木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」

木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」

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生と死、聖と俗――
長い変遷をたどり連綿と語り継がれてきた物語が、今また「生」を照らし出す。
2019年初演。唯一無二の楽曲と劇世界を放つ劇作家・演出家・音楽家の糸井幸之介と、
歌舞伎の現代化で注目される木ノ下歌舞伎のタッグによって生まれた、
時空を突き抜ける音楽劇が早くも再演!
新曲の追加と増補、新キャストの融合で、さらなる進化/深化を遂げる必見の決定版。

MOVIE

公演・作品について

  • 古来より脈々と語り継がれてきた名曲・物語を更新し、
    いまふたたび現代へリリースする音楽劇

    「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」は説経節「しんとく丸」、「愛護の若」、能「弱法師」などを元にした人形浄瑠璃、歌舞伎作品として成立し、その物語は現代に入っても中上健次、三島由紀夫、寺山修司など名だたるアーティストらに影響を与え、形を変えながらも語り継がれてきました。2019年、唯一無二の楽曲と劇世界を放つ劇作家・演出家・音楽家の糸井幸之介と歌舞伎の現代化で注目される木ノ下歌舞伎のタッグがこの物語に挑み、京都・豊橋・横浜の三都市で上演、観客から圧倒的な支持を獲得し、長い変遷を辿る物語の系譜に重要な足跡を残す、新たな音楽劇が誕生しました。

  • 「摂州合邦辻」全編を包含する糸井、木ノ下共同執筆による上演台本が、
    生と死、聖と俗、都市に生きる人々の「生」を露わに映し出す

    木ノ下歌舞伎版では、近年の文楽、歌舞伎上演で主となっている下段の「合邦(がっぽう)庵室(あんじつ)の場」だけではなく、そこに至るエピソードや設定が描かれる上段、さらには「弱法師」「しんとく丸」などからも作品・人物の要素を掘り起こし、糸井と主宰・木ノ下裕一が“いま語り継ぐべき物語”として上演台本を共同執筆、再構成しています。 古来日本人が持つ死生観、聖俗への畏れ、都市の姿とそこで生きる人々の剥き出しの「生」……、二人は原作のもつ世界観を根本から読み解き、創作シーンも融合させていきながら、壮大なスケール感をもって観客を新たな物語の世界へと誘います。
    古典と現代が往来し観客が「いま」と出会い直していくこの舞台は、古典を現代に呼び覚ます“運動”を続ける木ノ下歌舞伎の一つの到達点です。

  • 木ノ下、糸井による増補と新曲の書きおろし
    新・俊徳丸は期待の俳優・土屋神葉。新旧融合のキャスト・スタッフと共に新たな次元へ

    そして今回は初演の成果から、さらに進化/深化を遂げるべく、木ノ下、糸井による増補と新曲の書きおろしに挑みます。人間模様の造形と神話的世界を深め、作品はさらに壮大なスケールへと跳躍、今回の上演が一つの決定版となるでしょう。
    キャストでは、主人公・玉手御前の多様な側面を、幼少期から大団円の「合邦庵室の場(がっぽうあんじつのば)」まで、妖しさ、恐ろしさ、かわいさを持って見事に演じた内田慈、玉手の親の合邦道心、女房を木ノ下歌舞伎のキープレイヤーである武谷公雄、西田夏奈子が初演に続き演じます。その他伊東沙保らオリジナルキャストも引き続き出演しながら、一部配役には作品に新たな息吹を送り込む新キャストとして、確かな実力を備える谷山知宏(花組芝居)、永島敬三(柿喰う客)、永井茉梨奈が参戦。そして俊徳丸役には、声優としても活躍する期待の若手俳優・土屋神葉を抜擢。糸井に「ポテンシャルの塊」と言わしめたその才能が、新たな俊徳丸像を作ります。また、劇世界を俳優と共に構築する強力なクリエイティブスタッフ陣も初演時から変わらず参加。舞台芸術界に多大な功績を残し昨年惜しくもこの世を去った舞台美術家・島次郎の最後のデザインである、抽象から具体まで変化自在にシーンを構成する舞台美術も必見です。

