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OKAZAKI PARK STAGE 2022+ステージ インキュベーション キョウト「石ころの庭トークシリーズ」レポート

石ころと庭のあいだに 対談:青木淳×岩瀬諒子

司会:松本花音(ロームシアター京都) 文:岡田栄造
2022.12.15 UP

ロームシアター京都の中庭「ローム・スクエア」で約1ヶ月にわたって開催された「OKAZAKI PARK STAGE 2022+ステージ インキュベーション キョウト」。このイベントの会場となる空間を、建築家の岩瀬諒子氏が設計した。3ヶ月ほどの設計期間と約3週間の施工期間を経て出現したのは、砕石をピラミッドのように積んだ6個の石組である。会期中のさまざまなプログラムは、6つの石組の間を縫うようにパフォーマンスエリアをその都度変えながら展開した。プログラムのない平日には(時にはプログラム中でも)、子供たちがあちらこちらで石の山に登って遊ぶ様子が見られた。

撮影:市川靖史

10月1日開催「ローム・スクエアライブ」の様子 撮影:中谷利明

「石ころの庭」と名づけられたこの空間は、なぜ「石ころ」でつくられたのか。なぜ、改めて「庭」と呼ばれるのか。会期中に行われた青木淳氏(建築家、京都市京セラ美術館 館長)と岩瀬氏の対談では、岩瀬氏がこの作品の設計意図とプロセスを語り、青木氏がそれに共感と疑問を投げかけるかたちで、この作品をとりまく「石」と「庭」の関係が深く掘り下げられていった。このレポートでその様子をお伝えしたい。

ひと月のための建築

松本 「OKAZAKI PARK STAGE」は、2019年から毎年開催しているロームシアター京都の中庭でさまざまなパフォーマンスを行うイベントです。今年は会期は1ヶ月ほどですが、プログラムは週末に集中していて平日は何もやっていません。岩瀬さんにはこの二面性についてお話しをして、ふだんは子供が集まる遊び場でもあり、使いようによってはパフォーマンスもできるような空間をデザインしていただきたい、というお願いをしました。

岩瀬 設計にあたっては、まず今までに建築家として関わったことのない3、4週間という時間軸にどのようににアプローチするかを考えました。昨年のヴェネチアビエンナーレで1軒の家を丁寧に解体して資材として取り出して別の生命を宿すようなプロジェクトに参加した際に、建築の循環について一生懸命考えたこともあったので、短期間の会場設計のために新しい材料を使って廃棄物をたくさん出すようなことはしたくないと。とはいえ仮設だからどこか諦めが感じられるようなものにもしたくない。そんな思考が最初の手がかりでした。現在は木材も高騰していますし、手に入りづらくもある。木に代わる材料ということで、割と早い段階から砕石を使うことを考えました。
砕石はボリュームに対して単価が跳ね上がるような材料ではないので、移動費を抑えれば全体のコストを抑えられます。資材置き場から工事現場に行く途中の砕石を途中下車させて、丁寧に仮置きすることで、一瞬の刹那的な姿としてこの場ができて、そのあとは綺麗になくなっていくということを考えました。接着剤などは使わず置いてあるだけなので、崩れるし、とれるし、すごく暫定的なあり方になっています。砕石が30センチもられていて、シートを挟んで積層していて、摩擦力と自重だけで形を保っています。

「石ころの庭」設計図面 ©岩瀬諒子設計事務所

石組の形については、機能的にはとりあえずステージがあれば良いということで、パフォーマンスから形を見出すことが難しかったので、工務店さんの資材置き場に行って砕石をお借りして、いろいろな形をつくってみました。模型でもスタディしていた球体やカテナリー曲線のような形も試しましたが、綺麗に出来なかったり、また人為的にやっているのか偶然そうなっているのかの違いが曖昧なものには魅力を感じませんでした。他方でピラミッド型を試してみたときに、それまでは首を傾げながらやっていた職人さんが「なんか格好いい」と言ってくださったんです。実験を重ねる中で、石の挙動にに導かれる形でなんとなくピラミッド型が浮かび上がって。そこから、客席は60席以上必要とのことでしたので、こうした条件も手掛かりにしながら形を決めていきました。

