コロナ禍により失われた文化芸術体験の機会を全国規模で取り戻すとともに、人々の創造・参加・鑑賞を後押しするために、JAPAN LIVE YELL projectが実施されました。(2020年8月~2021年3月、主催:文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/27都道府県の実施主体)このプロジェクトに参画したロームシアター京都は、ローム・スクエア(中庭)を会場とする「OKAZAKI PARK STAGE 2020」や、「ニュイ・ブランシュKYOTO 2020」を中心に、京都市内のさまざまな“広場(PARK)”を“舞台(STAGE)”に変え、多様な人々をつなぐハブとなるイベント、KYOTO PARK STAGEを開催しました。
このKYOTO PARK STAGEでチャレンジしたひとつの試みが「ダンス映像製作アクション!」です。≪観光・教育・福祉≫をキーワードに、現代ダンスのアーティストに依頼し、3つの映像が誕生しました。
きたまり『あたごサン』
愛宕神社(京都市右京区)を目指す道中に出会う京都の豊かな自然や歴史遺産を背景に巻き起こるできごと。嵯峨狂言に伝わる演目「愛宕参り」「釈迦如来」「餓鬼相撲」のエッセンスを織り交ぜオリジナルストーリーをつむいだ、振付家・きたまりによる初監督ロードムービー。
きたまり&木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎)によるオーディオコメンタリー付きもあります。ゆかいなふたりの掛け合いをお楽しみください。
北尾亘×京都市錦林児童館
ダンスカンパニーBaobab(バオバブ)の振付家・ダンサー、北尾亘さんを講師に、ロームシアター京都の近くにある京都市錦林児童館に通う子どもたちを対象にダンスワークショップを実施しました。北尾さんと子どもたちの出会いから生まれた、ダンスの時間を映像にまとめました。「かくれんぼ」から始まる、劇場を目いっぱい楽しんだダンス!
東野祥子×あおい苑(社会福祉法人葵友愛会)
ANTIBODIES Collectiveの振付家・ダンサー、東野祥子さんを講師に、あおい苑(社会福祉法人葵友愛会)に通う人々を対象にダンスワークショップを実施しました。東野さんと皆さんの出会いから生まれた、ダンスの時間を映像にまとめました。あおい苑はミュージックベルの演奏活動に力を入れられており、その音色を活かしたシーンも登場します。