初演時劇評

  • まるで「通し狂言」を見たかのように登場人物一人一人の個性が浮き彫りになった。(中略)歌舞伎や文楽で「庵室」だけ上演しても2時間近くかかる中、俊徳丸や玉手の幼少期からを回想として取り入れ、直感的に心情を伝えられる歌や踊りとともに、2時間15分にまとめ上げた。

    (京都新聞 三好吉彦評・2019年2月15日夕刊)

  • 現代の街の雑踏場面から始まり、歌で物語世界へと誘う。現代の若者と古典の人物たちの哀歓が重なる。舞台には柱が11本立てられ、配置を変えることで街の風景にも墓碑にも見える。

    (九鬼葉子評・「テアトロ」2019年4月号)

  • 義理の息子を不治の病へと陥れる玉手御前には愛欲と清浄を、俊徳丸には死と再生を、ともに同時に演じることが求められる。聖と俗が相互に転換するとともに両者は一体のものである。そのような難しい主題を、糸井幸之介はミュージカルとして、木ノ下裕一は舞台を構築しては解体するプロセスの劇として構想する。純粋な感情が歌に乗せて語られ、古代的なコロスと現代的な群像劇が一つに融け合った新たな舞台が、ここに可能になった。

    (安藤礼二評・ANGLE 6号 2019 年7月1日発行)

『糸井版 摂州合邦辻』(2019年)初演より (c) 東 直子

木ノ下歌舞伎

『勧進帳』[2016](演出:杉原邦生 撮影:井上嘉和)

木ノ下歌舞伎

歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を拠点に2006年より活動を展開している。
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート、代表作に『娘道成寺』『黒塚』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』『東海道四谷怪談—通し上演—』『隅田川』『糸井版 摂州合邦辻』など。講座やコラム掲載など、演劇公演以外の活動にも力を入れている。
http://kinoshita-kabuki.org/

ロームシアター京都 レパートリーの創造について

ロームシアター京都
レパートリーの創造について

ロームシアター京都が2017年度から取り組んでいるプログラムで、公立劇場が主体的に作品製作に取り組み、劇場のレパートリー演目として時代を超えて末永く上演されることを念頭にプロデュースします。また、作品創造のプロセスを通じて、俳優、ドラマトゥルク、制作者等の専門家人材の育成や観客育成のための関連プログラムを企画し、レパートリーの創造から各地域における劇場文化をつくることを目指します。

公演概要

東京公演:2020年10月22日(木) ― 26日(月)
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
京都公演:2020年11月2日(月) ― 3日(火・祝) ロームシアター京都
企画制作:ロームシアター京都、木ノ下歌舞伎/一般社団法人樹来舎
製作:ロームシアター京都
共同製作:穂の国とよはし芸術劇場PLAT、KAAT神奈川芸術劇場
[東京公演]
主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)/豊島区/東京芸術祭実行委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
[京都公演]
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
  • あうるすぽっと
  • 国際アート・カルチャー都市としま
  • 東京芸術祭2020
  • Tokyo Festival

スケジュール/チケット

【東京公演】
2020年10月22日(木) - 10月26日(月)

上演時間:約2時間50分(予定/途中休憩含む)
10月22日(木) 18:30
10月23日(金) 18:30
10月24日(土) 12:00 / 18:00
10月25日(日) 12:00 ◎観劇サポート対象公演
10月26日(月) 13:00
あうるすぽっとご来場のお客様へ(新型コロナウイルス感染防止対策について

会場

あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

チケット料金(全席指定・税込)

一般 4,500円
U24(24歳以下) 2,250円 ※1
豊島区民割引 4,000円 ※2
障害者割引 3,500円 ※3
※未就学児のご入場はご遠慮ください
※車イスでご来場・補助犬をお連れのお客様は事前にとしまチケットセンターまでお問合せ・ご予約ください
※1 入場時に学生証・年齢確認証要提示
※2 豊島区民割引(在住・在勤・在学)は前売のみ取扱/1会員につき4枚まで(5枚以上は一般料金)/証明書要提示
※3 障害者割引は介助者1名まで同額/障害者手帳要提示