石組の配置を決める上で一つヒントになったのは、東山を借景化するということです。ロームシアター京都の中庭からは東山が見えるのですが、普段はあまり意識されていません。今回の石組の配置は複数のルールでできているのですが、一つには、遠くに大文字山が綺麗に見えるので、大文字に向かう軸に合わせて石組を並べています。遠くに東山、平安神宮の参道に松林、ローム・スクエアに砕石の山々があることで、遠景、中景、近景ができています。
リリースでも石庭という表現を使っていますが、枯山水の庭は、石組同士に脈略あるようなないような状態で並べられていて、ちょっと向きがそろっていることで空間性が生まれていたり。そんなふうに脈略がないようにもあるようにも見えるようなところを模索しながら位置を調整していきました。
石庭を持ち出すことの良さのもう一つは、中庭をお庭化すること、見る対象にすることによって、周りを囲むテラスを縁側と見立て、中庭とロームシアター京都(京都会館)との間に見る見られるの関係が生じ、一つの空間として認識されるということもあります。あとは、毎日多少崩れるものを、ロームシアター京都の方が日々手を入れていくような、庭師的な関わりも生じさせています。

撮影:市川靖史

岩瀬諒子氏

石ころの第2形態をつくる

青木淳氏

青木 砕石は崩れやすい材料なので、来る前にはもっと小さいもの、平面的なものを想像していましたが、実際にはかなり立体的であることにまず驚きました。
岩瀬さんの説明の順番で言えば、まず「途中過程である」ということが面白い。昨年のヴェネチアでの取り組みを実際には見ていませんが、写真で見たので一番面白かったのは、解体した部材を並べた写真でした。長さ別に整列していて、とても綺麗だった。通常は建築と部品という関係は、途中がなくて、部品と出来上がるものだけがある。部品の組み合わせによって違う形を取りうる、使わないものがあったり付け足すものがあったりという程度です。それとは違って、部品を規則的に並べることが挟まることで、そこには第三の時間のあり方が生まれているように思いました。砕石も、元々積んである場所があって、トラックで運んで、普段はコンクリートに混ぜたり、地面に敷いたりします。砕石場での形と最終的な形のどちらかしかないところに、これはどちらでもない、あるルールでできた第三の様相があるというのが面白い。「シン・ゴジラ」でも第一形態、第二形態、第三形態ということを言っていましたが、あれでいう第二形態のような、途中のもう一個の形態を発見できているのが面白いと思います。

次に面白いことは、これが庭園、枯山水であると言う話。なるほどと思うと同時に、そうかな?とも思います。日本の庭園ということで枯山水と言っているんだと思いますが、日本の庭園は全て「海」なんですよね。海そのものではなくて、海と陸の間というのが庭ということですよね。昔の言葉で言うと洲浜と言うんですけど。日本は海に囲われていて、神様は海の向こうから来る。陸地から見て海が見える、そこは神聖な空間で、向こうから聖なるものがやってくる、それが庭だと思います。枯山水も、なぜ砂なのか、小石なのか、というとやはり砂浜というか、海に面している浜から来ているでしょうし、能舞台の背景が松なのも、松は海に生えているというところからですよね。庭であるということ、神聖であるということ、海であるということは関係としてつながってある。そのときに今回の、砕石の石組は何かというと、島でしょう。こちらに陸地があって、海があるというのではなく。縁側が陸で、中庭に海が入り込んでいて、小島がある、と言えばいいのかな。普通の日本庭園とはちょっと違うだろうなと思います。
日本庭園だとすると、地面にも石が敷き詰められているということになるでしょうが、今回の場合、敷いた中に砂利で山があってもダメですよね。そうすると普通は砂の上に石があるからわかるんだけど、今回は地面に砕石を敷くと庭に見えなくなる。それで半ば無理やり、砂を石に見せているというようなことなのだろうな、というような取り留めのないことを考えました。

岩瀬 砂利を地面に敷くことも検討したのですが、おっしゃるとおり、何か曖昧なものになるのでやました。借景の話から、庭というメタファーを使うことで言えたような気になっていたかもしれません。

原型としての庭

岩瀬 当初はステージも石でつくろうと思ってたんです。その話を松本さんにした時に、「演者は砂利の上は難しいので、板を敷いたほうがいい」って言われて。板を敷くことには抵抗があったので、結果的に、ステージっぽく使える山はあるけど、基本的には舗装の上に演者がいて、石組が客席になっている構成にしました。結果的にそれがすごくよかったと思っています。もしステージが石の上だったら、石組だけが使われる場所で、舗装の部分は余白でしかなかった。結果的にその境界が曖昧になったのは功を奏した気がします。

10月2日開催「GOU」の様子 撮影:井上嘉和

青木 演者というのは神様で、神様は海から来るので、海にいないとまずい。だからよかったですよね。石組は海の中の小島という感じかな。日本の庭でも、西湖、中国の北京の、それを模すということがあるので、池の真ん中に島があるということはある。今回のものも島々といえそうです。石庭と言いながら石庭と違うところがあるのが面白い。
もうひとつ面白いと思ったのは、日本の庭は今だと観賞用、基本的に見る庭ですよね。本来、庭って、歌舞演劇の場所です。酒を飲んだり、歌を歌ったり、船遊びをしたり、そういう場所です。いわゆるパフォーマンスがその頃の遊びですよね。だからこの空間も歌舞演劇の場としてしつらえるときに庭であるというのは賢いという感じもします。

