0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)、
または当劇場webサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください。
■きこえない・きこえづらいお客様へ
<ヒアリングループ>
ヒアリングループをご利用いただけます。ヒアリングループとは、舞台付近で集音した音を送信機から専用受信機へ送ることで、舞台の音をクリアに聞くことができるシステムです。磁気コイル付補聴器・人工内耳を装用の方に、舞台音声を伝える機器をご用意しています。(補聴器をお持ちでない方には専用受信機の貸出あり)
【お申込み】
座席位置・提供数に限りがございますので、下記までご予約・お問合せください。
ロームシアター京都 TEL. 075-771-6051 Fax.075-746-3366
Email. accessibility@rohmtheatrekyoto.jp
Fax/Emailの場合、以下の通りお知らせください。内容確認後、こちらからご連絡致します。
件名:「太陽劇団 観劇サポート」
①お名前 ②ご希望のサポート内容 ③日程 ④観劇人数
■車椅子でご来場のお客様へ
本公演では車椅子席のご用意がございます。座席位置・提供数に限りがございますので、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合もあわせてご相談下さい。
お申込・お問い合せ:ロームシアター京都チケットカウンター TEL. 075-746-3201
■福祉専用駐車場、多目的トイレがご利用いただけます。また、車椅子のお貸出しも承っております。
お申込・お問い合せ:ロームシアター京都 TEL. 075-771-6051
■託児サービスについて
両日ともに託児サービスを実施いたします。
対象年齢:3か月~就学前 料金:有料 1,000円 /1公演/1人
託児サービスの詳細・お申込みはロームシアター京都WEBサイト公演ページをご覧ください。
2023年10月20日 (金) ~10月26日 (木) ※23日(月)休演
10/20 (金) | 10/21 (土) | 10/22 (日) | 10/23 (月) | 10/24 (火) | 10/25 (水) | 10/26 (木) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14:00 | ● | ● | 休演 | ● | ● | ||
18:00 | ● | 休演 | ● |
※アフタートークを予定。詳細は後日発表
※開場は開演の30分前。
全席指定(税込)
S席¥9,800/A席¥7,800/65歳以上(S席) ¥8,300/25歳以下¥5,500/高校生以下¥1,000
※未就学児はご入場いただけません。
※65歳以上、25歳以下、高校生以下割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱い(枚数限定・要証明書)。
※一般料金のチケットで年齢割引の対象者様が入場されても差額の返金はできません。また、年齢割引のチケットで一般の方がご入場される際は、公演当日に受付で差額のお支払をお願いいたします。
※障害者手帳をお持ちの方は、割引料金でご観劇いただけます(要事前申込)。詳細は、東京芸術劇場ボックスオフィス、または当劇場webサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください。
※やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。
※公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
※ご来場前に必ず当劇場webサイト内の注意事項と本公演の最新情報をご確認ください。
[発売日]
一般発売 2023年 7月15日(土) 10:00~
[チケット取扱]
▶東京芸術劇場ボックスオフィス
TEL.0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。
WEB https://www.geigeki.jp/t/
窓口 営業時間:休館日を除く10:00~19:00
※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
▶チケットぴあ https://pia.jp/t/geigeki/ セブン-イレブン
▶イープラス https://eplus.jp/geigeki/ ファミリーマート
▶ローソンチケット https://l-tike.com/ ローソン、 ミニストップ店内 Loppi
▶Confetti (カンフェティ) https://www.confetti-web.com/
0120-240-540 ※通話料無料 (平日10:00~18:00 オペレーター対応)
お問合せ:東京芸術劇場 TEL.03-5391-2111(代表)
2023年11月4日(土)、5日(日)両日14:00開演
※開場は開演の45分前
全席指定(税込)
S席¥8,000/A席¥6,000/ユース(25歳以下)¥4,000/18歳以下¥0(要申込)
※未就学児入場不可
※ユース(25歳以下)および18歳以下チケットは、公演当日に受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。
※18歳以下無料ご招待の詳細はこちら(7月上旬公開予定)
[発売日]
一般発売 2023年 7/15(土)10:00~
劇場会員先行発売※ 7/8(土)10:00~
※フレンズ会員(オンライン会員)、Club会員(京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制度)・京響友の会会員
[チケット取扱]
▶オンラインチケット 24時間購入可 ※要事前登録(無料)
https://www.s2.e-get.jp/kyoto/pt/
▶ロームシアター京都 チケットカウンター
TEL.075-746-3201(窓口・電話とも10:00~17:00/年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)
▶京都コンサートホール チケットカウンター TEL.075-711-3231
(窓口・電話とも10:00~17:00/第1・3月曜日休館 ※休日の場合は翌日)
▶チケットぴあ http://pia.jp/t[ Pコード:519-574]
▶イープラス http://eplus.jp/taiyou/
▶ローソンチケット https://l-tike.com/ [Lコード:53017]
お問合せ:ロームシアター京都チケットカウンター TEL.075-746-3201
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結
・京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車1番出口より徒歩約10分
・市バス32・46系統「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ
・市バス5・86系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩約5分
・市バス31・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩約5分
特別協賛:シャネル合同会社
助成:アンスティチュ・フランセ パリ本部/LVMH
協賛:公益財団法人稲盛財団、公益財団法人大林財団、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会、株式会社ポーラ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
主催:東京芸術祭実行委員会[公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]、日本経済新聞社
協賛(東京芸術祭):アサヒグループジャパン株式会社
Special Sponsorship by CHANEL G.K.
Sponsored by LVMH and supported by Institut français in Paris
Sponsored by Inamori Foundation, The Obayashi Foundation, Japanese Friends of the Centre Pompidou, POLA Inc.
Cooperated by the Embassy of France in Japan/ Institut français du Japon
Presented by Tokyo Festival Executive Committee
[Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture (Tokyo Metropolitan Theatre, Arts Council Tokyo), Tokyo Metropolitan Government], Nikkei Inc.
Tokyo Festival Sponsored by Asahi Group Japan, Ltd.
特別協賛:公益財団法人稲盛財団
助成:アンスティチュ・フランセ パリ本部 / LVMH
協賛:シャネル合同会社
後援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ、京都市教育委員会
文化庁 劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業
共催:京都新聞
KYOTO EXPERIMENT 2023 提携プログラム
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
Special Sponsorship by Inamori Foundation
Sponsored by LVMH and supported by Institut français in Paris
Sponsored by CHANEL G.K.
Cooperated by the Embassy of France in Japan/ Institut français du Japon
Nominal support by Kyoto City Board of Education
Supported by the Agency for Cultural Affairs, Government of Japan in the fiscal
Co-presented by The Kyoto Shimbun
Kyoto Experiment 2023 Partner Program
Presented by ROHM Theatre Kyoto (Kyoto City Music Art Cultural Promoting Foundation), Kyoto City
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- La Terrasse 2021年11月13日 by Agnès Santi
- Le Monde 2021年11月17日 by Brigitte Salino
- Libération 2021年11月22日 by Anne Diatkine