チケット発売

豊島区民先着先行 9月19日(土)
一般 9月20日(日)

チケット取扱い

WEB:としまチケットセンター(24時間受付/発売初日は10時〜)
電話:0750-056-777
窓口:としま区民センター1階 豊島区東池袋1-20-10
[電話10:00~17:00 窓口10:00〜19:00/10/6(火)休業・臨時休業あり]
詳細はこちらから

観劇サポート

10/25(日)12時の回におきまして、下記の観劇サポートをご用意しております。

■みえない・みえづらいお客様へ
(1) 鑑賞を補助する音声ガイドをご利用いただけます。
(2) ご希望の方には東京メトロ有楽町線「東池袋駅」からの送迎がご利用いただけます。

■きこえない・きこえづらいお客様へ
(1) 鑑賞を補助する字幕タブレットをご利用いただけます。
(2) 赤外線携帯機器による磁器ループ・骨伝導ヘッドホンをご利用いただけます。
(3) 当日の受付窓口に手話通訳者がいます。
【お申込み】
座席位置・提供数に限りがございますので、support@owlspot.jpまでご予約・お問い合わせください。

お問合せ

あうるすぽっと 03-5391-0751
公演詳細はこちら

【京都公演】
2020年11月2日(月) - 11月3日(火・祝)

上演時間:約2時間50分(予定/途中休憩含む)
11月2日(月) 19:00
11月3日(火・祝) 14:00
ロームシアター京都 主催事業公演実施時のご来場に際して(新型コロナウイルス感染予防の対策について

会場

ロームシアター京都 サウスホール

チケット料金(全席指定・税込)

一般 3,500円
ユース(25歳以下) 2,000円
高校生以下 1,000円
※未就学児童入場不可
※ユース、高校生以下チケットご購入者は、公演当日に受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。
※ご購入後、感染症に関連する事由により、ご来場が困難になられたお客様におきましては、チケット代金の払い戻し対応をいたします。
※演出の都合上、開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。

観劇サポート

ロームシアター京都では、お客様の観劇に際して、以下のご用意をしております。ぜひ、ご活用ください。

■みえない・みえづらいお客様へ…11/3 (火・祝)14 時の回
①鑑賞を補助する音声ガイドをご利用いただけます。
②ご希望の方には地下鉄東西線「東山駅」からの送迎がご利用いただけます。

■きこえない・きこえづらいお客様へ…11/3 日(火・祝)14 時の回
①ポータブル字幕機がご利用いただけます。
②磁気コイル付補聴器・人工内耳を装用の方に、舞台音声を伝える機器をご用意しています。(補聴器をお持ちでない方には専用受信機の貸出あり)

■車椅子でご来場のお客様…両回ともに車椅子席をご用意しております。
【お申込み】
座席位置・提供数に限りがございますので、下記までご予約・お問合せください。
e-mail. oubo@rohmtheatrekyoto.jp
ロームシアター京都チケットカウンター Tel.075-746-3201 (10:00-19:00)

託児サービス

11/3日(火・祝)は託児サービスをご利用いただけます。
申込詳細はこちら

チケット発売

会員先行(フレンズ・club・京響友の会)9月13日(日)10:00~
一般  9月20日(日)10:00~

チケット取扱

電話・インターネット

  • ロームシアター京都オンラインチケット 24時間購入可※要事前登録(無料)
  • ロームシアター京都チケットカウンター Tel. 075-746-3201 (窓口・電話とも10:00-19:00、年中無休 ※但し臨時休館日あり ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため短縮営業する場合あり。)
  • 京都コンサートホールチケットカウンター Tel. 075-711-3231 (窓口・電話とも10:00-17:00、第1・3月曜休 ※祝日の場合は翌日)
  • チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 《Pコード: 502-973》
  • イープラス(スマートフォン/PC/Famiポート)