松本 歌舞伎や、いわゆる庶民芸能のほとんどは河原からうまれたというのが起源ですが、まさにそれだという感じがしました。

青木 能も元々は猿楽で、河原でやっていました。だからそういう意味で庭ではないけれど、枯山水というと澄ましていて、それより前の原型としての庭と考えた方がいいんでしょうね。

岩瀬 お話しいただいた歌舞、楽しむみたいな話から考えると、日本の文化の大事なものとして和歌がありますが、和歌には盃を手元におきながらそこに映る月を愛でるような世界観があります。そういう大きな世界観を小さな盃に取るようなことは考えたいなということは、常日頃思っています。ですので、河原に座った瞬間その先に大文字がある、そういうことは大事にしていました。

青木 東山を借景にするということは、単に東山が見えるということではなくて、自分の庭の一部にすることなので、だから借りてくるという。この場合に、図面の中で、大文字までを貫く軸線があるわけですけど、ある地点だけはそれを軸にして全てがコントロールされているという構成になっていて、その軸線の端っこに立った時に、左右の山が同じ勾配になっていて、その5つのピラミッドはそこだけがはっきり見える。その向こうに山が見えている。5つが一つのグループになっている。東山がこの風景の中で、一点だけ、借景として生け捕られていて、違う角度から見る時には違う表情を見せる。バラバラに見えて、ある地点に来ると全てが串刺しにされて一つのものに見える、そういうものなんだなと思いました。
離れたところには銀閣寺の向月台のような山がある。仲間外れのようです。非常に理知的な構成をされている。

「石ころの庭」設計図面 ©岩瀬諒子設計事務所

撮影:市川靖史

岩瀬 短い時間にいろいろ読み取っていただいてとても嬉しいです。銀閣寺の向月台とおっしゃっていただいたのは、実は元々計画の時にはなかったものなのです。砕石の量が一山分くらい多めに納入されたためせっかくなのでそこに本作品のヒントになった向月台をオマージュとして入れてみました。うまくいくかわからなかったので端に置きましたが、美術館側から来る人のアイキャッチになっていて、面白いものになったかなと思います。

青木 本来の庭でも、歌舞演劇をするのは毎日ではないですよね。今日は十五夜だからとか、特別な日に宴会をする。その日のためだけに庭をつくっているのではない。そうではないときにも全然違うものとしてあるということが必要だったのだろうと。そのことが庭を庭たらしめている。一個の機能のためにあるわけではなくて、他の使われ方を可能にする。今回の空間でも、土日しかイベントがないわけで、平日はそうではない。庭の考え方がぴったりはまっていると思いました。

解体から移行へ

岩瀬 「仮設の庭」というのも本来の庭とは違うところもあって、何か面白いことが考えられそうです。一つには、仮設の庭としてふさわしい終わり方についても考えていて、全てのプログラムが終わった後の庭の終わり方をどう考えたらいいか、お話ししてみたいです。

青木 アイデアはありますか。

岩瀬 今は登ってほしくないところには「登らないでください」というサインがあるんですが、客席が壊れてもいいので、完全に自由にして、壊してもらって手入れをしないという感じで、みんなと共に壊すということを考えたり。もう一つ、21日のトーク(岩瀬諒子×家成俊勝)に合わせて壊すイベント、解体フェスのような、をするとか、そんなことは漠然とは考えていました。

青木 それが壊すという言葉にならない方がいいですよね。さきほどの第二形態がそこに出現しているわけで、第二形態を作るではなくて、第一形態から第二形態に移行して今があるときに、次の第三形態に向けた移行として考えたほうがいい。

松本 この話題に関して一つお話しすると、子供は張り紙してても登るんですよね。石だからということ、山だから登るということが明らかに発生していて、それはこの形を作っていただいたからなので、ほんとは止めたくない。パフォーマンスのためのエリアとして維持する必要がなくなったら、もう少し緩めにしてもいいのかな、というのは運営サイドとしては思っています。

撮影:井上嘉和

青木 最後はぜんぶが平らになっている状態かなと思います。ただ、1週間あったら、毎日次の形態、次の形態というように変わっていってもいい。壊すというのは違うと思う。今は6つの山だけど、そこにもう一個、小さいものを子供が作ってもいい。小さくてもいい。恐山みたい(笑)。ただエントロピーが増大して運べるような状態になるのはもったいなくて、もう一回出現してもいいんじゃないかと思うんですけど。

岩瀬 確かに、小さくてもいいかもしれません。図面で見たより大きかったとおっしゃってくださったように、いざ作るとなるとかなりの手仕事、力仕事なんですよね。小さいものだったらできるかもしれません。

