2017年度から取り組んでいる「地域の課題を考えるプラットフォーム」では、地域と劇場の双方向的なコミュニケーションを目指し、さまざまな取り組みを行ってきました。今年度は、地域社会の中で誰もが関わる「仕事」と「働くこと」を取り上げ、劇場でのトークやディスカッションを通して、普段の生活では気づかない視点や切り口を探ります。
第1回トークセッション「働くことと、働くこと以外について」
日 程:2021年12月17日(金)19:00~21:00(終了予定)
会 場:ロームシアター京都 パークプラザ 3階共通ロビー
当日の内容:
・登壇者による発表
仕事の時間と仕事以外の時間を考える/小原美紀(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
働き方と生き方のいろいろな形/田村篤史(株式会社ツナグム 代表取締役・聴き手/京都移住計画 代表)
・ディスカッション
対 象:ご興味のある方はどなたでも
参加料:無料/事前申込優先(当日お席がある場合は申込無しでもご参加いただけます)
申込方法:WEBフォーム(こちら)からお申し込みください。
主 催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
プロフィール
小原美紀 Miki Kohara
大阪大学大学院国際公共政策研究科教授
人はなぜ働くのか。なぜ働かないのか。働いていない間は何をしているのか。これらの問いに答えるために、私は、統計分析を基にした研究を行っています。とくに、働いていない時間にも何かを作り出している、という点に興味を持っています。その時間に作り出されたモノで生活の豊かさが変わるように思うからです。時間決定はとても個人的なことですが、個人だけでなく家族や近くの人の行動、そして社会政策も影響する可能性があります。どのような時に、誰のどんな行動が、どのように変わるのかを見るのが私の研究です。時間決定の様子を知ることで、長期的に望ましくない行動や、変えたくても変えられない行動の存在に気付きます。社会全体が物質的にも精神的にも豊かになるような政策の必要性を議論できます。
田村篤史 Atsushi Tamura
株式会社ツナグム 代表取締役(聴き手)/京都移住計画 代表
1984年 京都生まれ。3.11を契機に東京からUターン。京都移住計画を立ち上げる。2015年「人と人、人と場のつながりを紡ぐ」を掲げ、ツナグムを創業。中小企業の採用支援、シェアオフィス・コワーキングスペースなどの拠点運営、地方への関係人口づくりを通じて、働き方や暮らし方の選択肢を広げる。2020年、京都信用金庫との共創空間QUESTIONの運営に参画。新会社Q’sを設立し「京都のまちにもう一つの台所を」をコンセプトにしたコミュニティキッチン事業等を開始。
お問い合わせ
ロームシアター京都
TEL.075-771-6051