青木 子供って海でも砂で山やお城を作りますよね。

松本 見ていると、掘る子と登る子と積む子がいて、掘る子は「シートがあるから掘ると見えちゃうんだよね」というと、見えるまで掘ろうとします。別の目的を勝手に発見する。岩瀬さんは最初に美しさをしっかり整えられたので、そのことと、子供たちに任せることの狭間に立たされていたようでもあるんですけど。

青木 でも、もう美しいからいいじゃないですか、16日までは(笑)

岩瀬 砕石ってふだんは採石場ではただ盛ってあるものなので、それとは違う、人がハッとするものを作らないと風景にならないと思い、一生懸命綺麗につくりました。それと、皆さんのご協力あってのことですけど、作るのが大変だったので、この努力が無駄になってはいけないという妙な責任感もありました。子供って尾根とかに登りたがったりするんですよ、犬もそう。オープン直後はお願いだからやめてー(笑)って思ってたんですが、本来的には移行していくということに対してオープンであるべきだし、自分が想像していないことが起こった方がすごくいいんだろうなとも思っています。今日はとてもよいヒントをいただけたので、改めて考えていきたいです。

撮影:市川靖史

  • 石ころと庭のあいだに 対談:青木淳×岩瀬諒子
    青木淳 Jun Aoki

    建築家、京都市京セラ美術館 館長。1956年横浜生まれ。東京大学建築学修士修了。1991年、青木淳建築計画事務所(2020年、ASに改組)を設立。代表作に、「馬見原橋」(くまもと景観賞)、「S」(吉岡賞)、「潟博物館」(日本建築学会賞作品賞)、「ルイ・ヴィトン表参道」(BCS賞)、「青森県立美術館」、「大宮前体育館」、「三次市民ホールきりり」など。公共建築、商業建築から個人住宅まで、広範な建築ジャンルでの設計のほか、美術家としてインスタレーション作品の制作など、ジャンルをまたいで活動を行なっている。2005年芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。京都市京セラ美術館リニューアル基本設計者(西澤徹夫との共同)であり、2019年4月より当同館館長に就任。東京藝術大学建築科教授。
    http://www.aokijun.com

  • 石ころと庭のあいだに 対談:青木淳×岩瀬諒子
    岩瀬諒子 Ryoko Iwase

    建築家
    1984年新潟県生まれ/2007年京都大学工学部卒業/ 2010年同大学大学院修士課程修了/ 2008 ~ 09年EM2N Architekten /2011 ~ 12年隈研吾建築都市設計事務所/2013年岩瀬諒子設計事務所設立/ 慶應義塾大学・東京藝術大学での従事のち、2020年より京都大学工学研究科建築学専攻助教。建築空間からパブリックスペースまで、領域にとらわれない設計活動を行う。2017年木津川遊歩空間「トコトコダンダン」竣工。グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)(2018)ほか受賞多数。第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示「ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡」(2021)に参加。
    http://www.ryokoiwase.com/

  • 岡田栄造 Eizo Okada

    デザインディレクター/S&O DESIGN株式会社。千葉大学大学院博士後期課程修了。京都工芸繊維大学教授、多摩美術大学、昭和女子大学などの非常勤講師を務めた後、現職。デザインと建築に関わるさまざまなプロジェクトのディレクションを行い、2014年にRed Dot Award(ドイツ)の展示デザイン部門でBest of the Best賞を受賞したほか、D&AD Award(イギリス)やグッドデザイン賞(日本)などの賞を受賞している。編著書に『リアル・アノニマスデザイン』(学芸出版社、2013年)、『海外でデザインを仕事にする』(学芸出版社、2017年)などがある。
    http://www.sandodesign.com

  • 松本花音 Kanon Matsumoto

    横浜市出身、京都市拠点。広報・PRプロデューサー、アートプロデューサー。
    早稲田大学第二文学部卒業後、株式会社リクルートメディアコミュニケーションズにて広告制作や業務設計に従事。2011-13年国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」制作・広報チーフ、株式会社precogを経て2015-23年ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)所属。劇場の広報統括と事業企画担当として劇場・公共空間やメディアを活かす企画のプロデュース・運営統括を多数手がけた。主な企画に「プレイ!シアター in Summer」(2017-22年)、空間現代×三重野龍「ZOU」、岩瀬諒子「石ころの庭」、VOUとの共同企画「GOU/郷」、「Sound Around 003」(日野浩志郎、古舘健ほか)、WEBマガジン「Spin-Off」など。
    2024年よりブランディング支援、PRコンサルティング等を行う株式会社マガザン所属・SHUTL広報担当。舞台芸術制作者コレクティブ一般社団法人ベンチメンバー。
    Instagram @kanon_works

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